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不動産という作品を世に放つ。専業大家だからできる仕事。

本記事は、「働き方見聞メディアWORK SU」から一部内容を抜粋し、企業のリアルな姿を紹介しています。

新潟市を中心に新発田市、長岡市に14もの不動産を保有、管理している三友開発株式会社。不動産の管理業を専門で行っている「専業大家」です。借り手に寄り添い、借り手が求める<あたり前>を物件に反映している同社いわく、「私たちはものづくりの担い手」。そのため、手がける物件を「作品」と表現しています。この記事では、三友開発が取り組む不動産管理の仕事をご紹介します。お話を聞いたのは、代表取締役の江部洋人さんと専務取締役の富樫理恵さんです。

大家自ら物件を管理・保守。
入居者との信頼を築き、長期に渡りお付き合い。

三友開発はオフィスビル、テナントビル、賃貸マンションなど、保有するすべての物件を自社で管理・運営する「大家業」を事業としています。「大家業」に特化している三友開発は、自社を「専業大家」と表現します。一方、農家や会社員などを本業とし、副業的に大家業を営む場合の多くは、物件の管理・運営全般を管理会社に任せています。

三友開発は「専業大家」として物件の管理・運営のすべてを行うため、賃借人(借り手)を増やす策として物件そのもの、そして各室の製作、引き渡しから賃借人が退去するまでをサポートします。

不動産管理の仕事は、大きく分けて3つに区別されます。

  1. プロパティマネジメント(通称:PM)
    不動産の資産価値の維持・向上を目的に、物件の清掃・景観管理、設備の保守・点検、検針、修繕の工事管理などを行う。主に建物のハード面を管理。

  2. プロパティマネジメント(通称:PM)
    入居者・テナント募集、家賃滞納・未納者への督促、リノベーション工事の検討および外部業者との打ち合わせなど。ビルマネジメントより経営的な要素が加わる管理業務。

  3. アセットマネジメント(通称:AM)
    物件ごとの収益や特性に合わせた資本投資判断、大規模改修に伴う戦略立てなど。不動産資産の運用管理。

ビルマネジメント→プロパティマネジメント→アセットマネジメントの順に仕事が複雑になり、経験を要します。今回、三友開発では主にビルマネジメント、プロパティマネジメントの分野を担う人材を募集します。

業界未経験から、大家業のプロフェッショナルになるまでの道のり。

三友開発は代表取締役の江部さん、専務取締役の富樫さん、スタッフの大橋さん3名の組織です。驚くことに3名とも不動産管理未経験の状態からキャリアを積んでいます。

今回の募集は、業界経験不問。むしろ、業界未経験者は大歓迎だそう。

「不動産業界を知らない方こそ、歓迎です。私たちのやり方をスポンジのように吸収してくれる人材を期待しています」

そう言葉にする富樫さんは、2006年に事務職の一般事務として三友開発に入社。

「カウンターでお客さまを相手にするのが、不動産業の事務職だと思っていました。三友開発の<大家業>というものは、まったく想像できませんでした」

事務職から「大家業」のプロフェッショナルへ転身した富樫さんに、入社後のキャリアステップを聞きました。

「入社してから1年弱、主に物件の巡回を任されました。それから経理業務の一部を内製化するため経理の基礎を学び、同時期に外部業者さんとの打ち合わせや入居希望者さんが内覧をされる際のご案内にも携わるように。徐々に仕事の幅が広がっていきました」

富樫さんには、今でも心に残る仕事があるそう。それは入社した翌年、富樫さんがはじめて内覧のご案内をしたときのこと。

「飲食店をはじめたいという方が、その場でご入居を決めてくださいました。社長からは物件のメリットをしっかり伝えるように任されていたので、いいところばかり一生懸命話しました。そしたら『あなた、いいことしか言わないわね』と言われたのです。そこでハッとして、もし自分がここで飲食業をするのであれば、どこに利点があって、どこがいまひとつなのか、自分の感覚を言葉にしてお伝えしました。きっとそれがよかったのだと思います。緊張がほぐれて、とても嬉しかった。その方が飲食店をオープンするまでの間、しっかりと寄り添わせていただきました。」

この契約をきっかけに、富樫さんは「大家業」の担い手として次のステップに進んでいきます。そして入社から4年後、さらに転機が訪れます。

「それまで会長や社長に同行してもらい現場に行っていましたが、2010年からふたりがより忙しくなり、私ひとりで進めなくていけない仕事が増えていきました。不安と焦りでいっぱいでしたが、『やるしかない』と腹をくくったのは、その頃です。社長はどうやっていたかな、こういう場合どんな解決策があるかと考えたりしながら」

飛躍のきっかけとなったのは、「自分がやるしかない」という強い気持ち。でも富樫さんはどうしてその覚悟を持てたのでしょうか。



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