短期の異文化体験でも変わる人生観 | ケアンズ子連れ旅行
先日、約10年ぶりに海外旅行に行ってきました。
行き先はオーストラリア・ケアンズ。
なぜケアンズにしたかはこちらで書いてますのでお時間あればぜひ!↓
初の子連れ海外旅行でしたが、ドタバタがありつつもトラブルもなく予定通りのアクティビティを全て終え、無事に帰宅することができました。
どこに行って何食べて〜といった細かい旅行記録は、気が向いたらいつか4travelとかにまとめようかなと思ってます。
noteでは私のキャリア観など思考のぐるぐるを綴っているのでこの旅で気づいたことを中心にまとめていきます!
子連れ旅行にオススメ・ケアンズ
オーストラリア(ケアンズ)は日本からLCCの直行便が出ていて比較的リーズナブルに行ける欧米文化圏です。
加えて近代国家で建物や日常生活が割と日本の都会と近しく、子どもたちも違和感なくすんなり馴染みました。右ハンドル・左車線で道が広いというのもあり日本人観光客もレンタカーを借りてドライブ観光することも多いとか。
先進国なので生活インフラも整っていてほぼネットとクレジットカードがあれば生きていけます。治安もまあまあよく、観光客が多いところをウロウロする分には危険な目には会いません。あとUber(車のほう)が死ぬほど便利でした。なんで日本で流行らないんだろうか?
時差も1時間、主要な観光地には日本人スタッフもいたので言葉にも困らずで、ドタバタしがちな子連れ旅行には大変おすすめです。
そんな環境だったので、当初は異文化を感じにくいかなーと思ったけれども、今後の人生観に影響する異文化体験も少なからずあったので忘れないうちに記録します。
物価は日本の2倍(平均年収も2倍)。
覚悟していたけれど、やっぱり物価は高かった!!日本の2倍弱程度かな?
現在、1A$(オーストラリアドル)=105円程度ですが、
外食すると1人A$15〜20(1600円〜2100円程度)くらいかかります。
コーヒー1杯はA$6〜7、お菓子やアイスもA$3〜5。
うどん1杯にA$15払いましたらね…涙。
日本ならはなまるうどんで500円なのにさ。
なので、豪華ランチやディナーをしてしまった日の朝食や隙間食事はスーパーで調達して調整しました。
観光地のスーパーは、日本人も結構います。
陳列棚を見て「高っ!!たっかーー!!」と思わず声が漏れている日本人パパ。
TimTamを手に取った高齢のお母さんに「お母さん、TimTamなんて日本でも買えるんだから!5ドルもするからそれ!」と諌める娘さん。
そんな光景を目にしましたw
(そんなん言ってるの日本人だけだった)
わかる。わかるよぉ〜。と共感しつつも、日本給与水準の低さを思い知らされ悲しくなりましたね。。
そう、オーストラリアは物価も高いけれども、平均年収も高いんです。
オーストラリアの平均年収は、約92,000ドル(874万円)。
対して日本の平均年収は458万円。
https://www.orixbank.co.jp/column/article/189/
いや低すぎやろ。海外が高いんではない。日本が低いんや。
つまり単純に考えると、今の仕事内容をオーストラリアでやるだけで2倍弱になるわけでしょ。
つまりこれってさ。
って思考に至りましたよね…。
空港からの帰宅途中の電車内で、「家計をお助け!鶏ムネ肉レシピ紹介!」みたいなの動画の車内広告見ちゃってさらに萎えました。アカン…日本人、貧乏や。。と。
労働やお金に関する価値観は少なからず3.5日間という超短期の滞在期間でも大きく変わりました。今転職活動中だから余計そうなのかも。
また、子どもたちにもいざ日本がどうにかなったときには、海外でも働けるような語学や必要なスキルを身に着けてほしいなとも思いました。強制はできないのでいまからちょっとずつ洗脳を始めようかと思います。笑
これからの仕事観に対して一石投じられた海外物価事情でした。
そこには自由と人の温かさがあった。
オーストラリアの国土は広いです。
だから、どこに行っても大きな空と自然、開放的な建物が有りました。
ケアンズは、日本の土地でいうと、風景や土地の広さは北海道、気候や海は沖縄ってな雰囲気。
(最高やんけ!)
人が密集していないので、窮屈さもなく、人を避けながら歩くこともない。
子どもがめっちゃ騒いでも怪訝な顔をする人は誰もいない。
車の後部座席やバスのシートベルト義務もないようで、運転中の移動も誰も何も言わない(自己責任ってことね)。
見ず知らずの方が、子どもの粗相の世話を手伝ってくれたり。
道に迷ったら、親切に教えて途中まで連れて行ってくれたり。
ジェントルメンがエレベーターで先を譲ってくれたり。
とにかく、子連れファミリーにめっっちゃ優しくて感動しました…!!
これはケアンズならではの南国カルチャーなんですかね?
なにかのブログで同じオーストラリアでもシドニーやメルボルンなどの都会はちょっと人が冷たい。みたいなことを見かけました。
ザ・おおらか!!
ひとまず、旅行中はあれダメこれダメと子どもたちに制限をすることなく過ごすことができました。
私達は、日本というムラ社会の中で、人様の迷惑にならないように、いつも人の目を気にしながら子供に窮屈な思いをさせていたのかもしれない。
そんなことに気付かされ、反省しましたね…。
育児なんて我慢の連続。制約が多くて苦しいのは当たり前。って思っていたけど、子育てをしながら住む場所って精神衛生上とっても重要なポイントなんだなって思いました。
子どもたちもいつもより怒られることなく、心から旅行をはしゃいで楽しんでいたと思います。
じゃあ、日本を脱出して国外の広々した温暖な大地に移住したいか!?
というと…否。なぜなら、
日本食と日本の風呂トイレは世界一!
やはり海外の食事は日本と比較して大味です。
ケアンズは南国だからか、すべての食事が甘く感じました。
お菓子も不健康そうな添加物満載のものが多い…そして激甘…!!
日本人の舌は繊細で、私は完全に日本人舌をインストールされてしまっているので、日本食のない生活は正直考えられないと思いました。
もちろん、良いレストランの食事は繊細な味付けなものもあり、とても美味しかったのですが、その分お値段もよろしいです。
正直なところ、帰路の上野駅で食べたじゃんがらラーメン900円が、最高に美味しかった!!
帰るまでが遠足ですセオリーで考えると、この旅で最も美味かったのは間違いなく上野駅のじゃんがらラーメンでしたね。
スーパーやコンビニで安くて美味しい食材が買えて、外食するにもどのお店で食べても一定のクオリティが担保されている、日本の食文化はやはり最高です。醤油やだしのあるところで生きていきたい。
加えて言うなら、トイレはあったかい便座で、シャワーではなく浴槽でゆっくりお湯に浸かる生活がいい。
したがって今後の人生の拠点も日本一択かなと思っています。
現地のスーパーは異文化の宝庫なので見てるだけでも楽しいです。
カラフルなお菓子やアイス、珍しい野菜、大きなお肉。ドでかいジュースや洗剤。子どもたちは面白そうに見てました。
でも、食は毎日のこと。生きるパワーです。
食文化は慣れ親しんだ日本のものが最高だなって思いました。
終の棲家と残りの労働人生について考えた
まだ老後まで20年ほどありますが、そんなこともぼんやり考え始めた旅行でもありました。
(まぁ今転職活動中だからなんですが)
住環境はオーストラリアのような気候が温暖で、広々として、自然を感じられる場所がよい。
素敵なお家にはかならずベランダやテラスにダイニングセットがありました。羨ましすぎる!
でも食文化は日本がいいなぁ…。
海や山に近くて、温暖。
湘南、小田原、伊豆あたりが候補かしら。
土地勘も縁もゆかりもないけど九州や四国も近しいのかな?
リタイア後の暮らしもイメージしました。
仕事はどうする?
イメージとしては、数年後こんな感じでキャリアをシフトできないかな…なんてこと夢想しはじめてます。
甘いか?笑
とにかくお金の勉強は今すぐ始めようと思っています。なぜなら、日本において労働で蓄財することは、平々凡々な中年女である私にとっては無謀なことだから。
そんなこんなで、短期の異文化体験でもこれからの人生をどう生きていくかを深く考えさせられました。
これだから異文化に触れる旅は良い。
旅は私の人生に欠かせません。
子供がいる今は、5年〜10年に1回でもいいから海外や異文化に触れる体験を組み込んで、人生をより彩り豊かなものにしていきたいと思います。
次はどこにしようか!
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