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今日の読書 牛を屠る
著者の佐川氏は作家になる前、屠殺場で働いていた経験を持つ。
本書にはそこでの働きがリアルに綴られている。
本書を読みながら、人が生きると言うこと、働くと言うことを考えた日曜の午後。
自分が知る世界は、まだまだ世の中の上澄かも知れない。
私たちは日常的に
ああだ、こうだと考えすぎなのかもしれない。
考えることは良いことだが、実際に身体を動かすということにもっと重きを置いたほうが良さそうだ。
最後に職業に悩む者に一言、著書からの引用を
だから、職場をやたら客観的に捉えて、自分が働くに足るかどうかを見極めようとするのではなく、おれが行ったことによって何か少し面白いことが起こるかもというような予感があれば、そこにバッと入っていけばいいのではないでしょうか。
豊かさのおすそ分け、ありがとうございます。