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「Concert called "LIFE"」

Mr. Childrenのコンサートで観たもの

国民的バンド、Mr. Children。友人に誘われて、コンサートに行った。場所は日産スタジアム。その日は7万人の観客でスタジアムは埋まっていた。その景色をみて思った。

ここにきている観客は、ミスチルの音楽が好きで、ライブを観に来ている。彼らが奏でる音楽を、お金を出して、ほとんど豆粒のような形でしかミスチルが見えなくても、自分の家からわざわざ日産スタジアムという場所まで来ている。

ミスチルが奏でた音楽(それは、彼らの人生= Life)

コンサートが始まると当時の最新アルバムから、彼らがデビューしたときの20年以上前の曲まで、さまざまな年代の楽曲が演奏された。

会場には、懐かしいナンバーを聴いて涙する女性や、新しくファンになったであろう高校生がジャンプして、音楽を楽しんでいる。大きな声でミスチルと合唱する男性陣の姿もあった。

この光景をみて、ミスチルが歩んできた日々と、観客が過ごしてきた日々。ここにきている観客のライフにはミスチルの楽曲が思い出とともにあるのだろう。ミスチルと観客の"LIFE”(ライフ)が重なりあり、ライフの複数形である”LIVE(ライブ)”になっているのだと妙に感動したものだった。

ぼくらは、ぼくらの音楽を奏でよう。

ぼくは、ミスチルではないアラサーサラリーマンだ。日産スタジアムを満杯にすることはないし、そもそもコンサートを開く事なんてない。(もちろん、本当にそれが目標なら達成すべきだと思う。)

けれども、ミスチルの楽曲のように、日々の生活の中で、仕事の中で人を巻き込み、思い出を作ることはできる。

人生はすべてのことを覚えているわけではなくて、今まで自分がやってきたことで、「印象的なこと」を中心に覚える。

だから、毎日の中で少しでも「じぶんがやろう!」と決めたものに取り組むこと。それが、ミスチルの楽曲が積み重なるように、ぼくらの人生にも積み重なっていくと思うのだ。

だから、やらない後悔はやめよう

いろんな本に、人生で一番公開することは、「挑戦しなかったこと」と書かれている。やって失敗したことよりも、やらなくて後悔することのほうが、人生をさみしくしているのだ。

会社員になると飲み会の誘いにまけて、夜遅くまで飲んで次の日は二日酔い。高い志がどこかへ飛んでいくときもある。そんな自分が嫌になったりもする。けれども、あきらめずにまたチャレンジする。

だから、少しでもぼくは小さな目標をたてて、行動することを忘れたくはない。いつもどこかで、小さくも大きなチャレンジしたいと思う。

人生最後の日に奏でる楽曲は?観客はいるのか?

アラサーにもなると身近な人の死を経験したりする。人生ってなんだろう?なんてことも、考えたりする。

その時にいつも思い出すのが、ミスチルの日産スタジアムのコンサートだ。

「じぶんは彼らの楽曲のような思い出が作れているのか?」

「じぶんがやったことでだれかに感謝してもらえているのか?」

「じぶんの最後のコンサートには、観客はいるのか?」

ミスチルのようなミリオンセラーや、数万人の観客は集められないかもしれないけど、自分なりに自分の人生を奏で、自分なりのやり方で少しでも多くの人をハッピーにさせられたら、人生という名のコンサートはよかったといえるのではないか。

これはとてつもなく、意識的な努力が必要で考えることを続けることが求められる。けれども一回きりの人生なのだから、人生をだれかのために奏でたほうがおもしろいと思うのだ。

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