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法人設立15年目となりました

女性や次世代のサポートを通じて、職場とまちの未来をより良くするための活動を始めて、はや15年経ちました。

NPO法人(特定非営利活動法人)の目的は、「地域の課題を解決すること」なので、
15年、この課題が解決にたどり着いていないことは、ともすると喜ばしくはないことかもしれません。
でも、確実に過渡期を迎えている課題でもあります。

15年、活動にかかわってくださった皆様には心からの感謝を伝えたい一方で
解決したい課題は、まだまだ根深いと感じています。

「仕事も大切にしたい。子どもの成長にも寄り添いたい。
でもそれが当たり前ではないようだ」

スタートアップは、法人設立2年前(2007年)の8月から、「ワークライフバランス向上委員会」という仕事をしながらの週末活動でした。
現在正会員にいる、木綱真理さんと2人で立ち上げました。

ワークライフバランス=仕事と「子育て」の両立、と狭い間口で捉えて
当時2歳だった娘の子育てと仕事をどう兼ねあうか。仕事も大切にしたい。子どもの成長にも寄り添いたい。
でも、お母さんだけがそれを頑張るのか?
そんな日常にモヤモヤする現状をどうにかしたい。
そんな問いからのスタートで
アップデートしながら細々と続けられたのは、仲間や関わってくださった皆様のおかげです。

仲間やネットワークが何よりの財産、当時の子どもたちは高校生大学生に

現在は、正会員20名(うち理事7名、監事1名)、賛助会員85名、法人会員&パートナー企業31社
学生ボランティア登録者229名(卒業生も含む)
休日子どもカレッジ利用者(小学生)のべ約700名 
たくさんの方の支えや、助言や、行動によって
成長させてもらっています。

初期の会員は、私と近い世代が多く(40~50代)
その当時、乳幼児だった子どもたちはもう高校生、大学生や社会人になっています。
彼ら彼女らが社会に出るまでには、ワークライフバランスなんて言わなくてもそれが当たり前で
女性だから男性だからと、性別で不利益を被ることのない環境にと思っていました。
くやしいけれど、まだ道半ば。

若い人たちと共に、対話し、環境づくりに進んでいきます。

YUIみらいプロジェクト

https://mirairita.org/yui-mirai/index.html

私たちが実現したい社会のためには、
ジェンダーギャップを解決することが根本だと確信しています。
ここにも記してます→https://note.com/worcolla/n/nf2d7d44d67aa

15年目の今年は、このYUIみらいプロジェクトに取り組んでいます。
日本は「女性の頑張り」に期待するアプローチしか進んでいないため
ギャップが縮まっていません。
「構造改革」が必要です。
私たちは、15年積み上げたネットワークをさらにアップデートし、
協働の「エコシステムづくり」に取り組みます。

これからも、引き続き、ワークライフバランスの実現のために。
・はたらくことも、暮らしのことも、あきらめずに、自分自身で舵を取って生き抜ける人が育ち、
・多様な価値観を受け入れられる柔軟な企業が増え、発展し、
・それらの人・企業があふれる持続可能なまちをつくる

というミッションにお力添えをいただけますと幸いです。
https://www.worcolla.com/about01/

(代表理事:堀田真奈)

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