「人」として「会社員」として考える「意味と価値ある」ワーケーション
どうも、ノマドな生活に憧れている徳増宏司です。千曲市ワーケーションには、日本マイクロソフト株式会社の同僚である清水宏之さんに紹介頂き、2021年2月開催の第1回「トレインワーケーション」から参加をしています。
今回も、2021年11月17日から19日迄「学び深まる秋の温泉ワーケーション」に参加をさせていただきました。参加した所感、千曲市ワーケーションの魅力について簡単にまとめました。
参加者として考える、「千曲市ワーケーション」
5つの魅力
1.人とのリレーション
千曲市の人達(例えば、鍛冶さん、清水則ちゃん、タイラーさん、田村さん、山崎さん等の皆さん)のホスピタリティから、とても居心地が良く、何か昔から居たような感覚になります。
2.千曲市の自然・食文化
千曲川、温泉、景色の良さ、空気のうまさ、多様な食文化(おやき、そば、うどん、味噌、杏など)。自然に近い環境で気持ちのリフレッシュができます。
3.「千曲市ワーケーション」プログラム
SDGs、MaaS、ワークスタイル、ダイバーシティ等を、第一人者からわかりやすく聞けて参考になります。また、各種ワークショップ等のプログラムも魅力的。今回のプログラムで特に印象的だったのは、長野市でジビエ料理を提供する「WORLDTRECK DINER&GUESTHOUSE-Pise」サンボさんの狩猟についての話と、「一般社団法人日本ワーケーション協会」特別顧問 箕浦 龍一さんのワーケーションについての話(働く事の意味と価値の再認識という面)はとても参考になりました。
知らないことを知ったり、自分の中でぼんやりしていたことを判り易くまとめてもらう話には説得力があり、新たな知見に繋がり楽しいです。
4.観光的な要素
しなの鉄道の観光列車「ろくもん」を貸し切り「トレインワーケーション」を具現化したり、荒砥城での皆既月食と夜景鑑賞をしたり、有限会社フレスコ・カンパニーさんが生み出した「ジ・ビーガン(ジビエ+ビーガン)弁当」を食べるなど、観光としても楽しめる要素が多々あります。参加者同士で地場の美味しいお店(七福、万蔵等)で夕食等も楽しい。今回は地獄のサイクリングもあったようですが……笑。
5.実証的な要素
LINE ApplicationとAzureを使った配車システム「温泉MaaS」を利用してTAXI移動や、レンタルサイクル、バス移動等について支援を行う試みも行われており、ワーケーションで実証を行いながら知見を得ることができます。
客観的に見て、これだけの「意味と価値を提供」しているようなワーケーションは、千曲市くらいなのでないだろうかと思っています。
私と仲の良い皆さんは、徳増は「七福」でおやきとラーメンを食いに来て温泉に入り、「姨捨ゲストハウスなからや」に遊びに来ているだけだろうと思っているだろうが、まあ、主観的にもそれは真実であり重要かと思っています笑。
この取り組みの企画から実行の中心にいる 田村さん、坂下さん、山崎さん、それに関係者の皆さん、今回も身がぎっしり詰まった意味と価値のあるワーケーションの提供をありがとうございました。次回も楽しみにしています。
(今回、人数も多くプログラムも多岐に渡り、終了後みなさんが真っ白な灰になっていないか心配です。)
会社員として参加する立場としてこれからできること
ワーケーション中、箕浦さんのセッションでHybrid Work(いつでも、どこでも働ける)の話があり、 既にこの2年でHybrid Workの対応が整いつつあること、生産性が落ちないことは数字で証明されているという話がありました。働く側のモチベーションをさらに向上させて、どう生産性を高めるか、検討が進んでいくように感じました。
「千曲市ワーケーション」において、仕事では絡みがない人々とワーケーションを通じて課題を一緒に解決していくことで新たなリレーションと、人の縁から土地への地縁みたいなものにも広がっていくような感じが面白く感じています。
今のところ、半分くらいは休暇をとってワーケーションに参加しています。今後は、会社がこのような取り組みを取り入れて、働き方の多様化を計ることで働き手の会社に対する満足度を上げ、地域との関係性を再構築し活性化させる可能性もあり得ることを会社側にも共有して、会社としても取り組んでいくように働きかけていきたい次第です。