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復帰発表!Lucas Braathen(NOR)ルーカス・ブラーテン!

嬉しいニュースが飛び込んできましたー!

2023-2024シーズンの開幕直前に衝撃の引退発表があったノルウェーのLucas Braathen(NOR)ルーカス・ブラーテンがアルペンスキーワールドカップに帰ってきてくれることを発表しました!

今回はこのニュースについてご紹介していきたいと思います!

Lucas Braathen(NOR)ルーカス・ブラーテン

2000年生まれの23歳、Lucas Braathen(NOR)ルーカス・ブラーテンは、ノルウェー代表としてアルペンスキーワールドカップを戦ってきました。

アルペンスキーワールドカップのデビューは18歳で、2018-2019シーズンのデビュー戦でポイント獲得、同シーズンのジュニア世界選手権で表彰台に上がったりとジュニア時代から活躍していました。

アルペンスキーワールドカップ本格参戦となった2019-2020シーズンには、何度もトップ10に入る大躍進!シード内まで駆け上がっていきました。

自身のInstagramのこちらの投稿のとおり、レッドブルアスリートにもなりました!

ワールドカップの初表彰台は初優勝!2020-2021シーズンの開幕戦、Soelden(AUT)ゼルデンの大回転(ジャイアントスラローム・GS)でした。

回転(スラローム・SL)、大回転(ジャイアントスラローム・GS)を主戦場として若くしてトップシード入り。2022-2023シーズンは、ついに回転(スラローム・SL)で種目別年間タイトルを獲得しました。

Lucas Braathen(NOR)ルーカス・ブラーテンは、お父さんがノルウェー人、お母さんがブラジル人のハーフ。

これらの活躍が注目されたことで、お母さんの母国ブラジルでもアルペンスキーが放送されるようになったそうで、さまざまな方面に大きな影響を与えた唯一無二の選手となりました。

2022-2023シーズンの種目別タイトル獲得は、こちらの記事で紹介しているのでぜひチェックしてね!

Lucas Braathen(NOR)ルーカス・ブラーテンは、こちらの記事でも紹介しているのでぜひチェックしてね!

衝撃の引退発表

これからのアルペンスキー界で活躍は確実、世界中から期待されていた若手のLucas Braathen(NOR)ルーカス・ブラーテンは、2023-2024シーズンの直前に突然引退発表をしました。

あまりの衝撃に言葉を失ってしまったほどです。

引退の原因は、ノルウェースキー連盟との対立との報道でした。

Lucas Braathen(NOR)ルーカス・ブラーテンは、ノルウェーチーム公式パートナーのHelly Hansen(ヘリーハンセン)の競合である J lindeberg(ジェーリンドバーグ)のモデルに起用されました。

これが、ノルウェー連盟の許可を得なかったことで問題となり罰金の可能性がある旨を正式に通知されていました。

理由は他にもあったのかもしれませんが、この件がきっかけでノルウェースキー連盟と対立していたようです。

そして、2023-2024シーズン開幕直前の10月末に引退を発表しました。

引退発表については、こちらの記事でも紹介しているのでぜひチェックしてね!

衝撃の引退ニュースを受けて、同じくアルペンスキーワールドカップで戦っている選手たちにも衝撃を与えていました。

引退した元ドイツ代表のFelix Neureuther(GER)フェリックス・ノイロイターは、引退発表のInstagram投稿にコメントで「ルーカスと結婚する!ドイツでスタートできる!ぼくの奥さんなら大丈夫!(略)」とコメントしていて、たくさんのファンや関係者からそのコメントにいいねが付けられていました。

このコメントは、さまざまなメディアでも取り上げられてました。

また自身のInstagramでも、引退発表後の1月にこんな投稿をしてくれてました。

復帰の発表

復帰を待ち望んでいたのは、おばさんだけでないはず!

今シーズンは、引退はしたもののトレーニングをしているなど、さまざまな噂が飛び交っていましたがついに!発表!

2024年3月7日にLucas Braathen(NOR)ルーカス・ブラーテンが自身のInstagramでも発表してくれましたー!

2024-20254シーズンに、アルペンスキーワールドカップに帰ってくることになりました!!よかったーーー!

2024-2025シーズンは国籍を変更して、お母さんの母国であるブラジル代表としてアルペンスキーワールドカップに帰ってきてくれることを発表しました!

Lucas Braathen(NOR)ルーカス・ブラーテンのInstagramとスポンサーをしている各メーカーの共同投稿でそれぞれ発表してくれています。このブラジル色満載の投稿!サンバ!!って感じですね!!

アルペンスキーワールドカップはヨーロッパが発祥のスポーツですので、強豪国はほとんどがヨーロッパ。

そんな中で、雪国ではない常夏の国ブラジルの代表として、ウィンタースポーツであるアルペンスキーワールドカップを戦うというのは、多様性の観点からもポジティブに捉えられているようです。

また、ノルウェー時代のチームメイトで、幼い頃から共に戦ってきた親友のAtle Lie Mcgrath(NOR)アトレ・リー・マグラスも、自身のInstagramで、こんな投稿をしてくれていました。

ルーカス

君がスキーヤーとして、本来いるべき場所に戻ってきてくれて本当に嬉しいよ。引退後、涙を流しながら手紙を書いていたのに、今は笑顔でこれを書いている。

あなたがこのスポーツへの愛情を取り戻したのは素晴らしいことで、それは私や他の多くの人々に多くの興奮と喜びをもたらすだろう。悲しいのは、世界を飛び回り、毎日一緒にトレーニングするチームメイトではなくなってしまうことだ。

アタッキング・バイキングス・ファミリーはとても特別なもので、今年は本当に寂しかった。君がこのファミリーに戻ってこないと思うと胸が痛むが、半年前の別れはもっと辛かった。だから、私たちが持っていたチームの精神と価値観をまだ持っていてほしい。

そして、私たちがこれまでと同じように素晴らしい友人であり、ライバルであり続け、私たちだけにしか作れない思い出を一緒に作り続けられることを知っているし、そう願っている。愛してるよ、そして戻ってきてくれて嬉しいよ❤️

Atle Lie Mcgrath(NOR)アトレ・リー・マグラスの投稿より翻訳

今、シーズンはライバルでもあり、親友でもあるLucas Braathen(NOR)ルーカス・ブラーテンがいない中でのアルペンスキーワールドカップの戦い。

Atle Lie Mcgrath(NOR)アトレ・リー・マグラスにとってもとても辛いシーズンだったと思います。おばさんも勝手にいつも心配していました。

そんなさまざまな想いがこの投稿からも感じられますね。涙でてきます。

この投稿のコメントにもありますが、同じチームで一緒にトレーニングや転戦ができない事は悲しいですが、同じスロープに親友がいないことに比べたら、このニュースはとてもポジティブなものだったと思います。

これまでアルペンスキーワールドカップに出場していた選手で、ブラジル代表の選手は数名いますが、ポイント獲得できた選手はいませんでした。

これからブラジル代表として歴史を作っていくことになりますね!

一方、若くして種目別年間タイトルを獲得した、将来有望なアルペンスキー界の宝といってもいいような自国の選手が、引退や国籍変更と言う決断をすることになってしまったことをノルウェーのスキー連盟はどのように捉えているのでしょうか?

ノルウェースキー連盟と、選手たちの間では、これまでもいろいろな問題が報道されていました。

Henrik Kristoffersen(NOR)ヘンリック・クリストファーセンは、過去に自身のヘルメットにスポンサーであるレッドブルのロゴをつけるつけないで揉めて、シーズンの開幕戦を欠場したこともありました。

当時、こちらのskiracing.comの記事で報道されていました。

また今シーズンは残念ながら怪我でシーズンアウトをしてしまったAleksander Aamodt Kilde(NOR)アレキサンダー・オーモット・キルデがノルウェースキー連盟の改革なくして復帰はないと言うコメントを発表していました。

skiracing.comのこちらの記事で詳しく報道されていました。

過去の報道からすると特に選手たちの肖像権やスポンサーとの契約についての問題が多いようですね。

ただ、近年のノルウェーチームの活躍ぶりは目を見張るものがあって、各国からトレーニング方法などを参考にしたいと言われるほどの最強ぶり。

次から次へと強い若手選手たちが出てくる状況ですから、すごい強化システムがあるということなのでしょう。

ノルウェースキー連盟が、どんな組織で選手たちに対してどのような話をしているのか、詳しい事は分かりませんが、度々選手から連盟を批判するようなコメントが出ているので、今後の動向にも注目が集まります。

何はともあれ、ファンも多いLucas Braathen(NOR)ルーカス・ブラーテンがアルペンスキーワールドカップに戻ってきてくれる事は、アルペンスキー界にとっても、ファンにとってもとても嬉しいニュースです。

アルペンスキーワールドカップで、ブラジル人初の優勝や世界選手権でのメダル獲得など、ブラジルの歴史を塗り替えてくれるような活躍を期待したいと思います!

まだ2023-2024シーズンは終わっていませんが、今から来シーズンが楽しみで仕方ありません。

ブラジル国籍になったことで、これまでのような大きなチームではなく、おそらく個人チームで戦うことになると予想されますので、練習環境がどのように変化するのかも気になりますね。

Lucas Braathen(NOR)ルーカス・ブラーテンには多くのスポンサーもついていますから、おそらく資金面での苦労はそれほどないのかもしれません。

あと、おばさんが地味に注目しているのは、2024-2025シーズンのブラジル代表のウェアがどんなデザインになるのか!?

どこのメーカーが提供するのかもそうですし、ファッションに強いいこだわりを持っているルーカスなだけに、どんなデザインのウェアになるのか、今から楽しみです!


この他にもアルペンスキーワールドカップについての記事を投稿しています!マガジンにまとめているので、こちらもぜひ読んでみてね。


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