そんなに頑張らなくていいんじゃない?
これは、私が夫と付き合うときに言った言葉。
うちの夫と初めて出会った時、私の彼に対する印象はあまり良くなかったのです。笑
なんだか、すごーく肩肘張って、気張っている感じがして。
服装も、仕事帰りでワイシャツとスラックスだったこともあってか、”ギラギラなオーラ”が出てたんですよね。
後で聞いたら、実際その時は気合入れていたんだそうです・・・。笑
で、後日、付き合うタイミングで私が彼に言ったのが冒頭の言葉でしたが、衝撃的な言葉だったらしくよく覚えているらしい。
この言葉は、当時、私が私に言いたかった言葉でもあったんだと思います。
その頃の私は、長年務めていたキャリアコンサルタントの仕事を離れ、希望で部署異動をしたものの、挫折して元々の部署に出戻りしたばかりでした。
その時、部署異動をした理由はいろいろありました。
ただ、気持ちの一つとして大きかったのが、「もっとできることを増やさなきゃ」ということでした。
私は、キャリアコンサルタントの仕事を5年ほどやっていたので、ひととおり仕事ができるようになっていました。
しかも、若い人が多い部署だったので、私はほぼ最年長。
有難いことなのですが、誰からも何も言われない状態でもあったので、自分のキャリアに頭打ち感があったのでした。
でも、異動先の仕事や人間関係についていけなくて、半年でギブアップすることになってしまい・・・。
罪悪感やら情けなさやら、ひどい自己否定に苛まれていたのが、夫と出会った時期でした。
(自業自得すぎて、ほんとお恥ずかしいのですが・・・)
だから、私が私に言ってあげたかった。
「そんなに頑張らなくていいんだよ」
「あなたのままで、いいんだよ」と。
社会の中では、「頑張れ」って言われる場面がたくさんありますが、「頑張らなくていい」って言われることは、あまりないと思います。
「頑張る」ということ、それ自体の良し悪しは一概には言えません。
でも、時にそれが、今の自分を否定しているように聞こえてしまうことって結構多いと思うんですよね。
「今の自分じゃダメ。」
「だから、もっと頑張らなくちゃ。」
みたいな。
私は、その脅迫観念で走り続けてきたけど、苦しかった。
というか、自分を否定しながら生きいていくなんて、相当なドMじゃないとやってられないです。笑
だから、もう自分を否定することは、やめようと思ったんです。
頑張ることも時に必要だけど、それはあくまで「そのままの自分」を受け止めてあげた上で、でいいんじゃないかなと。
とはいえ、長年の思考癖は染み付いているもので、自然にそう思えるようになるまでに時間はかかりましたが。
でも、コツコツと捉え方を変えるように意識して、今ではとっても楽に生きられるようになりましたよ。
「頑張らなくていいんじゃない?」
この言葉は、自分にも夫にも、周りの人にも、言い続けていきたいと思います。
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