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Workstyleをちょい科学


どうも、ACALLの代表をしております長沼です。
みなさんメリークリスマス。

唐突ですが、今回のアドベントカレンダー・ブログリレーでは、Workstyleについてちょい科学してみたいと思います。なぜそうしたいかというと、それは「幸福の追求」にほかなりません。人生限られた時間の中で仕事に使う時間が圧倒的に多い中で、仕事が幸福につながっていないのは致命的です。

【幸福度】は何によって影響を受けるのでしょうか。ここでは【選択肢の数】にとって比例するという前提に立って考えてみたいと思います。これは国や政治イデオロギーによって前提が変わる可能性がありますが、自由主義国で働く前提において、選択肢の多さが幸福度に比例することは直感的に賛同を得やすいかと思います。

前提条件: 【幸福度】∝【選択肢の数】


まずは

選択肢の数=【WHEN】×【WHERE】×【WHAT】

に分解して考えてみます。

これら3つの変数のいずれか向上させる取り組みができれば結果として幸福度は上がります。

【WHEN:時間の選択肢】

人が1日の中で過ごす時間を大きく2つに大別すると、仕事しているときとそうでないときです。つまり、くらしと仕事の比率設計によって表現できます。

くらし:仕事=9:1
くらし:仕事=7:3
くらし:仕事=5:5
くらし:仕事=3:7
くらし:仕事=1:9
   ・
   ・
   ・

この比率が固定的ではなく、ワーカー当事者ごとに異なる設定が可能でワーカー自身のライフタイムによっても可変的に設定できるとよさそうです。


【WHERE:場所の選択肢】

次に場所の選択肢について考えると、

・センターオフィス(本社)
・サテライトオフィス(支社、地方拠点)
・シェアオフィス
・ソロワークブース
・ホテル
・飲食店
・自宅

といった基本カテゴリがあります。

それぞれのカテゴリーは、場所の面積や定義、意味づけによって入れ子構造となり、そのもっとも小さな場所の単位は、一人用のワークスポットになります。たとえばセンターオフィスの場合は、オフィスビル→フロア→執務エリア→部署ゾーン→島→個席といった形です。


【WHAT:ジョブの選択肢】

日本もメンバーシップ型からジョブ型ワークへ変化していく会社が出てきますが、明確なジョブ・ディスクリプションにもとづくジョブの進め方を前提とすると、たとえば、エンジニア職のジョブ・ディスクリプションの場合、

・(主)アプリケーション設計
・(主)コーディング
・(主)テストシナリオ作成
・(副)農作業

といったケースがあるかもしれません。

このとき自分のToDo計画の中に、どのような割当を行うとよいのか、それを主体的に設計できるかどうかがポイントになります。


【WHO/WHOM:だれと、は考慮しなくていいのか】

ワークスタイルの選択肢を考えるにあたり、ジョブが一人で完結することは少ない点と、誰と仕事をするのか選択できることは、人間関係がストレスにおよぼす影響について考えると、とても重要な要素となりそうで上述の因数分解の変数に含めるべきではという疑問が浮かびます。しかしながら、残念なことに、誰と仕事をするかは、【WHAT:ジョブの選択肢】に依存する関係もあり、必ずしも独立的に抽出して選択できないという面があります。もちろん、自分にとって合わない仕事相手であれば、そこから意図的に離れるという主体的選択は十分に可能です。

また企業においては、ビジョン、ミッション、バリューという強力なフレームを用いることで、できるだけ同じ価値観を共有するメンバーでジョブが円滑になされるように運営することが可能です。


【3つの選択肢を複合的に高めるための考え方】

それでは、時間、場所、ジョブの選択肢を複合的に高めていくにはどのようなアプローチがあるのか考えてみたいと思います。

考え方その1: 時間割表にもとづくPDCA

学校の時間割のように、1週間をひとつのまとまりとして、時間、場所、ジョブをレイアウトしていきます。重要なのは、計画と実績をしっかり後から振り返るようにしておいて、その次の週の計画に活かせるようにするのが良いと思います。

考え方その2: ライフイベントトリガーリスト

自分のワークスタイルに影響を与えるライフイベントをできるだけリストアップします。それをトリガーとして、時間、場所、ジョブのうちのどれを変数としてコントロールすれば、自分にとって快適な選択であるかを明確にします。

考え方その3: マイ・ジョブディスクリプション

ジョブの変数を基軸に、自分にとって理想のジョブディスクリプションを描くアプローチです。そのジョブ定義は一つの職種に縛られる必要はありません。複数のジョブが混在した形が自分にとって理想のジョブディスクリプションであれば、それを認めることが大事です。ジョブディスクリプションが決まると、それぞれのジョブに理想とする時間配分と場所配分を割当てます。場所については、自宅で可能なのか、郊外に行かなければいけないのかなどの条件を付記することで、全体としてのジョブディスクリプションに不整合が起きないかチェックすることができます。


いかがでしたでしょうか。今回図示とかなくて触りだけなのでわかりづらいかも。今回は序盤ということでしたが、改めて別の機会により本格的に科学してみたいと思います。



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