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温泉MaaSは、「温泉MaaSって言いたいよね」から始まりました

はじめまして、清水宏之と申します。普段は日本マイクロソフトで運輸領域のインダストリースペシャリストとして働いています。

最初はふとした会話から

2020年9月、コロナ禍で在宅勤務が続き長野県飯綱町の別荘で二拠点生活をしていたところ、ツイッターで目に留まったのが千曲市ワーケーション体験会でした。絶景・温泉で仕事!に惹かれて参加し、ふろしきや田村さんや観光局、地元、参加者の方々との交流を通して千曲市の活動に共感しました。田村さんとリピーター参加者の柳さんと食事に出かけ、本業で取り組んでいるMaaS(Mobility as a Service:ユーザーが行きたい時に行きたいところに自由に交通サービスを選んで行くことができることを実現する移動サービスのこと)についてお話ししたところ、ワーケーション参加者の移動課題と結びつき、温泉のある観光地向けの移動サービス「温泉MaaS」を作ってみようと企画が動き始めました。

さっそく次の体験会に「温泉MaaSアイデアソン」が組み込まれました。移動サービスを検討するには、自治体や地域の交通事業者との連携は不可欠です。そこで、千曲市役所、信州千曲観光局、商工会、地元タクシー会社、地元鉄道会社、旅館事業者、商業者、居住者、ワーケーション参加者など市内外のさまざまな方と一緒に検討することで、地域に根ざした移動サービスの実現を目指しました。当日は30名もの方が集り、5つのグループで異なるペルソナ(公共交通で訪れるワーケーション参加者、自家用車で訪れる観光客、居住者の働くシーン、自家用車を所有する・しない居住者の生活シーン)の1日の出来事を出し合い、課題をあげ、課題解決にあったら良いと思うサービスをまとめました。最後のグループ発表は、短い検討時間だったにも関わらず、熱のこもった発表に大いに盛り上がりました。

温泉MaaSアイデアソン

 アイデアソンの進行資料と成果資料は他地域でも活用いただけるように一般公開することにしました。(本記事の最下段でダウンロード可能です)

実証実験は簡単に冷めないうちに

アイデアソンでは、さまざまなサービスアイデアが生まれました。できるところから始めてみようと、まずはワーケーション参加者が自由に移動できるように、地元のタクシーを気軽に配車依頼できるLINEアプリを入り口とした仕組みを、柳さん、千曲市に移住されたフリーエンジニア古澤さんとともに開発しました。さっそく2021年2月の体験会で実証実験を行い有効性が確認されました。

温泉MaaSイラスト

温泉MaaSはまだ始まったばかりですが、今後も機能拡張していく予定です。千曲市ワーケーションウェルカムデイズで、温泉MaaSを使ってABW(アクティブベースドワーキング)を実現し、よりよい働き方を体験してみてください。

温泉MaaSアイデアソンの進行資料、公開テンプレートとしてこちらにも添付します。↓↓

温泉MaaSアイデアソンの成果資料も同じく添付します。↓↓



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