ダンケルク 視聴レビュー:ノーランによる新しい演出の戦争映画
こんにちはPiccaです。
「テネット」に引き続き、クリストファー・ノーラン作品「ダンケルク」の鑑賞レビューです。
目次
監督について
クリストファー・ノーラン監督は、
私の大好きな監督です。
CGを多用せず実物にこだわる点
科学にまつわる謎解きが多く用いられる点
独特の音響と演出などが評価されています。
これまでの代表的な作品は、こんな感じ。
"Inception" (2010) - 夢の中でのアクション・スリラー
"The Dark Knight" (2008) - バットマンのアクション映画
"Interstellar" (2014) - 宇宙と人間の愛の物語
"Memento" (2000) - 記憶喪失をテーマにしたミステリー映画
監督について詳しくはこちら↓
https://ja.m.wikipedia.org/wiki/クリストファー・ノーラン
ダンケルクの評価
アカデミー賞でも多数のノミネーションを受けました。特に、サウンド・ミキシング、サウンド・エディット、音楽などでアカデミー賞を受賞しました。
ダンケルクの原作
第二次世界大戦中の実話を元にした作品。
第二次世界大戦初期の1940年5月26日から6月4日。イギリス、ベルギー、カナダ、フランスから成る連合軍将兵は、フランスのダンケルク海岸でドイツ軍に包囲され、ダイナモ作戦による撤退を余儀なくされていた。
レビュー(ネタバレあり)
衝撃のはじまり
いきなりの銃撃、何人もいる仲間が
冒頭5分でもう死ぬ。何故か主人公だけが奇跡的に生き延びる所から、物語は始まる。
リアルすぎる描写
セリフがない、
BGMがほとんどない分、緊迫感がすごい。
私たちは、ヨーロッパの国々は、戦争の勝利国だから、そちら側の人たちの戦争については、日本ほど苦しくなかったような気がしてしまうが、やはり戦争は極限の戦いであり、そこに戦う軍人たちは凄まじいものを経験していた事は日本もヨーロッパも変わらないと改めて自覚させられる。
敗戦していく側へのスポットライト
戦争における撤退を描くのは
おそらくほとんど例を見ないはず。
陸海空すべて見せてくれる贅沢さ
ひとつ描くだけでも、
相当エネルギーを要するはずなのに。
撤退しようとしているので、武装戦闘機8戦間洗車などに乗っているわけではないので、そこを空から爆撃されてなすすべもないと言う。この絶望。爆弾が自分のところに落ちてこないようにと願うしかない究極の運ゲーは、
見ているこっちも生きた心地がしない、最高の緊迫感。
絶対を仕切る将校の顔が見えたと思ったら、テネットのセイターやんと思ったら同じ人でした。ケネス・ブラナーさん。正確にはダンケルク→テネットの時系列ですが。
この映画なにげにハリー・スタイルズが出てるんですよね。
まとめ
今回もノーラン監督作品は最高でした。
ノーラン作品からは、
引き算の美学を感じます。
セリフも少なく、
BGMもシンプルで、
不可解に残された伏線もない。
業界の都合で押し込まれた俳優も居ない。
今後の作品も必ず見ます。
読んで頂きありがとうございました。
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