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仕事とプライベートが混ざることで生まれるセレンディピティ

こんにちは。本記事を担当する株式会社ふろしきやの田村です。千曲市を舞台にまちづくり関わりながら、直近のワーケーション・ウェルカムデイズに代表されるワーケーション体験を高めるコンテンツづくりに力をいれています。私自身も起業してから5年を幼稚園バスをリノベしたバスオフィスを中心に完全にノマドワークを行い、そして主催者としてワーケーション体験会を5回参加者延べ130名と交流を重ねてきました。
↓ お寺でこたつワークをみんなでやった写真です。寒かったけどよかったです。

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ワーケーションというと「ワークと休暇の線引はどうする」などというどちらかというと仕事とプライベートが混ざる事を問題視しますが、私は「混ざることに価値がある」と考えています。「自分の働き方はこうです」「今の職業で何をしているのか」「こんな暮らしを考えている」などこれまで交わることのなかった業種や住む場所も違う人たちと話すことは、自分自身を客観化し、新しい人との新鮮なつながりを生み、一種の「セレンディピティ」を感じるような感覚が生まれています。これは参加者との対話の中で深く実感したことです。そういう意味でもワーケーションの多様な価値が広がっていることを感じています。
↓興味ある方は、調査レポートとして公開していますので御覧ください。

場所を変えながら「コワーク」することによる意図せぬ効果

実は千曲市には2021年はじめまでコワーキングスペースがありませんでした。そこからひねった知恵が「気持ちの良い場所(絶景の山城、棚田、観光会館中庭など)で働く」ことでした。当初は気持ちよく働くという目的で実施したことだったのですが、それ以外の良い効果が3点ありました。

●人間関係がグッと縮まる:あまりに普段と違う環境でテンションが上がる
刺激を受ける範囲が広い:観光局職員の方など横目で働く人同士が自然と刺激
●さらなる偶発性生まれる:WEBエンジニアと農家の人など直接働き方を知る

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この3点が重なることで、実は千曲市ワーケーションでは地元の人も意味を感じて参加をしています。地元の人にとっても新しく地元を知り、そして新しい人と交わり会えるまたとない機会となり、価値が高まっています。その最も成功例として、私は先日行われたワーケーショントレイン(長野県を走るしなの鉄道観光列車ろくもんを貸し切ったワーケーション)かな、と考えています。30名ほど参加した中、地元の人が約半数参加しました。地元だからこそ観光列車は乗る機会がすくなく、新しい身近な魅力を知る機会として、遠方からの来訪者と地元の人両方にとっても特別な体験となりました。
↓ご興味ある方は是非御覧ください。

※ワーケーショントレインが実現に至るまでには様々なことがありましたが、それはまた別の機会に詳細を書きたいと思います。

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