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キャパオーバーが続いて限界を感じたので、3つの約束を守るようにした。#WORKINGFOREVER30

『ごめんなさい、厳しいです。』
この一言が言えるようになったのは最近です。
いままでは怖くて言えませんでした。今もまだ正直ちょっと怖い。

言ってしまったら負けだと思っていました。
誰かと何かを競っているわけでは無いのに。
言ってしまったら終わりだと思いました。
自分は無力です、と露呈してしまう。なんとか積み上げてきた砂山の表面が、その一言によって崩れ始めてしまう。
要は自分に自信がなかったのです。でもプライドは高い。だから、見栄を張り続けるために一度手を出したものに対して「No」や「誰かに相談する」ことは選択肢にありませんでした。

その結果、やり抜く過程で色んな心優しい方のサポートをもらったり、
自分の時間のやりくりを通してどうにか一区切りつけれる忍耐はつきました。だけど、気づかないうちに体が悲鳴を上げていたのです。

生理が3か月来なくなってしまいました。
そして床を拭くとき、シャワールームの排水溝で見る自分の抜け毛の本数が多くなっていきました。

そこまでになるまで私は必死すぎて気づくことができませんでした。
ほどほど。ときどき力を抜く。「完璧ではない自分にも〇!♪」のような柔らかい表現ができそうな塩梅がわかりませんでした。リラックスのために始めたヨガでもそう。完璧主義がチラリズムしてくる。

ある日の朝。いつもの通り、鏡から自分の顔を見ました。そこには見慣れた自分の顔がありました。
だけど、ふと「私こんなに老けてたっけ?」と思いました。

いつも見ているはずだったのに、自分を見ていなかった。
「このままだと崩壊する。」ようやく本能レベルで察したのです。

「明日、もし目が覚めなかったら私は後悔しないだろうか?」

この質問が急に頭に浮かびました。この問いに対する答えは、「私の人生、十分満足してる。だけど、味わいたいことが残りすぎている。死にきれない」でした。(笑)そこでマイルールを3つ決めました。

1つめ。完璧主義だからこそ、あえて8割に拘ることにしました。
私の場合、おそらくデフォルトで「10割=倒れるまで/燃え尽きるまで」と定義されているので、「まだきっといける!」というところで止めるということになります。「まだいける」とわかっている中で制限をかけるのはきっともどかしい。でもそこでできた2割を「やりたくてもやれてこなかった、緊急ではないけど大切なコト。」に充てるようにすることにしました。

2つめ。朝の時間を生涯続けたい、「いままでなかなかやれてこなかった習慣作り」をすることにしました。例えば、朝ごはんを作って、昼の仕込みもしておく。結果、1週間21回の食事のうち、平均して18回は自炊をするようになりました。回数はあくまでも目安で、それがだめでも自分を責めないようにしています。もともと、忙しさを理由にUberやコンビニ、できあいのもので済ませることがほとんどでした。栄養バランスもめちゃくちゃでしたし、添加物もたっぷりだったと思います。しかも、食事は仕事をしながら、PCを見ながら。その食事ではお腹は膨れても心は満たされないよね。1回1回の食事を、その20分を、準備を含めて1時間弱を「自分のための投資の時間」としてとらえるようにしました。

そして3つめ。自分の現在地と目的地を明確にする15分/週の自分MTGの時間確保と1日5分の毎日日記。
自分MTGでは、具体的には週末に1週間のTo Do / Want to Doを明確にし、長期的にどういう自分になりたいか、ということを書き出したり、
あらかじめ書き出してある理想像を踏まえて自分の現在地を捉えなおします。もちろん、書き出したWant toができないことも多くあるし、理想がかなた遠くにあるように感じることもあるけれど、理想として掲げられるものは実際に自分の頭の中からアウトプットされたもの。かなわないことはそもそも頭に浮かんでこないとも言われています。そして日記の時間。私はもう8年ほど1日5行日記を続けています。ただ、精神的、肉体的、時間的にできないこともあるのでそんな日は「今日もお疲れ様!」と、よかったことを1つでも思い出してピロースプレーを吹き、前向きな気持ちで寝るようにしています。

この3つの約束ゴトを少しずつ少しずつ、破ることもありながらも継続するようにしました。特に1つめ。これって結構難しい。でも、意識するようにしたら少しずつできるようになってきました。むしろキャパオーバーの中、最高のアウトプットは出てきません。それは私にとっても、相手にとっても非常に残念なコトです。確かにコンフォートゾーンを超えなければならないときはありますが、むやみにやりまくるのはきっと違います。思考は変えられる。そして思考を変えることで現実も変わる。時間はかかることもきっとあるでしょうが、生涯おつきあいする自分を大切にしてあげたい。そう、思えるようになりました。

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