2020年オタク的楽曲10選

ご無沙汰しております。結局一年ぶりの記事作成となったウォーリー(@worry787)でございます。今年もオタク各位が楽曲について年間振り返り、いわゆる楽曲10選をやる時期でご多分に洩れずやってるのですが難しい。昨年はキモオタがそのまま喋った勢いで書いたけど見返す度に苦笑。というか今年もそうです。
今年は時勢がどうこうってのは置いといて、ですがやはり置いておけなかったのはイベントが...ってことですよね(参加数で言えば昨年大小合わせて70→今年は16)、その反動、ではないですが夏以降は基本的にお出かけオタクでした。本来は鉄道オタク飛行機オタク移動オタクでもありますので。そんな中で、でもないですがサブスクをダラダラ聴いたりしてたら少なくともこれまでよりはいろいろと聴くようにはなったかなと勝手に思っていたり。オタクソングに限らずちょろちょろ聴くようになってるし、サブスクの恩恵を非常に多く受けているところですね。

ちなみに昨年と同じですが、元来ただの声豚というのもあって「#声優アーティスト楽曲大賞2020」についても喜び勇んで選定しておりました。以下の通りご査収ください。こちらの個別の記事とかは筆者のやる気のなさによりありませんすみません。レコメンドしたい曲はそりゃ全部ですが....

さてこの辺にして本題へ。



楽曲10選

 10選の選出基準はもはや個人レギュでしかないですが、以下の通りとしておきました。12月に出てくる曲の取り扱いって難しいですよね、実際いろいろすごい曲出てきてるよなと思ってるところですが。ただ、一定の時間かけて回数聴けてないとなんとも言い難いところもあると思ったので、以下の通り11月までの曲から考えてみました。

・2020年にリリースされた曲(実態としては11月まで、12月は来年の対象に)
・1アーティスト/1コンテンツからは1曲

 結果としては以下の通りです。

1.天秤-Libra-/西川貴教,ASCA
2.I got it!/Mia REGINA
3.Outer Circulation/Void_Chords feat.Ryohei&Foggy-D
4.Rainy lain/ミュウ(CV:高橋李依)
5.Stand up! Blaze up!/アイマリン(CV:内田彩)
6.ゾンビランドDEMPA!!/でんぱ組.inc VS フランシュシュ
7.ドント・ストップ・ザ・ダンス with DEZOLVE/フィロソフィーのダンス with DEZOLVE
8.アンチテーゼ/夏川椎菜
9.ロマンロン/楠木ともり
10.Akasaka5/早見沙織

 並び順に特に意味はありません。ちなみに結局先述の「#声優アーティスト楽曲大賞2020」にも上げた3曲も、諸々検討した結果ここに入り込んでくることになりました。良い曲だからね。つまり先述の10曲のうち3曲だけは記事になったということでもあります。

では本題へ。

1.天秤-Libra-/西川貴教+ASCA

作詞:RUCCA 作曲・編曲:菊田大介 (Elements Garden)
Single「天秤-Libra-」 収録(M1)

TVアニメ『白猫プロジェクト ZERO CHRONICLE』OPテーマ。なんと言っても圧というかパワーがすごい。スケールがデカすぎる曲だ。この二人でコラボ、タッグ組むって何だよ。年齢で語るのは正しくないけど、方や50歳と方や24歳、倍以上の違いじゃないですか!
西川アニキのコラボといえばもう7年前にもなるのですが水樹奈々さんとのコラボ2曲ですよね、あれは水樹奈々だからこそ並び得たのではないかって思ってたけど、ASCAさん、20代前半にして西川アニキに全く劣らず、並び立ってむしろ食いかからんとする圧倒的パワーを見せつけてくれています。良い意味で泣く子も黙るみたいな。この勢い、末恐ろしい。天才的コラボすぎて、「企画賞」をあげたいでしょ。

ところでASCAさんは西川アニキに「弟子入りしてるつもりです」とずっとアピールしていたら最近は西川アニキからもASCAさんのことを「オレの弟子、ASCAです」と紹介してもらえるようになっているというお話(NHKのアニソンプレミアムで語られていた)で、このコラボもですけど、そういう関係性があるのもまたいいですね。西川アニキは本当に言うまでもないのですが、ASCAさんの今後のさらなる飛躍に期待大です。

2.I got it!/Mia REGINA

作詞:ささかまリス子 作曲・編曲:神田ジョン
8th Single「I got it!」 収録(M1)

TVアニメ「天晴爛漫!」OPテーマです。Mia REGINA自体はもう4年ほど活動されており、というかメンバーの3人は3人ともディアステージ所属のパフォーマーで、オタクもよく知っているとおりSTAR☆ANISのメンバーとしても活動されていますよね。で、この曲なんですけど、イントロから一瞬でぐいっと掴まれるやつですね。サックスに弱いのは認めるところ。ラスサビ前間奏のキーボード、心地よすぎるぞ???そしてまあなにより力強いアメリカンロック、アニメの世界観にもばっちり合致しているんですよね(アニメ自体は偶然3,4話眺めただけでしたという話は別)。
ささかまリス子さん、何曲も作詞をされてるわけですが、「peakyな我儘pessimisticを飼い慣らしたら」とかちょっと斜め上表現って感じですごい。
Mia REGINAの曲自体、もちろんこれまでもちらほらとは聴いていて歌唱力とんでもない方々なのはわかってたつもりだったけど、今回特に改めてぶん殴られた感じもあるし、とかくめちゃくちゃかっこいい、MVのこのバンド込みでめちゃくちゃ聴きたいですよね?!っていうお話。今後も注目していきたいですよねえ。

3.Outer Circulation
/Void_Chords feat.Ryohei&Foggy-D

作詞:Konnie Aoki 作曲・編曲:高橋 諒
Single「my ID」 収録(M2)

作編曲家、音楽プロデューサー、ベーシスト・・・の高橋諒さんのソロ名義「Void_Chords」で初めて男性ボーカルを迎えて制作されたシングル「my ID」(TVアニメ『ULTRAMAN』OPテーマ)のカップリングです。男性ボーカルというのはお二人、Unlimited toneのRyoheiさんとONE Ⅲ NOTESのFoggy-Dさんです。前者、Ryoheiさんという方は2014年からUnlimited toneのボーカル&ギターとして活動されているようで、寡聞にして知らずで申し訳なかったのですが、後者、Foggy-Dさんといえば2017年のTVアニメ「ACCA13区監察課」のために高橋諒さんが仕掛けたユニット「ONE Ⅲ NOTES」で、Foggy-Dさんはそこでいう「謎多きMC/ラッパー」として出ていらっしゃったところから知ることになったやつですね。2018年秋のORESAMAのライブでゲスト出演されたのを拝見したことはあります。
というかVoid_Chordsというと「プリンセス・プリンシパル」の曲も好きですしね。劇場版だと「LIES & TIES」の話になるかな。
さてこの曲ですけど、目の覚めるようなかっこよさでおかしい。サックスが大暴れしてて吹っ飛ばされる感じ(伝われ)。サックスに弱いのは認めるところ(2度目)。グルーヴ感しかないぞ。高速ラップ、良すぎるのでは。
歌詞に関しては・・・高速の完全英詞だから中身わかってないですよ、と正直に言っておきますが・・・Konnie Aokiさんすみませんでした。まあ勘弁してください。かっこいい音と声に酔いしれてる結果、みたいなところですよ。生で聴けたら良い意味で卒倒しそうな曲ってやつです。

4.Rainy lain/ミュウ(CV:高橋李依)

作詞・作曲:じん 編曲:zukio(LAP)
Album「Song of LISTENERS: side Goodbye」 収録(M4)

TVアニメ「LISTENERS リスナーズ」の第5話EDテーマです。このアニメ、「じん×佐藤大が贈る、新たな《音楽×アニメ》プロジェクト。」と銘打ってて、楽曲プロデュースについては「カゲロウプロジェクト」などで知られるマルチクリエイターのじん(自然の敵P)さんが担当しており、2話以降各話のEDについては高橋李依さんがミュウ役として11曲も歌っているというすごく重厚な布陣なわけですが、その中で特に気に入ったものがこちら。
これなんかも実はアニメをリアルタイムでは観てなかったけどそれこそSpotifyでダラダラ聴いてまわってたら新規リリース特集とかで出くわしてなんだコレ!となったというところが起点だったり。じんさんってお名前は昔から存じておりますけども、ここまで個人的にガチ刺さりする曲を投げ込まれたことはなかったので改めてものすごい方ですよね、と思い直した。
歌詞ですけど、サビのブロックごとの「wow」が印象的すぎるのと、「にべもなく」のところでぐいっと引き寄せられる。「にべもなく」ってワード自体が好きな日本語だけど歌に乗せるとこんなに味が出るのね。
総論としてはこのアニメ、上述の宣伝文句に違わずマジで音楽への力入れ方すごいわけですよね。EDの11曲とも完成度高すぎて、毛色違いまくる曲をキャラソンとして難なく歌い上げる高橋李依さんの技量にも脱帽しました。別の話だけどイヤホンズもすごいしそういうところでしょうかね。


5.Stand up! Blaze up!/アイマリン(CV:内田彩)

作詞・作曲:ヒゲドライバー  編曲:篠崎あやと

アイマリンプロジェクトも長く、もう6年目になるのですが、今年の頭に新章第1弾として、その新章の世界をはっきり表した強烈な曲が投下されてきました。アイマリン担当は引き続き内田彩さん。2.5次元とかそういうワードもありますが、アイマリンプロジェクトの新章は「2.8次元アイドル」というコンセプトがあるようです。現実にだいぶ寄っているな?
アイマリンプロジェクトといえばやっぱり「Dive to Blue」が好き過ぎるわけですが、こういうサイバーな感じで攻めた雰囲気の曲もいいですよねえ。筆者、パチンコはやりませんけど、これは大好きですね・・・
ストーリーをなぞって「戦っていくぜ」感がありありと伝わるこの曲、これからの展開がどうやっても気になってしまう作りで素晴らしい。
「Wah oh oh oh oh oh oh oh oh」を一緒に叫びたい。まさにこれが「反撃の声上げろ」ってやつでしょうかね。
そういえばヒゲドライバー氏がアイマリンプロジェクトに曲出すのは初めてなんですね。ヒゲドライバー&篠崎あやとって要はヒゲドライVANで一緒に作ってんな!っていうお話か。
この記事をいろいろ書き直してるうちに新章第2弾の曲「The Boon!」もMV公開されてましたし、こちらもぜひ聴いていただきたいですね。

6.ゾンビランドDEMPA!!
/でんぱ組.inc VS フランシュシュ

作詞:NOBE 作曲・編曲:三好啓太

文字通り、まさにそのまんまではあるんですが、でんぱ組.incとフランシュシュがコラボ楽曲を繰り出してきた!というデカいお話。
「VS」って表記とかタイトルロゴとか集合イラストとかまあ要するに戦隊モノとかそういうやつで、すでに熱量がすごい、というか戦隊モノ的なスメルは完全に私が狙われているような作りである。企画的には2つのユニットの「バトル」でもあるんで、戦隊モノの共闘作品にあるような「VS」がつくんだなあとか勝手に理解した。
曲を聴くとこれまた熱量が限界越えてませんか。ちらっと見かけたオタクの感想にあった「でんぱ組とフランシュシュを足して2で割らなかった」が完全にその通りで、2つのユニットのパワーが全部出てきてる。
2番の変化球ぶりが掛け合いも含めてめちゃくちゃ面白い。全体通して、でんぱ組.incとしての要素、フランシュシュとしての要素、綺麗に満遍なく取り込まれていて。歌詞全般についてもそのとおりで、うまいことそれぞれを紹介しつつ、「愛し合ってんじゃん」ところまで行ってる。「VS」とは一体!(というのはお約束展開か)。その後の間奏ギター、天才だろ!?って変な声出た。沁みる台詞も入ってくるし、転調も含めて、規格外。2組のメンバーが大暴れしてるかと思えば一番大暴れしてたのは三好啓太さんあなたの曲作りでしょうこれ!

7.ドント・ストップ・ザ・ダンス with DEZOLVE
/フィロソフィーのダンス with DEZOLVE

作詞:前山田健一 作曲: mrmr 編曲:友田ジュン
Major Debut Single「ドント・ストップ・ザ・ダンス」収録(M4)

楽曲的に飛び抜けたアイドルグループとして知られている「フィロソフィーのダンス」(以下フィロのス)ですが、デビューから5年、今年の9月にメジャーデビューされています。そのメジャーデビューシングル表題曲「ドント・ストップ・ザ・ダンス」を、気鋭のフュージョンバンド「DEZOLVE」とコラボしたバージョンです。
ジャズやファンクやR&Bなどなど、アイドルがそれらを本線に据えるってのは一見異色だと思う面もありそうですが、曲に負けないメンバーのパフォーマンスの凄まじさもまた著名なフィロのス。音楽ファンの間では以前から話題沸騰だったようですが、筆者は見聞が狭すぎるのもあって昨年くらいから触れ始めたところがありました。
さてこの曲、DEZOLVEとのコラボで圧倒的にフュージョンそのもの!でありながらもそれに負けない4人の歌唱力、表現力。フュージョンとしての圧とフィロのスの4人の圧が両方余すとこなくぶつけられていてすごい!!特に、関ジャムでも取り上げられてましたが、「ゴリゴリのゴリ」こと日向ハルさん、「規格外の本格派ソウルシンガー」のパワーですよね。聴けば納得、何でも歌いこなせますよねこれほんとね...
ちなみにメジャーデビュー前にこれまでのフィロのスの楽曲を一手に担ってきたヤマモトショウさんと宮野弦士さんが円満にですがプロジェクトから離れ、路線とか諸々ガラッと変わってしまうのでは、という不安もあったようですが、蓋を開けるとどこにもそんな事がなくて、むしろこれこそフィロのスです、みたいなところがガッツリ示されてるものが出てきたっていう話。
「This is my philosophy」、完全にこのワードに集約されてるというか。そしてみんな大好きヒャダイン先生、メタ的な要素を歌詞に織り込むのが本当に得意なようで、ニヤッとしてしまいますよ。自分らしく強く生きる、っていうメッセージ性の強さ、すごい好きですね。「弱点よ 武器になれ」ってシンプルながらこんなに強いワードないよ。本年の大アンセムの一つだと間違いなく言えますね。

8.アンチテーゼ/夏川椎菜

作詞・作曲・編曲:すりぃ
5th Single 「アンチテーゼ」収録(M1)

夏川椎菜さんの5th Single表題曲ですね。声豚界隈のオタクみんなこれ好きすぎてみんなこれに言及するしわざわざ改めて選ぶ必要あったのか、と逆張りしたくなるレベルですが、本当にとんでもない曲ですし、書かないわけにもいかないじゃないですか...
夏川椎菜さん、これまでのステテクレバーとかを代表格として斜に構えた感じというかまあ陰な部分も含めて結構出してきててそういうところでより一層オタク好みする要素あるわけですけど、この曲もまた尖りに尖っていると思いますね、というか怒りの熱量が高い。まあさすがにこれは本人作詞ってことではないのですが、ご本人がファンでもあるボカロPのすりぃさんが上手いことその辺の要素を拾い上げて作られてますよね。で、すりぃさん作曲のボカロ曲、ジャンキーナイトタウンオーケストラの冒頭とこの曲の冒頭、聴けばわかるんですけどおよそセルフオマージュですよねっていうのが楽しいところ。ジャンキーナイトタウンオーケストラは夏川椎菜さんもカバーしてたりするわけですし、417Pの活動が活発すぎる!。このカバーの動画の後半でいきなりアンチテーゼが発表されて横転したという話もある。
ところで全体的にボカロ的な楽曲に夏川椎菜さんの歌声、すごく合ってると思いませんか?
夏川椎菜さんがいろいろと声優楽曲の部門では持っていってる感じですが、直近で先行配信始まってる年明けの新曲も早速オタクが大騒ぎになっており、引き続きトップランナーとしてものすごい曲を生み出し続けてくれるでしょう。目が離せない。

9.ロマンロン/楠木ともり

作詞・作曲:楠木ともり 編曲:重永亮介
1st Single 「ハミダシモノ」収録(M3)

この曲を上げたことについては言い訳がましいのですがちょっと説明を。楠木ともりさんは今年のメジャーデビュー以前にも数曲持っていて、このロマンロンについては2019年7月には本人のイベントで販売されていたCDに「別アレンジ」で収録されていたわけです(編曲:多田三洋)。ただ今回、アレンジごと変わったものが収録されたということで2020年の曲だ、として選んだものであります。もちろん詞が変わってることはないけどね。とここまで。

まだ21歳になったばかりの楠木ともりさん、声優としての活躍も目覚ましいですが、音楽的才能が幅広すぎますよね。このロマンロンもそうですが、作詞作曲した作品が何曲もあるわけですし、初出時期を考えればまだ10代で書かれてますし、ご本人のラジオでかなり音楽についても掘り下げて語っていらっしゃるようですが、深いバッググラウンドに裏打ちされた実力ががあるんだよなあと感心しています。
人によっては椎名林檎っぽいのでは、と言わせるような曲展開なのも良いんですが、「夢を追いかける人の気持ちを肯定したくて作った曲」、ということだそうで、ロマンロンって「浪漫論」、ってことですよね?というところですねこれ。アンニュイな雰囲気に聞こえるけど夢がある曲なんですよね。それとあと一つ、ここまで声質にぴったりハマった曲ってある!?って感じですよ。
シンガーソングライター的な才能を見せてくれる声優さんもたまにいますけど、楠木ともりさんもその枠に入っていけると思います。声優としての進歩もそうですが音楽活動でも頂点目指せるポテンシャルですし、遺憾なく発揮していってほしいですね。
この記事を書いてるうちに「アカトキ」(もちろん本人作詞作曲)のリリックビデオも公開されていたので、是非視聴されることをお勧めしておきます。

10.Akasaka5/早見沙織

作詞・作曲:早見沙織 編曲:清水哲平
3rd Mini Album 「garden」収録(M4)

毎回毎回早見沙織さんに癒やされていますというか、シンガーソングライター早見沙織さん恐ろしいというか、早見沙織さんの曲全部良いんですけど、あえてこれをチョイスしています。
この曲、当然早見沙織さん本人名義の曲なんですけど、キャラソンにもありそうな、より丸みを帯びた感じの声色で可愛さもすごく出てるなと。声優さんだからできる歌い方ってやっぱりあるよねと思った。歌詞にもあるけど「飄々と」歌う感じ、すごいなあと。丸みを帯びた、って意味合いでは音作りも丸い感じで作ってありますかねこれ。
ところでAkasaka5って歌詞の通り当然赤坂5丁目のことなわけですが、TBSラジオの番組にゲスト出演された際にこの曲を流して「まさにこの曲ってここのことですよね!」っていう話題になってて面白かった。尤も、「渋谷で5時」じゃないけど、赤坂で5時、というニュアンスも無いことないかも?
赤坂5丁目っていうのは、TBSや赤坂サカス以外にも収録スタジオとかあって、そこで仕事を終えて北の方(九郎九坂方向)にのんびりお散歩して行ってる、っていう風景ですかね。5時が明るい時期になったら歩き回ってみたいですね。
「う・ら・み・ち」「こ・の・さ・き」「お・や・す・み」みたいな刻み方が本当に心地良いです。あと、「煌々」「飄々」「滔々」っていう同じ音のワード、字面は硬い感じもあるけど早見沙織さんに歌わせるとなんでこんなに柔らかくなるんですかね??
寝る前にこの曲を聴いて「明日は明日にお任せおやすみ」したいものです。

おわりに(+余談)

以上、縦に長いだけの音楽的なことを語れていないシリーズもそろそろ終了です。そもそもここまで読んでいただけありがたいです。感謝します。上記10曲をまとめたプレイリスト(Spotify)も載せておくこととします。


最後に一つ余談にお付き合いください。
振り返ってみるとイベントのほぼなかった今年は「ライブ補正」みたいなメタ要素が大いに減った年だとも言えるのですが、秋以降、ライブに行けた数少ない機会の一つ、鬼頭明里さんですが曲がどれもこれも本当に全部良かったですし、女性声優の楽曲ではトップクラスですよね。あとライブに行ったという点では今年とてもハマった「ザ・リーサルウェポンズ」についても触れておく必要があります。こちらにハマったきっかけはまさに声豚だったことが要因で、1月に発売された上坂すみれさんの3rdアルバムである「NEO PROPAGANDA」収録の「快走!ラスプーチン」という曲からです。この作詞作編曲がアイキッドさんという方で、要はザ・リーサルウェポンズ(以下ポンズ)のボーカル以外を全て担当するクリエイターだったわけですが、曲自体にあまりに興味を惹かれたのでポンズの曲も聴いてみたところ、80'sテイストと多くのネタ要素で完全に心掴まれた、という話でした。ポンズの曲はなんと全部にMVが用意されているので、ぜひ観てほしいですね。絶対面白いです。面白いだけじゃないけどね。とりあえず「半額タイムセール」と「押すだけDJ」をよろしく!
この勢いなので、ポンズの話だけで別に記事書けるでしょと言われそうですが、(筆者のやる気は)ないです。ちなみにポンズの曲を聴いてから快走!ラスプーチンを聴くと、ボーカルが上坂すみれさんになっただけであとは1200000%ポンズだなあとよくわかります。

余談はここまでにして、ここ数年のサブスク一般化でだらだらいろいろと聴く環境が手軽に用意されてて、音楽に触れられる幅が広がるようになったなと思うし、ハードルが下がるっていうのはほんとありがたい話だなあと切に感じているところです。だらだらサブスク聴取、今後もやっていきたいですね。多くの資源に簡単にアクセスできるっていう環境は死ぬほど活用しなくちゃ損だなととても思うところです。
来年またライブに行くことが増えたら結局はライブ補正どうこうも含めてハマった曲を考える、みたいな話にはなりそうですが、それはそれで一つの方針だし、何にしても引き続き音を楽しんでいくそんな日々を過ごしていきたいですね。

改めて、長々とお付き合いいただきありがとうございます。
2021年も良い楽曲にたくさん出会えますように。というか積極的に出会って行かなくちゃ、というところですね。

また、好きな曲やその関連する事柄について語るのはやっぱり面白いので、書いてみてこそわかったことでしたが、みなさんもさらに記事を書かれると良いのではないでしょうか。長々読みにくい文章が、って話はまた別です。ただ、結局のところ来年の10選時期まで自分も何も書かない予感しかしないですね...

ともあれ、今後も楽しくやっていきましょう。
それではみなさん良いお年を。「良いオタク」を。

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