水沢腹堅 さわみずこおりつめる
昨日から大寒次候の「水沢腹堅」に入りました。
「さわみずこおりつめる」と読みます。
読めないよな。
と思うけど。そのようになっている。
読み方が「今の通常」ではないことが多いので、
七十二候は覚えづらい。
この場合(私の場合)、漢字も読み方も両方覚えられなくて、
結局記憶には何も残らない。
毎年日々追っているのに、
初めて見るような気がする度に、「え」と思う。
いつか覚えられるのかな。
と、最近はいろんなことに対してこんなことを思っているような気もする。
もうそんなに猶予はないのだけど。
大寒の内に。。。と、
冴え冴えとした雰囲気で和紙封緘紙を作ってみました。
寒中になったら「流水文」印を登場させてあげようと思っていたことを思い出せて良かった。
今回は、
「流水文」「水玉」「大寒」遊印も、
昨年販売した混色印肉「水色2」で捺しています(一部「大寒」は銀色スタンプパッド)。
「水色2」は、見た目は少し青味がかっていてまさに水色ですが、
捺すと灰色に。
いつのまによい熟成を遂げてくれたのだろう!
嬉しい変化です。
一応小さく朱を入れてみましたが、
いらないかなと思う。
いつもなら、朱が入ると全体がまとまる感じがしますが、
今回は灰色一色の方が風情があるように思います。
さて金曜日。
今晩は満月で、
先ほど(18時過ぎくらいだったかな)、
東の空に大きなオレンジ色の満月が見えた。
思わず窓を開けて、
冷たい風が吹き込む中、しばし見惚れてしまった。
この時期の月は家の屋根の真上を通ってゆくので、
この時間にはもう部屋の窓からは見えなくなる。
外に出れば見えるのだけど、寒いしね。
窓から外を見ると、空全体が明るく光ってよその家の屋根を神々しく照らしている。
見えなくてもちゃんとそこにいるんだなって思う。
静かに、穏やかに、すべてを照らしながら。
今週はどんな一週間でしたか?
今日もここに来て下さって、
ほんとうにありがとうございます。
どうぞそれぞれに。。。幸せな週末でありますように。
あたたかくしてね
藤井あき乃