思い出すのは個性豊かな参加者との思い出、トレインワーケーションでの感動体験
はじめまして、大越知枝です。
普段はフリーランスでマーケティングの仕事をしています。
どこでも仕事ができるという環境上、去年からいろいろな地域に行ってリモートワークをしています。
始まりは観光列車ろくもんでの出会い
ふろしきやさんとの出会いは2021年2月のワーケーショントレインに参加したことです。
「電車で仕事がしたい!」とふと思い立ち、ネットで「電車 ワーケーション」で検索して出てきたのがふろしきやさんのホームページでした。
長野が誇る観光列車ろくもんの写真を見て「なにこの電車!素敵すぎる!乗りたい!」と秒でポチりました。
当時すでにいろいろな地域に行っていたわたしですが、各地域様々な面白いワーケーションプログラムを企画しているものの、乗り物にフォーカスした企画は少なくとても新鮮に感じました。
レトロな外観にデザインの異なる3両編成のスタイリッシュな車内(しかも個室まで完備!)、初めてろくもんに乗車した時の感動は忘れられません。
ろくもん自体に感動したのはもちろんですが、それ以上にろくもんに歓喜している地元の方の姿、窓の外から手を振ってくれている地元のみなさんの姿に熱くなるものがありました。
人が素敵な街は印象に強く残ります。
三重県での印象的なワーケーション
今までわたしがワーケーションをしてきた中で印象に残っている街は他にもあります。2020 年の年末に訪れた三重県の尾鷲市です。尾鷲市は関東から行こうと思うとアクセスが悪く、観光地でもないので、他地域から人が来ないという問題を抱えています。住民も高齢者が多く過疎化が進み、空き家も多い土地柄です。
そんな環境下で、おわせ暮らしサポートセンターや地域おこし協力隊として活動する移住者を中心に様々な事業が展開されています。
その中の一つが空き家の再活用事業です。尾鷲市には土井見世邸という登録有形文化財にもなっている近代建築を再利用したコワーキングスペースがあります。わたしはジョサイア・コンドル(鹿鳴館、ニコライ堂などを設計した明治以後の日本建築界の基礎を築いた人)の建築物巡りをするくらい近代建築を見るのが好きなのですが、こんな素敵すぎる建物で仕事ができるなんて夢のようでした。
参照:NPO法人 おわせ暮らしサポートセンター「土井見世」WEBサイトより(www.doimise.com)
さらにビックリなことに、このコワーキングスペースの管理人として当時インターン生だった19歳の女の子が1人で住んでいたのです。近代建築は好きだけど、さすがにこの広い邸宅に1人で住むのは怖すぎる・・わたしだったら眠れないと思って聞いたら、やはり住み始めの最初の1カ月は怖くて眠れず友達とずっと電話していたとのこと(笑)
そんな彼女も今ではすっかり尾鷲市の魅力にハマって、家族で移住を本気で考えていると言っていました。
コロナが落ち着いたらまた行ってみたい街です。
人との交流が生む効果
ワーケーションをしてきて思うのは、家に帰って思い起こすのがたいてい出会った人たちのことだということです。
類は友を呼ぶのか、ワーケーションで出会う人は仕事に情熱的で行動力があり、話をしていて面白い方達が多いです。
そしてそんな方達と話をしていると刺激をもらえるし、新しい発見があるし、元気いっぱいになって帰路につけます。
わたしのように個人でフリーランスとして活動をしていると気軽に情報交換できる同僚のような存在が身近にいなかったりするので、こういった場はとても貴重なものです。
特にふろしきやさんのワーケーションは地元の方の参加率も高く、わたしが仕事をしているIT業界以外の異業種の方が参加者に多いので、普段なかなか知り合う機会のない方達とも出会えます。
思えばわたしは昔から人間に興味があります。人と話すことも好きですし、職業柄アンケートをすることも好きです。
マーケティングという仕事もサービスの向こう側にいるユーザーのことをあれこれ考える仕事です。
わたしは自分の仕事におけるペルソナに近い人をみつけるとついつい話しかけてしまう癖がありますが、自宅でパソコンに向かっているだけでは完結しない部分を、外に出て人と交流することで補っている気がします。
そういった意味でワーケーションでの人との出会いは、自身の仕事上でも大いに役立っています。
次はどんな方達に出会えるのか今から楽しみです。
【告知】運営より
千曲市ワーケーション・ウェルカムデイズ開催決定
~大人の仕事も子どもの自由研究も両立!夏の思い出に!~
開催日:2021年8月7日~8月13日
・密を避けて涼しい高原の湖畔キャンプ場貸し切り
・温泉街から観光列車トレインワーケーション
イベント詳細/申込サイト:https://furoshiki-ya.co.jp/chikuma/wwd2108/
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