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これを言ったらセクハラ? こういう人はパワハラ!?

ある企業の社員の方々と居酒屋でワイワイやっていた時の話です
30代の女性がこんな話をしてくれました
 
「職場の宴会で、男性の上司が若い女性社員に「何歳までお父さんと一緒にお風呂に入っていた?」と尋ねていたんですよ」
 
その場は和やかな雰囲気で 特に違和感もなかったそうです
話をしてくれた30代の女性も「ありがちな会話だな」くらいに思っていた

ところが 翌日の朝礼で… その若い女性社員が
「あれはセクハラでは?」と問題提起したらしいのです
 
パワハラに比べれば セクハラの境界線は比較的分かりやすい
それでも「〇〇ちゃん」や「女の子」のような呼び方がセーフかどうかなど
境界があいまいな部分もまだ残っています
 
だから私は 「これは微妙」と思われる言葉は禁句にしています
特に講演や会議など公式の場では

そんな私でも「お風呂は何歳まで?」のくだりを聞いて
正直こう思いました
 
「えーっ、それもダメなのかあ(-_-)」
 
また禁句が一つ増えた そんなちょっと残念な気分

もちろん 女性の前であからさまな猥談は論外
でも 適度な色気は持ち続けたい!
ギリギリ許される所を突けるセンスを磨きたい!!
 
そんな 往生際の悪い私なのでした(^^;)


境界線という意味で もっと難しいのがパワハラでしょう

ハラスメントの判断基準は「相手がどう感じるか」だと言われます
つまり 相手のためを思って発した言葉が
実は「いじめ」になることもある
 
例えば 上司が部下に対して「死ぬ気で頑張れ!」と言ったとします

それを激励と受け止める部下もいるでしょうが
パワハラと取る部下もいる

要は 上司と部下の関係性次第だと言うのです
 
突き詰めれば パワハラは上司の「勘違い」から生じる
だから「部下は好意的に受け取ってくれるだろう」
などの幻想は抱かない方がいい
 
しかし それが行き過ぎると
上司と部下の関りは徐々に薄くなってしまいます

ましてや業務上の指導や管理が損なわれることになれば
これは由々しき事態です

例えば こんな話がありました
 
ある部下が終業前に「明日、有給休暇を使って休みたい」
と上司に申し出ました
上司の立場としては 「ん?どうしたんだ?」となりますよね
 
その企業では 有給休暇の使い道はプライバシーだから
上司が部下に対して詮索するのはNGとしているらしいのですが
上記の例もそれにあたるのでしょうか?
 
本来 有給休暇とは
業務に支障をきたさないように計画的に取得するもの

つまり 極力周囲に迷惑が掛からないよう段取りをしておく
お互い様ですからね
緊急突発での取得は 病気や怪我などの時だけにするべきでしょう
 
病気や怪我であれば 上司として部下の身を案じるのは当然の事
それはマネジメントの範囲です 上記の例もその類だと考えられます
もちろん 職場風土の問題であって 法律云々の話ではありませんが…
 
パワハラの境界線は非常に難しい
まあ グレー発言は控えるのが無難でしょう

だから尚更 職場の秩序を保つためにも
「これはマネジメントの範疇」と言える事案を明確にすることが重要
 
パワハラ問題の本質は そこにありそうです


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