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男性育休の「今」を探る⑥ 夫婦間の差をどう埋める?育休プチMBAフォトレポート

こんにちは。ワークシフト研究所の広報担当です。

梅雨の合間のお天気に恵まれた6/29の土曜日、ワークシフト研究所にて男性育休をテーマにした「育休プチMBA®」を開催しました。

運営チームのメンバーと弊社代表の小早川優子を含め、女性6名、男性2名、ベビー2名(6カ月と2カ月)にご参加いただきました。当日の様子を今回は写真も交えてお送りします!


育休プチMBAフォトレポート

① 運営メンバーはみわさんの司会でセミナーがスタート。
「このケースはまだ取り組んだことがなかったので」と小早川も飛び入りで参加。


② ファシリテーターの鶴ケ谷典敏も含めたアイスブレイク兼の自己紹介タイム。
写真を撮り忘れましたが、お子さんが遊べるスペース、
オムツ替え用の赤ちゃんマットをご用意しています。
セミナー中の授乳もOK!授乳ケープなどご持参ください。


③ 当日は、「もうすぐ父になる」というケースを用いて、ディスカッションを行いました。


④ 前半は育休を控えた諒太へのアドバイス、
後半は仕事復帰に向けた諒太へのアドバイス をポイントにディスカッションを行いました。


セミナーでのディスカッションの内容をかいつまんでご紹介します。

男性育休を控えた諒太へのアドバイス

  • 「育休は休みじゃない」ことを肝に銘じて。

  • 産後の妻はホルモンバランスが崩れてメンタルが不安定になったりイライラしたりしがち。これをふまえて、家事は夫が全てやる、くらいの心構えでいてほしい。

  • まずは家事全般、育児でやることを棚卸し。苦手な家事もできるようになろう。

  • ママの睡眠不足を解消して、休ませてあげてほしい。

  • 妻と知識差があると、相手の要求と合わなかったりするし、自身でイメージができないことは不安が多い。自分の場合は3冊ほど本を読みこんで勉強した。

  • 新入社員や後輩を育てるとき、「ふってもらえばやる」「分からないからできません」という態度の社員に対しては「だったら勉強して」と思うはず。ママも同じことを思っています。

  • 「もうすぐ父になる」ではない。パートナーの妊娠中から「あなたはもう父になっている」

知識差を積極的に埋めて、パートナーとのスタートラインをあわせたい。


仕事復帰に向けた諒太へのアドバイス

  • 育休期間が終わっても育児は続く。フルパワーで妻をサポートしつつ、復帰した後の家族運営を考えておこう。

  • 夫婦それぞれのタスクを決めておこう。

  • 家事に対する要求やこだわりは捨てよう。あるいは妻とすり合わせよう。便利家電や第三者も含め、頼れるものはある?(妻は夫に任せたら任せきって、多少気になっても目をつむって)

  • スケジュールは共有しよう。

  • 育休前と同じくらい働けると上司が思わないように期待値をコントロールしよう。育休を取ったり、両立している人が部下にいることで上司が評価されるように、上司や人事を上手く巻き込んだり、根回しができるとよい。

  • 共働き、両立を前提としたスタイルを構築しよう。自分(女性)は育休だからと、全部やってしまって、仕事に復帰した今もそれが続いているのを後悔している。


受講者アンケートから

セミナーを受講いただいた皆さま、ありがとうございました。セミナー後にアンケートで良かった点をお聞きしました。

  • グループワークやケースメソッドを通じて思考トレーニングに繋がった。

  • 皆さんの活発な意見を聞き、共感するとともに大変参考になりました!

  • 複数の異なる視点の考えに触れることができた。

  • 参加者の議論から学びが多かった。ケースの内容も考えることが多い状況で良かった。


また、職場の同僚や上司、後輩に育プチをすすめたいかどうか、職場の福利厚生として利用できたら参加したいかをお聞きしました。

  • 復職に向けた事前準備としてとても有意義だと思う。

  • 会社として推奨してくれるとより参加しやすい。

  • 育児に対する思考をバージョンアップするべき社員が複数いる(のですすめたい)。

  • 福利厚生であれば気軽に参加できる。気軽な参加の割に学びは多い。特にこの会に来る人も意識が高いのでお互いに学びがある。


ファシリテーターの振り返り

ファシリテーターの鶴ケ谷からも振り返りが届きました。

このケースで、夫・妻・上司など、関係者の間にあるさまざまな差をどのように埋めていくか、ということを議論したいと考えて当日の進行を行いました。

今回は時間軸・知識・意欲・認識の差があるということが話題にあがり、どうしてこの差が生じるのか、そして埋めていくにはどんなことをすべきか、という議論ができました。

育休プチMBAでのケースディスカッションには正解がありません。当事者や第三者、上司の目線で考える思考トレーニングの場です。受講回数を重ねるとこれまでになかった視点や気付きを得ることができます。ぜひ二回目、三回目の受講にも挑戦してみてください。


育休プチMBAからのご案内

育休プチMBAは、個人での受講の他、企業の福利厚生サービスとしてもご利用いただけます。

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