【注意】“酔っぱらい客”問題について
「住みたい街で働くフリーの施術屋」マガジンをお読みの皆さんこんにちは。
HKRです。
私は東京都の「住みたい街ランキング」の上位に位置する場所、吉祥寺と中野で仕事をしています。年末に入って少しずつですが、仕事の出勤日数の割合に差をつけ始めました。いま現在、稼げているのは吉祥寺です。
完全歩合制なので、より重宝されて稼げるほうに比重をかけていくのは当然です。ただ、お客様が増えればそれなりに面倒なことも出てきます。
酔っぱらい客問題~なぜ施術してはいけないのか~
年末になるとやってくるのは忘年会。この季節は酔っぱらい客が多くなる傾向があります。
当然ですが、お酒を飲まれた方への施術はNGです。「軽く飲んだだけだ」と言い張る赤ら顔のオッサンが駄々をこねられることもありますが、
「最悪、死ぬけどいいの?」
⋯⋯⋯と、言いたいところを我慢して丁重にお帰りいただくようにしています。
では、具体的に施術の前後にアルコールをとってはいけない理由を説明します。大きく分けると3つです。
1.血流促進し過ぎによる急性症状(急な吐き気·めまい·昏睡など)
2.翌日の揉みかえし(痛み)
3.むくみ
1.血流促進し過ぎによる急性症状(急な吐き気·めまい·昏睡)
身体をほぐすと血行促進によって体が温まります。その前後にお酒のアルコールを摂取すると血流促進の効果で血液中のアルコールが早く増加します。血中のアルコールが肝臓で分解されるとき"アセトアルデヒド"と言われる有害物質を生成することで頭痛やめまい、吐き気の症状が引き起こされます。
更には血中のアルコール濃度が急に増加すると「急性アルコール中毒」を引き起こす可能性が出てきます。
アルコールは脳を麻痺させる性質を持っています。アルコール濃度が高まり続けると最終的には最終的には生命維持にかかわる脳の中枢神経までもを麻痺させてしまい、呼吸機能や心拍機能を停止させて死に至ります。怖いものですね。
このとき「大丈夫、オレ酒に強いから」という言葉を投げてくる人もいますが、残念ながらそれはまっっったく関係ありません。
あくまでも血中のアルコール濃度(飲んだアルコールの量)に比例し、誰でも陥る急性中毒なのです。その謎の自慢はぜひよそでやっていただきたいですね。
2.翌日の揉みかえし(痛み)
お酒を飲んだ後は感覚神経が鈍くなりやすく、施術の押圧などの痛みや効果を感じにくくなります。結果、強い押圧を求めて身体に刺激を与え過ぎてしまい、翌日には全身の痛みとなって返ってきます。
お酒が入ったときの感覚・判断は信用しないのが賢明です。
3.むくみ
アルコールを摂取すると「抗利尿ホルモン(尿の排出をコントロール)」の働きが低下します。お酒を飲むとトイレに行く頻度が増えませんか?それにはこうした理由があります。
摂取したアルコールの水分を尿として大量に排出すると、体は脱水症状になっていきます。そこで失われた水分を補おうと、再び大量のアルコールや水分をとってしまう...。結果として水分のとりすぎになり、むくんでしまうのです。
(※だからと言って水分を摂らないのはヤバいです!!お酒と水の分量は気をつけてください)
参考引用
リラックス情報ナビ·セラビー↓
https://relax783.jp/alcohol-massage/
wikipedia↓
https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E6%80%A5%E6%80%A7%E3%82%A2%E3%83%AB%E3%82%B3%E3%83%BC%E3%83%AB%E4%B8%AD%E6%AF%92
自分の身は自分で守ろう
いかがでしたでしょうか?お酒は場を楽しませる一つのツールにはなりますが、客商売となると"取り扱い注意"の品物です。
特にお伝えしたいのは我々施術(サービス提供)側の人たち。売上のことを考えたり、酔っぱらい特有の絡みの面倒くささからつい受けてしまう人もいますが、ロクなことにはならないのでやめておきましょう。
(※大きな声・いびき・匂いや最悪失禁や嘔吐など事例もあります)
特に夜遅くまで営業するリラクゼーション店では、注意が必要です。つい受け入れてしまうその気持ちはよくわかりますが、身体を預かるプロとして"受け入れるべきではない”という判断は正々堂々と伝えましょう。その方がお互いのためです。
そしてお客様としてご来店していただく方も、飲んだら真っすぐお帰りください。「お酒は呑んだら揉まれるな」でお願いします。
※評価をお願いします。
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