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育休プチMBA® 10周年に寄せて~白河桃子さんからのメッセージ

7月13日に開催した育休プチMBA®(育プチ)の10周年記念感謝パーティーにおいて、ジャーナリストの白河桃子さんからいただいたメッセージをこちらでもご紹介します。

2014年に白河さんが育プチを取材してくださったことで、育プチの輪が広がり、10年続く活動になりました。

白河桃子さんから育プチへのメッセージ

皆さんこんにちは。今日は本当にお会いできて嬉しいです。皆さんの輝くような笑顔を見ながら、10周年の感慨にふけっています。

育プチを最初に取材した時の印象ですが、皆さん赤ちゃんを背負いながらファシリテーションをされるんですよ。だけど、赤ちゃんが全然泣いたりとかしないで、すごくいい子だったりしてね。いやすごいな、と。それで、「女性たちが赤ん坊を背負いながらケースメソッドの討議をやってるんですよ」と言っても男性は信じてくれないんですよ。「なんでそんな場に子供がいるんだ」みたいな感じで。

そしてこの10年、環境は非常に変わり、今までとは考えられないぐらい女性活躍と言われています。議決権行使会社のグラス・ルイスからも、2026年からは、女性の取締役が20%ないと反対するという発表がされています(※)。

コーポレートガバナンスコードも変わりましたし、今年の政府の骨太の方針にも女性の、中核層の活躍ということに大きく触れていますし、数値的には2030年までに30%の女性役員を、と言われています。

しかし、このように目標高く言われても、皆さんは「え?でも私の苦労は何も変わってないわ 」と思うかもしれません。でもですね、変わってきているんですね。そしてもし周りを見渡して「私の周りは全然変わっていないけど、相変わらず何か『虎に翼』のように、あの頃と変わらない苦労をしてますけど」と思われるかもしれないけれど、育プチに来れば仲間がいるんですよね。

私がもうひとつ感動したのは、ケースの素晴らしさやケースリードをやる皆さんのお顔とか、そういったこともありますが、育プチで皆さんが仲間に会って本当に生き生きしたお顔をされて帰っていくことが一番印象的でした。

ですから、たくさんの仲間がいて、皆さんの力で社会がどんどん変わりつつあるというのを実感できたこの10年です。それでは、皆さんの力に本当に敬意を表して、そしてこれからの育プチの発展をお祈りして乾杯したいと思います。皆さんよろしいでしょうか?それでは乾杯。

白河さん、お忙しい中をご参加いただき、ありがとうございました!次の10年もどうぞよろしくお願いいたします。

※ 白河さんからのお話にあったグラス・ルイスの発表はこちらでご覧いただけます。

2026年以降に開催される株主総会からは、プライム市場上場企業の取締役会には、最低でも20%以上の多様な性別の取締役を求める。この基準を満たさない場合、監査役会設置会社または監査等委員会設置会社では取締役会議長、指名委員会等設置会社では指名委員会委員長に対して、反対助言を行う。

2024 Benchmark Policy Guidelines Japan (Glass Lewis)


10周年記念感謝パーティーの全体の様子はこちらでご覧いただけます。


これまで育プチに関わってくださった全ての方に乾杯!


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