見出し画像

不器用な私は、恋のはじまり方を模索し始めた。#WORKINGFOREVER33

大学の時におつきあいしていた先輩がいました。先日、ひょんなきっかけでそのカレが結婚したことを知りました。おめでとう、という純粋な相手の幸せを想う気持ちと何とも言えないモヤモヤがしばらくせめぎあっていました。

カレとは私が1年の交換留学をする直前におつきあいが始まり、留学が終わった後も交際していました。これは結婚するかも、って一時期は真剣に考えましたし、実際にちらっとそういう話が出たこともありました。でも、カレは就職して地方へ。私は東京で学生。徐々にお互いの「当たり前」がずれていくことを感じていました。

恋愛ってこうやって盛り上がって、こうやって切なく散っていくんだ。恋には四季があるというけれど、知り合ってからお別れするまでの2年半ほどの期間の中に本当にその季節が巡っていくことを体感しました。今となっては未練はないけれど、私も社会人になってから彼に対して悪いことしたなーって思うようになりました。1年目って思った以上に必死で恋愛どころじゃなかったんです。ここで失敗したらポンコツの烙印が押されてしまって、未来がないかもしれない。そんな不安と、「成功したい」っていう野心。日々、自分の至らなさと葛藤していました。当時のカレもこんな経験を赴任先でしていたのだろうか。学生だった私は、「甘えたがりの後輩」から脱出できずに、ただ重いオンナだったのかもしれないな、と思いました。それからはしばらく、恋愛が怖かった。自分が仕事でしっかり成功体験が積めていないところで恋愛をすると、その相手に依存してしまいそうな気がしたんです。

アプリをインストールしたり、合コンに行ってみたり。ちょっと息が合ったお相手と二人で会ってみても、過去がフラッシュバックして先に進めない。そんなことを繰り返してました。

社会人になって1つや2つのトキメキはもちろんあったけれど、お付き合いに進む前に「やっぱ怖い、無理!先に仕事!」とシャッターを下ろしてきた自分。気が付けば社会人になって5回目の夏が来ようとしています。学生のころの夏とは違い、今はマスク必須だし、遠出もなかなかできなければ新しい出会いもなかなか難しい。でもやっと、仕事である程度の自信や経験ができてきた今、改めて、自立した自分で恋愛と向き合えるようになれた気がするんです。

恋は焦ってするものではなくて、落ちるもの。
恋焦がれて自分を焼き尽くすのではなく、暖炉のようにお互いの心を温めるもの。ひとりでも、2人でも幸せ。

そんな恋愛がしたい。

でもしばらく一人だったから、もうね、情けないかな、どこから手を付けたらいいのかわからない。心に灯された小さな炎を、どのように大きくしたらいいのかわからない。好きかも、というひとがいても、自分の胸の内にとどめておいてその人の幸せを祈ってる方が、もしかしたら幸せなのかもしれない。

無限ループです。

でも、そうね、、、まずは、、、自分を磨こうかしら。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?