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建設会社でRPAという新入社員(デジタルレイバー)が、ひと と共に働く。

今回は、3年前にRPAを導入、現在も実業務に多く活用をいただいています、三和建設株式会社にインタビューを実施致しました。

RPA導入に至った経緯や作成時の苦労、今後のRPAに期待することなど、
3名にお話しを伺いました。
(インタビュアー▶ワークスアイディ 奥西佑太)

【企業ロゴ】SW_3
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三和建設株式会社https://www.sgc-web.co.jp/
 💼アシスト本部長 森本さん(写真右)
 ⌚アシスト本部 主事 今村さん(写真左)
 💡情報企画室 藤本さん(写真中央)

━━━「RPA」を初めて見たときの印象を教えてください

⌚今村さん
初めて見たデモンストレーションでシナリオが動くのをみて、スピードが速いなっていうのと、自動で動いているので単純にすごいと思っていました。
人がやるより早く、正確だと感じました。

RPAに携わった経験はなく、当初はアシスト本部の経理業務を中心に仕事をしていました。3年前にRPAを導入した時ぐらいから、情報企画も兼任するようになりRPAを携わることになりました。

人を一人雇うような感覚でRPA導入

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━━━RPAに取り組もう!と思った動機は何だったのでしょうか

💼森本さん
RPA自体は以前から知っていたので、正直導入に関しては全然抵抗はなかったです。ただ、導入してからの苦労もありました・・・。

まずは、新入社員に任せる初歩的な業務から自動化をはじめ、徐々に可変させていく進め方がいいよ、
という話をどこかで聞いたんです。本で読んだのかも?
確かに、入出金とか備品の発注は煩雑でなないため、少しの経験で習得できる。
これだとRPAにお願いしやすい業務ですよね、と始めやすい業務から取組みました。

徐々にできることの幅も広がり、少し高度なRPAへと進化しました。
コストで言えば全然高くないし…逆説的にひとを一人雇うどうだろう?という感覚で導入させていただきました。

RPA作成のコツは”慣れ”

━━━RPAを導入する前にやっておいた方がいいことは、ありますか?

⌚今村さん
どの業務をRPA化するのか、結構悩みました・・・。

はじめは定型業務で人の判断がなくてもできるような業務、まず自部門の業務から洗い出していきました。
銀行の入出金明細を印刷する業務とか、事務用品の注文作業とか、まずはシンプルな業務から始めましたね。

1からやり始めたので、まずどのノードとライブラリを使うのがいいかっていう選択に悩むことがありました。今もありますが・・・。
一つの動作でも複数の方法があって、最善を選択し考えたうえでどちらを選べばより良いのかが、わからなくて・・・。

但し、いくつかロボットを作っていくと、似たような業務が少しずつ汎用できるようになってきて、少しずつコツを掴めるようになってきました。

💡藤本さん
ひとがやる操作とまた違った流れになるので、それを解きほぐすというか、ひとの行っている作業を論理化・プログラム化するのが難しくて・・・。
一つクリックするだけなのに、RPAだと複数の動作がいる場合があり難しく感じました。

作っていくうちに、「あ、こういうノードとかライブラリとか使えばいいんだな」っていうのがわかってきたので、慣れみたいなものが大きいですね。

デジタルレイバーと働く、今後の展開

━━━現在運用しているシナリオは、どんなものがありますか?

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💡藤本さん
日々のリマインドメール送信(社内向け)に活用したり
PDFで作成された契約書を電子契約のサイトにアップロードして、社内の稟議フローにのせるものもあります。
ワークフローまでは基幹システムで実行し、承認されたデータを抽出しています。

⌚今村さん
あと、経理系の業務はシステム入力業務が多いので、
請求書を発行するときにシステムに落とし込む作業や、
資金繰り表をExcelで管理していて、毎日手動で更新してるんですが、それも基幹システムからデータを出して転記をしている作業なので、RPAに毎日やってもらっています。

━━━今後、ほかにもRPAを活用するメンバーを増やす計画はありますか

💼森本さん
情報企画グループにメンバーが1人加わり、ちょうど1年になりました。
その方にリーダーを任せて、担っている業務との連携でRPAを活用していきます。

例えば、ERPよりAPI連携でつなぎの部分をRPA活用する、というのがこれからの展開になると思います。
もちろん、これまでの業務を自動化していくというのもありますが、
データの連携部分でよりRPAの効果を発揮する可能性が高いです。

━━━今後の他部署への展開の予定はありますか

💼森本さん
既に他部署への展開はやっているところだよね?

⌚今村さん
いくつかは・・・。
何度か全社に募集をかけて、上がってきた業務をいくつかはやっています。

━━━周囲の反応の変化はありましたか

💡藤本さん
うーん・・・そうですね・・・(笑)
RPAっていう言葉は知っているけど何をしているのかっていう具体的な部分までは、理解しきれていないみたいな人たちも多くて。

我々から「こういうことができます」って伝えても、
「うーん・・・・・・・・・」
みたいな反応で終わってしまうことがあります。

質問の仕方を工夫しながら「こういうことができるんですけど何かできそうな業務ないですか?」
という聞き方をすると、皆さんから意見が出てくるので楽しみです!

嬉しいデジタルレイバーの機能アップデート

━━━RPAってこんなことできるんだ! 思った以上にいいな!と思ったことはありますか

💡藤本さん
どんどんアップデートされていくことです。
何がアップデートされているか項目が多くて全部は見きれていないですが・・・(笑)
たまに作っているときに見ると、「あ、こんな機能もある!!」って思うんです。

最近スプレッドシートの機能が追加されていて、スプレッドシートを使う機会が多いので、そのアップデートはすごく使いたいなって思います!

⌚今村さん
私もまだ新しい機能を使えてないんですが、メールの本文を取得するなど使い方も増えるのでアップデートには期待しています。
あと、プチライブラリで標準のノードとかライブラリ以外にもダウンロードできたり、意外と参考になることもあり、とても便利に感じました。

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カジュアルに協働するツールへ

━━━RPAにこれから期待したいことは何ですか

💡藤本さん
AIがどんどんRPAに入ってくるって話を少し聞いていて、AIでOCRじゃないですけど、もっと人の判断が必要な部分をAIが判断してくれれば
もう少しやれることも増えるんじゃないかなっていうのは思っています。
そこは期待したいです。

💼森本さん
サブスクじゃないですけど、定額である程度使えるといいなとも思います。

まさに当社みたいに、カスタムメイド建物を建築する業務の中で、期待値はAI方が高いですが、まだまだ難しいなって感じています。
一方で創造性が必要とされる業務ほどひとの手が必要なので、業務効率を追求する上で、ルーティン業務を担う主がRPAになってほしいっていうのはすごくあります。

利用者がカジュアルに、そして一定のコストで使えて、より一層採算がとれるようになればいいなと思います。

私自身、大枠しかイメージがつかないので、思考的に「そんもの簡単になんできるやろって?」いうんですけど、実際に作るひとがすごく苦労するんです。

その乖離が導入の妨げになるので、そこのGAPが少しでも改善できればなと。
「じゃあやってみてよ」って、簡単にできたらもっと普及するかなって。

カジュアルに使えるツールになることを期待したいです。
それが我々の望みですね。

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━━━今後も引き続き全力でサポートさせていただきます。
本日は貴重なお時間を頂戴し、本当にありがとうございました。

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