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ACALLの取り組みと心理的安全性

(この記事は2019年11月21日にACALLブログにて公開された記事です。)

アドベントカレンダー3日目を担当するプロダクトチームの青山です。

弊社では新しい働き方を実現するため日々開発を進めています。
去年には資金調達も行い、開発メンバーも増えてきました。
エンジニアが増えていくと情報共有、チームビルディングなどさまざな課題が出てきます。弊社でもドキュメントが不足していたり、開発のルールがまだまだ不十分であったりなど様々な課題があります。ルールやドキュメントの整備など全員で改善に取り組んでいる一方で、解決に時間がかかる課題に関してはコミュニケーションで補っています。コミュニケーションで行う上でメンバー同士でわからないことを気軽に聞くことができるようにしたり、自由に意見を言い合えるなど心理的安全性が重要だと考えています。

心理的安全性とはGoogleが2012年から4年の大規模は働き方に関する調査によって世間に広がりました。
Googleでは心理的安全性は以下のように定義しています。※1

心理的安全性とは、対人関係においてリスクある行動を取ったときの結果に対する個人の認知の仕方、つまり、「無知、無能、ネガティブ、邪魔だと思われる可能性のある行動をしても、このチームなら大丈夫だ」と信じられるかどうかを意味します。心理的安全性の高いチームのメンバーは、他のメンバーに対してリスクを取ることに不安を感じていません。自分の過ちを認めたり、質問をしたり、新しいアイデアを披露したりしても、誰も自分を馬鹿にしたり罰したりしないと信じられる余地があります。https://rework.withgoogle.com/jp/guides/understanding-team-effectiveness/steps/identify-dynamics-of-effective-teams/

弊社ではメンバー同士がとても気さくですぐに質問などできたりすることができます。会社やプロダクトチームの取り組みを振り返った時に心理的安全性と関連していると思ったことを今回は3つ紹介したいと思います。

1つ目は、フリーアドレスです。
フリーアドレスとは社員の席を固定せず自由な席で仕事を行えるようにする事です。
弊社ではフリーアドレスを採用しており席を固定していません。机は向かい合うようにして4~8人が座れるようにシマを作っています。
フリーアドレスにする事で仕事の関連のある人同士で集まって作業ができ、すぐに質問や会議を行う事もしています。席が離れている時でもフリーアドレスのおかげ、質問しながらメンバーの隣で作業をすることが躊躇する事なくできます。

2つ目は、朝会です。
弊社ではスクラムをベースに開発を行なっています。朝会とは毎朝メンバーが各担当者の今日する作業や困っていることをチーム全員で共有をする会議です。
朝会で困っていること共有する事で、メンバー同士が自発的にフォローしたり、朝会の後に会議をすることによってお互いに助け合えるようになっています。
朝会では困っている事の共有を仕組みとして取り入れる事で、敷居が下がると同時に、チームで解決するチームで解決する意識ができています。
また、発言の終わりには「ござる」という言葉をつけています。元々は発言の終わりが分かりにくいということがあり、普段聞きなれない言葉を入れることで分かりやすくなりました。真面目な人やCTOも「~でござる」と言っていると雰囲気が和やかになっています。

3つ目は、コードレビューです。

コードレビューはソフトウェア開発工程で見過ごされた誤りを検出・修正することを目的としてソースコードの体系的な検査(査読)を行う作業のこと。※2
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B3%E3%83%BC%E3%83%89%E3%83%AC%E3%83%93%E3%83%A5%E3%83%BC

コードの変更を行う場合には必ずコードレビューを行っています。
コードレビューをする事で情報の共有やコードの品質を保っています。コードレビューを通して勉強し合い、改善するべき点は遠慮なく指摘し合っています。
恥ずかしながら英語のタイプミスで、指摘を受けることもありました(笑)
私がコードレビューをする時には、感謝と賞賛を送るようにしています。
コードレビューの指摘する内容によってはレビューされる側が批判されているように受け取ってしまう場合もあると思います。
普段から誤解の無いように気をつけると同時に、コードを書いてもらっていることへの感謝の気持ちや賞賛を送る事で、決して批判をしているわけでは無いと言うのと同時に自信をつけてもらえるように心がけています。
感謝されたり褒められたりして嫌な気持ちになる人はいないと思いますし、普段褒めたりすることがなかなかないかもれない時には取り入れてみると良い関係が築けるかもしれません。

フリーアドレス、朝会、コードレビューは決して珍しくない取り組みだと思います。これらの取り組みにはメンバー同士のコミュニケーションの促進を行い、心理的安全性を保たれています。普段何気ない取り組みでも気が付かない部分で心理的安全性にとても関連していると改めて感じました。
皆さんも会社の取り組みなどについて改めて考えてみると、新しい発見ができるのではないでしょうか。