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4人の先輩に質問した話 2人目

2人目は学生時代にラボに社会人ドクターでいらしていた先輩。仕事しながらの学位取得だけでなく、数年の海外単身赴任、研究発表の数々…とバリバリ働く、しかもオーラはおっとりしていて棘がない憧れの先輩です。

仕事内容:
第一子妊娠前の仕事:実験
現在の仕事:実験

私が入社したときには既に現在の仕事に移られていて、その後また産休取得・復帰されているので、私の知らない経緯や考えたことをお伺いしました。

妊娠が分かったとき実験業務従事だったと思うが、仕事内容はどうしたか?

変えなかった。会社は妊娠を考慮してくれる環境だったが、女性として扱われるのが嫌、という信念があった。特に仕事は変えず、臨月まで実験業務を続けていた。ただ身体への影響は気になったので保護具を自分で工夫するなどした。

私(まりお)の環境では妊娠を期に実験から離れた先輩しかおらず、スタンダードがそちらになっているので上司に説明するのが難しそうで悩んでいる。

自分の思うように上司や周囲に伝えて良い。応援してくれる人とそうでない人が出てくるが、応援してくれる人の意見を参考に。前例があると今後悩む人も仕事に残りやすくなる。

ネット情報だと妊婦は重いものを持つ、立ち仕事を控えるなど注意することが増えるようだが、仕事をする上で気をつけていたことはあるか。

出産予定日1週間前まで実験していた。後期の体調がかなり安定していたのでできた。さすがに何があってもおかしくないので、1週間前からは在宅に切り替えた。子宮口が開き始めたのは予定日を数日過ぎてからだったので、もう少し働けたかもなんて思った。
お腹が大きくなってくると周りは気を遣ってくれるが、自分はだんだん慣れるので意外と動ける。

私(まりお)へ

自分と赤ちゃんの体調で、早めに休むもよし、直前まで働くもよし!無理はしないこと。


1人目の先輩と同じく、とてもニュートラルで気負いのない言葉をいただき、ホッとするやり取りでした。
やりたいことをやるためにどうすればいいか工夫する、自分で考えを固くしない、状況に応じて判断する余地を大事に、がポイントだと思いました。

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