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縁を育むことの大切さ

はじめに(いつも書いてること)

このnoteでは、「仕事でも私生活でも心をラクにする(ワークライフハック)」をテーマに文章を書いています。

※「ラクする」というのは、「心身に苦痛などがなく快く安らかに過ごす」という意味で使っている言葉であり、シンプルに「サボる」という意味ではありません。

今回の内容

縁というのは意図的に創出できるものではなくて、偶然の産物です。

ただ、「その偶然をいかに引き寄せるか?」というのも大切なことだったりします。

「目の前にいる人は自分を映す鏡である」
「周りにいる5人で自分のことがわかる」

これらの言葉にもあるように、偶然だと思った出会いは、実は出会うべくして出会っているということもあります。

逆に、「この人嫌だなぁ」と思う人と出会うということは、「自分自身がその人のような人である」ということを意味しているかもしれません。

縁は意図的に創出できるものではないけど、「その縁をこれからの自分に繋げていけるか?」というのは意図的にやれることでもあります。

誰かと出会って、「この人とこれから長い付き合いをしていきたい」「この人とは一緒にいた方がいい」と思えたら、そんな素晴らしいことはありません。

偶然なのか意図的なのか、掴んだその縁を、これからに繋げていく必要があります。

それが、このnoteのタイトルに書いた「縁を育む」ということです。

「縁を育む」と、その人との関係性という大切な無形資産が自分に残ります。

きっと、縁を育んでいけば、一方通行の想いではなくて、相手からも「あなたとの関係性は自分にとって大切な無形資産です」と思われているはず。

縁を育む上で大切なのは『信頼』です。

信頼の上に築かれる縁を大切にしていけば、相手からも「この縁を大切にしたい」と思われるはず。

そこに打算的な関係が入ったら、その関係性にどこかでヒビが入ります。

その時の状況によって態度や関わり方を変えてくる人は要注意。

例えば・・・ビジネスがうまくいってる時は想いなどをビジョナリーに語るけど、うまくいってない時は収益に貪欲な姿勢を全面に出してくるようなタイプの経営者や営業マンなどは、信頼と尊敬もされないなと思います。

それは、社内からも社外からも。

その態度の変化を受け取ったこちらは、「都合よく使われているな」と思ってしまい、心が一瞬で離れていきます。

一度でもそういう姿勢を見せられたら(意図的に見せていなくても、相手にそう感じさせたら)、どこかで疑いの目を持ってしまうようになります。

想いがあっても収益が立たなければビジネスにならないというのは、僕自身も経営に携わる身なので理解しています。

ただ、「目の前にいる人と縁を育みたいか?」という選択をする時に、僕は打算的な関わりを望んでいないので、そういう人とは一緒にいたくないと思います。

そういう人は、自分に都合が悪いなとか、自分にとって利益がないなと思ったら、態度を急変させたりします。

営業を受けるシーンを思い浮かべると、そのような営業を受けたことがある人も多いはずですけど、「受注できない」と判断した瞬間の態度の変わりようが凄い営業マンっていますよね。

受注の話になるまでは、丁寧に丁寧に撫で撫でするような関わりをしてくるにも関わらず、「この人は売れない」と判断したら態度を急変して、雑な関わりになる。

あとは、人との繋がりではなくて、会社の繋がりで関わってくる人からも、打算さを感じますよね。

これは、前職で体感しました。

前職は、プライム市場(当時は東証一部)に上場している会社で、会社の業界的な立ち位置としても上の方に位置する会社でした。

仕事も建築構造設計職で、建設現場に行くと『先生』と呼ばれるような仕事でした。

社会人歴2,3年の僕が、社会人歴数十年の大先輩から、会社や職種が違う(下請け会社やうちの会社から発注を受ける立場の会社など)だけで『先生』と呼ばれる違和感を感じていました。

「先生なんてやめてください、僕は対等な立場で皆さんと関わりたいし、常にお互いが忖度せずに学び合える関係性になりたいんです」という想いを伝えて、その想いに共感してくださる方は、フランクな関わりに変わっていきました。

むしろ僕は後輩なので、皆さんから学ぶことばかりでした。

いろいろと教えてくださった方には、本当に感謝です。

一方で、上記のような想いを伝えても、会社間の関係性を取っ払ってくれない方も多数いました(こういう方の方が多かった)。

僕自身もやりにくかったし、相手に踏み込めない雰囲気があったし、あくまでも「今の案件での関わり」になってしまっているような感じがあったので、そういう人とは「今後もこの縁を大切にしたい」とは思いませんでした。

「縁を育む」というのは、自然に発生することではありません。

せっかくの縁をそのまま放置して、その時だけの関係性で終わらせるのか。

その縁を育んで、これからのビジョン達成に寄与するかもしれない存在になっていくのか(お互いが)。

自分の『あり方』が問われますね。

感謝

今回も、読んでいただきありがとうございました。


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