見出し画像

11/19(日)法華八講スタート!

2023年11月19日(日)より、およそ2年かけて準備をしてきた「法華八講(ほっけはっこう)」がいよいよスタートします。

「法華八講」とは?

「法華八講」は仏教の代表的な経典『法華経(妙法蓮華経)』全8巻の解説講義で、平安時代の『源氏物語』にもその描写が見られる古儀です。しかし現在では九州の宇佐神宮、大阪の四天王寺、日光の輪王寺など全国有数の限られた大寺社でわずかに行われるのみで、関東では一般公開される機会はほぼ失われているのが実状です。

今般、地球規模での気候変動や紛争など社会問題・課題が累積する中で、寺院に何が出来るのか?と突きつめた結果、見出した1つの答えが、この「法華八講」でした。伝統仏教寺院の強みは正に「伝統を持つこと」にあり、古儀の中に新しい光明を見出す試みは、変化の激しい時代にこそ必要と言えるでしょう。『法華経』は「誰もが平等に成仏できる」と説きます。ゆえに本講座のキャッチコピーは『分断の進む世界に、包括的な教えを。』としました。

キービジュアルの題字は当山住職が揮毫。全面に蓮の花をあしらい、今春まで実施した「2年かけて『法華経』を読む会」と連続性を持たせています。

講師は最高峰の英知8名!

このたび満を持して初回を迎える「法華八講」(全8回)では、古儀を踏襲しながらも、復古に際して現代的なアレンジを施します。お招きするのは同時代に学ぶことのできる最高峰の叡智8名。ジェンダーバランスや宗教観等を熟慮した上での多様な講師を予定しています。

第1講は2023年11月19日(日)。講師はまず天台宗より、東京都・円融寺ご住職の阿純章(おか じゅんしょう)師

申込順50名。詳細・お申し込みはHPより↓↓↓


申し込み受付中!

2023年11月19日(日)より数年かけて(スケジュールはHP参照)開催する「法華八講」では、現代に『法華経』を学ぶならば避けて通れないさまざまな課題と接続しながら、広く一般公開講座として実施します。 「あそこの寺に行けば『法華経』に触れられる!」「仏教に触れられる!」そんな寺であり続けられる様に。

求道の徒、皆様のご参加を、心よりお待ちしています。


Text by 中島光信(僧侶/等覚院 副住職)

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?