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【スギ・ヒノキ花粉症に方は必見!】抗アレルギー薬医薬品の品薄状況をどう乗り切るか?

花粉症の症状へ用いる一般的な抗アレルギー薬の流通状況を私の見聞きした事実と体感で語ります。2024年2月23日現在。

具体的なデータが欲しい方はこの記事を読まないで下さい。

オノン(プランルカスト)とシングレア・キプレス(モンテルカスト)

スギ・ヒノキ花粉症の治療薬のうち、深刻な医薬品供給不足なのはオノンカプセル(プランルカスト錠などのジェネリック医薬品あり)です。この代替薬としてのシングレアやキプレス(モンテルカスト錠などのジェネリック医薬品)も、私を含めて薬局に在庫する為買い占めが行われて現在は品薄です。

ポララミン、アレグラ(フェキソフェナジン)とアレロック(オロパタジン)

次にポララミン錠(d-クロルフェニラミンマレイン酸塩錠)、アレグラ錠(ジェネリックではフェキソフェナジン錠)、アレロック錠(オロパタジン錠)と続きます。
ジェネリック医薬品が無いビラノア錠やテザレックス錠、ルパフィンは今のところ通常通りの安定供給です。

またリザベンカプセル(トラニラストカプセル)が供給不足です。

花粉症治療薬の外用薬

内服薬に続いて点鼻薬などを語ります。
アラミスト点鼻液(フルチカゾンフランカルボン酸エステル点鼻液)が供給不安定です。点眼薬ならリザベン点眼液(トラニラスト点眼液)が該当します。

子どもの花粉症

さらにお子さん向けの花粉症治療薬も語りましょう。
オノンドライシロップ10%、ムコダインDS50%とムコダインシロップ5%(カルボシステイン)、ポララミンドライシロップ0.2%がジェネリック医薬品も含めて供給不安定です。
そして、小児用フルナーゼ点鼻薬(小児用フルチカゾンプロピオン酸エステル点鼻液)が微妙な状況です。

小青竜湯などの漢方薬は以前の記事にて触れましたので省略します。

上記の医薬品は市販薬への代替で解決します。

セレスタミン配合錠と配合シロップ

もっともっと深刻な花粉症治療薬は、セレスタミン配合錠とセレスタミン配合シロップです。花粉症症状が酷い時に頓服で服用する方は少なくないはずです。
市販薬ではステロイド内服薬はありません。点鼻薬や軟膏・クリーム剤ならステロイド配合してますけども。

セレスタミン配合錠の成分は日局ベタメタゾン0.25mg、日局 d-クロルフェニラミンマレイン酸塩2mgです。

私の勤務先薬局ではセレスタミン配合錠のジェネリックを確保しており、いざとなったらd-クロルフェニラミンマレイン酸塩錠2mgを1錠とリンデロン錠0.5mg(ベタメタゾン錠)を半分に割って、患者へ提供します。
なお、セレスタミン配合シロップのジェネリック医薬品はありません。

花粉症症状で咳や皮膚の痒みがある方は市販薬で解決します、と追記します。

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