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【キャリア発達】会社を使い倒す

このnoteの要約

  • 会社勤めをしてらっしゃる方を対象に書いています

  • 自分のキャリア発達のために、会社を使い倒すという発想が必要

  • 自己啓発の支援制度や、外部講座の受講への補助金など、くまなく調べて使い倒す

  • 何よりも使い倒すべきは、仕事を通じて得られる経験と、その過程で身につけられる知識・スキル・人間関係

キャリア自律を一旦受け入れよう

キャリア自律が働く人に求められています。”いまさらそんな都合のいいこと言うなよ”と毒づく気持ちも分かります。今まで会社の都合のいいようにこき使ってきて、転居を伴う異動もさせて、なんの連続性も描けないキャリアパスに結果的になってしまって、と感じる人もいるでしょう。
その悔しさは、一度受け止めつつ、でも自律できないと不幸が待ち受けているのは間違いないです。

受け入れると、見えてくる魅力

企業はキャリア自律を言うだけでなく、それを後押しするような施策はやっています(やっているはずですが、会社によってなので断言はできません)

<私の勤める会社の例>
・教育補助(ビジネススクールなどの費用の補助)
・自己啓発補助(勉強会運営費として最大1万円/月)
・学習機会提供(Schooなどを企業価格で受講)

自分の勤める会社でどういった制度や補助があるか、ご存知でしょうか?知らないのであれば、今すぐに調べることをオススメします。

使ってほしいけど、使ってくれない

こうした制度・補助をどれぐらい使っているか、これまた私の勤める会社の例でご紹介します。
私は直接の担当ではないので、人事部のお友達のところに行って教えてもらいました。

なんと、利用率はたったの10%でした

「せっかく予算を確保したのに、執行せずに余らせてしまった」と人事部の人は嘆いていました。これが実態の一例です。

こういう制度・補助は使ったもん勝ちです。人事部とは通じているので、表も裏も知っていますが、特にトレースなんてしていません。
こういう補助を使った人が後から追いかけられるようなことはないです。(そんなに暇じゃない)

一番もったいないのは「仕事」を使わないこと

お金の補助を使わないのはもったいないですが、なによりもったいないのは「仕事」ということを使わないことです

  • 仕事を通じて得られる経験

  • その過程で身につけられる知識・スキル

  • 人間関係

  • 仕事をする上でのインフラ

こうしたものを当たり前だと思わずに、改めて人生経営の資源を蓄積するために「しゃぶり尽くす」発想が大事です。

使い古された表現ですが、金を払って勉強するのが学生、金をもらって勉強できるのが社会人です。特に人間関係は、個人で一人でやっていたら得られないものが容易に手に入ります

いま、私は仕事でさほど困らないぐらいの英語力はありますが、これも仕事での経験と人間関係だけで作り上げました。英会話スクールには1円もかけていません。
仕事の関係で内外の関係を作るお膳立てがあって、会社のカネで海外出張行って、会社のカネで食事しながら英語を身に着けました

インフラ・環境も恵まれている

普段、仕事に使っているインフラや環境も、使い倒しましょう。

例えば、企業が金を払って契約してくれているソフトウェアを使ってスキルを身につけることができます。
もっと言ったら、照明空調だって使い倒したらいいです。家に帰らずに会社の会議室で静かに快適に勉強することができて、お金も時間も有効に使えます。
一緒に勉強してくれる同僚も貴重です。

ぜひ、あらためて自分が勤めている会社を「使い倒す」という発想で見つめ直してみてください。

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