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家出のススメ。ー俯瞰で見える家族のカタチー

「OVER THE SUN」感想文

よくぞ金曜日までたどり着きました。
金曜夕方の配信ですが、土曜朝にコーヒー飲みながら聴いて、ゲラゲラ笑って、ピンときたエピソードには感想文を書いて。
仕事で大きめの締め切りがあったのですが、それが明けたこともあり。
自室でお気に入りのコーヒーを淹れて、iPad開いて、のんびりした休日を過ごせています。ありがとう、脱稿…!

家出のススメ。

今週の「OVER THE SUN」
堀井さんの「カプセルホテルで1か月」という話にグッときました。
ずっと同じ顔付き合わせていると、しんどくなるときは往々にしてきます。
我が家は両親+私、の核家族ですが、両親が現役で私が子どもの頃、週末になるたびに言い争いをしていた両親の記憶が強くあります。
子供心にその様を見聞きするのが苦しくて。「私がいなけりゃ良かったんだろうか」「この人たちが夫婦にならなければ、私が私という自我を持っていなければ、見たくないものを見なくて済んだのではなかろうか」と、小学生時分の私は泣き、中学生の私は怒り、高校生ではやや諦め、大学時代は私が実家を離れたことで、「週末の問題」からは一時離れることができました。
フォローというわけではないですが、我が家一応、外から見れば「仲良いね」と言われる家族ですので、ご心配なく。

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週末ごとの夫婦喧嘩に辟易し、「はじまった」と思ったら自分からその場を離れる選択をしたこともありました。仲裁のつもりで私も怒り、余計に炎上して引っ込みがつかなくなるときもありました。
しかし、自分が働き始めて理解できたこともあります。平日は仕事でストレスが溜まり、休日、仕事から離れても「家族が期待通りに動いてくれてない」と思うと、そりゃイラッとするわな、と。特に家族に対して、相手に対して「こうしてくれたらいいのに」と期待値があると余計に。
堀井さんのパニック? がどのようなものだったのかは分かりませんが、しんどいものから一度離れてみる。「私がいなくても会社も家庭も、意外と回る」と気づけたのも、家出したからこそ解る気付きなのかもと思います。

それでも家族はありがたい。

現在、私は大学時代ぶりに実家を離れて暮らしています。
働きながら実家で生活していた頃、祖母が元気だったときは祖母が「おさんどん」を担当し。現在は「サンデー毎日」な母がその役割を担っています。毎日の食事づくりほど面倒なものはないのではと、約20年ぶりのひとり暮らしをして痛感することです。日本帰ったらコンビニのサラダチキンと野菜サラダだけで生きていきたい。とは常々言っております。
特に、今は私が日本から離れて生活していることもあり、生活に関わる事務手続きなどは弊オカンにお願いしている部分が多くあります。
これ、マジで私が「ひとり」だったら、誰に頼んだのだろう、誰に頼めるんだろう、と考えます。喧嘩しても、しんどいことがあっても、「原価」で助けてくれるのはやっぱり家族だからなのかも、と思います。

俯瞰で見える家族のカタチ。

実家から遠く離れて生活している私です。しかし、その場にいないながらも頼りにはされているようで。
先日は「(実家に預けている)車のタイヤが限界だ」「オトン、スマホデビューしたい」「いい感じの墓碑銘を考えてくれ」という、サザエさんのサブタイトルのような話が家族から届きました。現場を共有していたら、楽しかったり反面イラッとしたりすることもあるのでしょうが、離れているからこそ俯瞰的に、客観的に面白おかしく、我が家のカタチを見ることが出来ています。
私は現在「おひとりさま」ですが、このまま「おひとりさま」を続ければ、いつか私は本当に「おひとりさま」になります。両親の介護問題もいずれやってくるでしょうが、最終的に心配なのは「自分の終末」です。
これからどうなっていくかも未知の世界です。どうなるかわからないことも楽しく受け取って、今の我が家のカタチ、これからの私のカタチを模索していければいいなと思っています。差し当たり、実家は私がいただけると思い込んでいるので、リノベーションしてこども食堂にするか、「おひとりさま」が集まれるサロン的なものを作るか、イメージしています。具体的な形になったら、場所の名前を「OVER THE SUN」にしようかしら。著作権とかOKだったら。


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