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1日目前編「オーストラリア着」

1/17の0:00。ケアンズ行きの飛行機の中は既に消灯して薄暗くなっていました。

…うーん。寝れん。
狭いし、座席あまり後ろに傾かないし、真ん中の席だからどこかにもたれかかることもできないし。
これが格安航空機のデメリットですね。
かつてジェットスターを利用した友人Nが口酸っぱく言っていたことが文字通り身に染みて理解できました。
帰りもできれば旅費を節約したいところですが、これは一年後のお財布事情と要相談です。

ただ寝れないだけなら百歩譲れたのですが、それ以上に飛行機内はとにかく暇でした。
スマホは圏外なのでネットサーフィンはできないし、友人とのLINEなども遮断されるし、その他のアプリもほとんど使えません。
漫画アプリがあれば時間なんてあっという間に過ぎるだろうと思っていましたが、御用達のジャンプ+までも利用できなくなるとは…。詰めが甘かったです。
ちなみに映画やドラマなどの鑑賞もできますが有料コンテンツです。節約するためにジェットスターに乗ったのでもちろん利用しません。
唯一使えたのはだいぶ昔にインストールしていたナンプレのアプリのみ。フライト時間はひたすら9×9のマス目と睨めっこしていました。

退屈と闘うこと7時間半、ようやくケアンズ空港に到着しました。日本時間3時30分、ケアンズ時間4時30分。
ここから国内便に乗り換えてメルボルン空港に飛びたいのですが、まずは入国審査をする必要があります。
預けていたキャリーケースを一旦受け取り、事前に機内で書かされた入国カードをスタッフに渡しました。
入国カードには「アルコールやタバコを持ち込もうとしているか」「食肉、海産物、野菜類等を持ち込もうとしているか」「土が付着した靴やスポーツ用品を持ち込もうしているか」「過去6日以内にアフリカ、中南米、カリブ海地域に行ったか」などの質問がいくつかあり、「はい」に当てはまる人ほど細かく質問や荷物チェックが行われます。
僕はいくつか「はい」に当てはまっていたので、他の人とは別ルートに通されました。スタッフの質問を何度も聞き返しながらつたない英語で「サッカーシューズに少し土が付いてるんだ」「医薬品を日本から持って来たんだ」と懸命に説明しました。見た目は強面のスタッフですが優しい人ばかりで、僕の下手な英語をしっかり聞いて対応してくれました。

無事に出口に辿り着くと両替所がありました。
下調べでは日本よりも現地で両替した方が安く済むとのこと。日本でも5万円が少し増えて505豪ドルになったので、それ以上だといくらくらい得するのかとワクワクしながら30万円を受付の男性スタッフに渡しました。2927豪ドルにして返されました。…あれ?
調べ直したところ、現地空港での両替はむしろ日本よりも割高なようです。オーストラリアでの両替は町中の店舗の方が安い傾向なのだそうです。またもや詰めの甘さが出てしまいました。

メルボルン行きの便の出発時間が迫っていたので少し早歩きで国内便のゲートに向かいました。
まだ外は日が昇る前でしたがやはり南半球。既に空気が暖かくなっていました。

国内便もジェットスター。やはり狭いものの、またもラッキーなことに右隣の席に細身の女性、そして左隣の席には誰もいませんでした。
スペースに余裕があったのとジェットスターの狭さに慣れたのが相まってメルボルンまでの3時間弱は自然と眠ることができました。いや、シンプルに疲れていただけかもしれません。

そしていよいよメルボルンに到着するのでした。

自然が豊か

中編へ続く!

※今回学んだワーホリの注意事項※
3.ジェットスターは狭くて座席を十分に傾けられないためリラックスは難しい。ただ、格安が強みなため節約優先で快適さは二の次という人には向いている。
4.飛行機の中ではスマホが圏外になるため、暇潰しになる物(本やネットに繋がないタイプのアプリ等)を準備した方が良い。
5.オーストラリアドルへの両替は現地空港だと割高になってしまう。現地では町中の方が安い。

💰所持金💰
3428豪ドル
&
1万2000円 ←念のため日本円も少し持っていたい

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