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レバレッジを引き続き考える

引き続きレバレッジについて考えていこうー。

借金して車や家を買うのもレバレッジ。
会社が銀行融資を受けて設備投資するのもレバレッジ。

レバレッジの教科書的意義。
金融におけるレバレッジの意味。それは、投資する時、借りてきたお金も使って投資すること。

私が持っているのは100万円だけ。でも、400万円を他から借りてくると、500万円の投資ができるということ。

それだけじゃないよ。オプションや先物を使うと、同じようなレバレッジ効果が得られるわけ。
レバレッジを上手く使って投資が出来ると、リターンが大きくなる。大きな資金力を持てるので、通常ではアクセス出来ない投資機会にもアクセス出来たり。
ただ、レバレッジは影響を大きくすることなので、リターンが大きくなるということは、損失を出したときの損失も大きくなるのです。そして、もちろんそのレバレッジを使用するには手数料がかかるので、その手数料もきちんと勘案すること。

レバレッジの話をすると、一緒にくっついて出てくるのは、マージンというコンセプト。マージンコールとか、映画のタイトルにもなっていますよね。
マージンは、100万円借りる担保として、10万円の現金か、国債みたいな証券を口座に入れておいてね、ってやつです。

例えば!


自分の現金100万円と、借りたお金の100万円併せて、200万円の株を買ったとします。
この200万円の価値があった株の価値が40%下がって、120万円になった場合、どうなるか。
株価が下がったからといって、自分の借金は減るわけじゃないですよね!
100万円の借金に対して、自分の現金分は20万円に激目減りしてしまいました。
120万円のうち、100万円が借金、20万円が現金で買った分。
割合でいうと、
120万円のうち、83%が借金、16.6%が現金になってしまいました。
(もともとは、200万円のうち、借金と現金半分半分だったので、50%、50%でしたね)

マージンが30%だった場合、おいおい、16%になってるやないかい、ということになります。
なので、この場合、現金をもっといれて、30%、70%の割合に戻さないとい
けない、というわけです!

じゃーどれぐらいの現金を入れないといけないんだ?

これには二つの対応方法があります。

①一つは、現金があるのであれば、どこかから16万円を持ってきて、口座にぶち込むという方法。120万円の30%は36万円。36万円にしないといけないのに、今は20万円しか入れてないので、この差の16万円をマージンコールとして入れる必要がある、ということです。

②もう一つ、もう現金がないよ~という場合は、このポジションを売って借金を一部返済するしかないのです。

例えば、53万円分の株式を売った場合、残りは67万円になります。この53万円で、100万円の借金の一部を返します。そうすると、新しい借金の残高は、47万円になります。

67万円のうち、47万円(70%)は借金、残りの30%は現金ってわけです。

うむ、勉強になった!さて、お迎え行ってきます!(水曜午前保育だぜ)



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