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ある短大のキャリア授業での学生の課題、取り組み状況から感じたこと

今回は、短期大学にて、キャリア授業の複数クラスを事例を記事にします。
昨年度のこの授業の課題点は、各先生同士で、シラバスや内容がそれぞれ異なっていた事
今期は、統一した運営をしてほしいという要望のもと、弊社noa出版の
「なりたい自分を目指すシューカツワークbook」を使用し、また共通の補助教材や成績評価を導入し、授業内容の統一を図りました。


目次
ワークアカデミーのノウハウを活かす
「2年間の計画表を作ろう」授業回の学生の振り返り
「高校と大学の違い、ノートテイキング」授業回の学生の振り返り

ワークアカデミーのノウハウを活かす

もう一つの要望が、授業開始が5月に延期され、かつオンライン授業の不安をなるべく解消してもらいたい、とあった。
担当講師たちは、4月から複数のオンライン授業を開始していたこともあり、動画撮影や学生対応も、スムーズ。安心して授業や課題に取り組んでもらえる工夫を授業動画に盛り込み、また想定される質問一覧や、対応窓口を準備できた。
今回は、実際に授業を受けた学生の感想で振り返ります。

「2年間の計画表を作ろう」授業回の学生の振り返り

キャリア授業において大学生活2年間(又は、4年間の過ごし方)は、見える化することで計画的に進める事を促します。学生の皆さんは、どのような2年間を計画したのでしょうか。

~学生の振り返り~
『オンライン授業になり将来が不安で、計画表になにを書こうかと悩んでいましたが、これから見つけていけば良いんだと気づき少し安心しました。将来は楽しんで計画するものだから楽しんで課題に取り組もうと思います。キャリアという言葉を詳しく知らなくて、これまでのことだけじゃなく未来のこともなんだと気づきました

『明日のことも考えることが嫌な私にとって将来のプランを考えることは苦労しました。しかし誰と何をしたいか、自分は何をしたいか、これからどうしたいのかを考えていると夢が広がっている自分に気づきました。

前回記事にしたキャリアってなに????にもあるように自分らしく生きる事を考える授業を運営実施致しました。2年間のだけでなくその先の未来まで考えてほしいという意図も伝えることができました。


「高校と大学の違い、ノートテイキング」授業回の学生の振り返り

初年次教育は、高校と大学の違いも大きなテーマです。
特に1年生は、環境・授業形式も変わり戸惑いが見られました。
しかし、状況は、皆同じです。急遽オンライン授業へ変更となりましたが、
学生の皆さんは、キャリア授業をどのように受け取ったのでしょうか。

~学生の振り返り~
今までは、先生が書いていた板書をそのまま写すだけでよかったけど、これからはそのまま写すだけじゃなく、自分の考えや気づいたことなど、自分のためのノートを作っていかないといけないんだということに気づいた。

『ノートテイクは他の授業だけでなく、アルバイト先や入社した会社、自分が新しく知識を取り込む場所ならどこでも大事です。自分が大事だと思うポイントを拾い、家で復習し、次の勉強、仕事で活かすことに繋げられるように心掛けます。』

他の振り返りでも、キャリアの授業は、なんとなく過去のことキャリアを振り返ったり、就職活動に活かすための授業かな、と思っていた学生が多かったようです。

コロナ禍でオンライン授業となり、毎週、大量の課題がでて、自身で課題をする時間を計画的に実行していかなくてはならなくなった今、高校との違いや、大学生活をどう過ごすか、また人生をどう計画し、修正しながら生きていくかということを、気づいてもらえる授業となりました。


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