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【エンジニアのひとりごと】#42 巻き込むチカラ

こんにちは!
ワークスアイディ株式会社 キャンスタ編集部
RPAエンジニアの、りっさんです!

ITに関連する話題や、支援で訪問するお客様先で思うことをつらつらと、
ひとりごと的に行なう42回目。
今回のひとりごとは、「巻き込むチカラ」です。

現状維持バイアスは侮れず、些細なことでも負担がひとつ増えると、良い内容でも受け入れづらくなります。
今回は先日参加させていただいたkintone hiveの登壇者様を参考に、自身でも考えていたことを記載してみました。

1.ひとりで考える改善

自分自身で考えたアイデアによる改善案が「完璧だ!」と思える内容であったとしても、いざ実現化して他者が利用した際の受けが悪かったこと、意外とあるのではないかと思います。

原因はさまざま考えられますが、そのうちのひとつとして、個人の考えたアイデアによる改善内容はどこか「自分自身に都合の良い内容」となりがちで、「関連する他者にとっても良い内容」とは限らないことが挙げられます。

例えそのアイデアによる改善が良いものだったとしても、その改善が他者にとって「余分な作業が増えた」という側面が見えてしまうと、良いことであっても「手放しに賛成」とはならない可能性があります。

「変化」とはどうしても、メリットよりもデメリットの方が目につきやすく、現状維持バイアスも手伝って否定的になるためです。

2.デメリットをかき消すメリット

アイデア自体を個人で考えるのは良いことですが、ポイントは「現実に影響を受ける他者にとって、そのアイデアにどのようなメリットがあり、デメリットがあるのか」を、その他者の視点で考慮し、可能であればすり合わせる必要があります。

他者にとってそのアイデアが、実は過去に議論して検討して見送った結果である可能性や、既に別の方法で改善済みという可能性もあります。

実際の関係者目線でどのようなメリット、あるいはデメリットがあるのかを洗い出した上で、そのデメリットを超える、あるいはかき消すほどのメリットがあるか、お互いに譲れない部分の有無、折衷案が模索できるか等、様々な角度ですり合わせた上でアイデアを洗練します。

ここまでの段階に進んではじめて、そのアイデアを形にする体勢が整うことになり、次のステップに進めることができます。

3.巻き込むチカラ

最初の自分発信アイデアをそのまま推進してしまっては、改善の先に繋がる作業対象者にとっての改善に繋がるとは限らないため、ただの独りよがりになってしまいます。

かと言って、メリット・デメリットばかりに目が行ってしまい、方々に気を遣った結果、スピード感が失われてタイミングを逸してしまうのも、それはそれでもったいないことです。

いかにその先の使用者、目的にとってメリットのある内容なのか、どういった改善が業務効率、売上向上に繋がるのか、自分だけが考えた内容だけでなく、周りを巻き込んで意見を取り入れた上で取り組む、いわゆる「巻き込むチカラ」を発揮して、歓迎されるアイデアとなるように心がけていくことが大事です。


昔に比べれば慣れてきたとはいえ、ともすればいつでも起こり得る内容ですので、今回は振り返る良い機会でした。
いかに周りを巻き込んでスムーズに行えるようになるかを考えていきたい、そんな今日、この頃です。

以上、キャンスタ編集部 RPAエンジニア りっさんでした!

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