憧れのオテルドゥミクニに行ってきた　＃レストラン訪問記

先日、四ツ谷にあるフレンチの名店、
オテルドゥミクニに行ってきました。

お店を知ったのはオーナーである三國シェフがされているYouTubeがきっかけで。

コロナ禍でお家にいる時間が増えた中、
ぼーっと三國シェフのYouTubeを観ていると、
自分もフレンチが作れるような気分になるから不思議。


日本のフランス料理を常に牽引してきた名店ながらも
YouTubeのチャンネルでは、
簡単に家庭でも作れるようなレシピだったり、
子供と一緒に作れるようなレシピが紹介されています。
（こんな有名シェフのレシピが見れるなんてこの時代に生まれてよかった）

ということで、いつか絶対訪れたいなあと思っていたのですが
ついについにこの日がやってきました。


お店は四ツ谷駅から歩いて10分くらいの閑静な住宅にある一軒家フレンチ。
緑が広がるお店の入り口はジブリの世界に出てきそうな美しい佇まいです。

裏手にはCAFE MIKUNI‘S というミクニワールドを気軽に楽しめるカフェもあって。
こちらは気軽にお茶をしに今度来てみたい。

レストランに入ると待ち合わせにも使用できる小さなバーがありました。
レトロな趣でかわいいかったです。

その奥にある、案内された個室は、なんとも素敵なお部屋で。
大きな窓から差し込む光と窓から見えるお庭の木々たちが、
とても美しい空間を作っていました。
森の中のレストランにいるような、そんな気分になる世界観に心が躍りました。

お席につくとまず運ばれてきたのがAMUSE。

それに合わせてシャンパンをいただきます。

2品目は、フランス産のホワイトアスパラ。

こちらに合わせて白ワインは
フランス、ロワール地方、Central Valley の
Pouilly Fume 、 Souvignion Blanc
Baron de L 2009をオーダーしました。
初めてのPouilly Fume でドキドキしましたが
スモーキーな香りを感じることができました。

高い酸味が特徴のSouvignion Blanc ですが、
2009年のものだったので、少しまろやかで
お料理と合わせやすいかなと思いました。
（ボトルは珍しい形をしていてとっても可愛かった。）

3品目。

イタリア産のアーティチョーク’マモーレ‘。

アーティチョークの中にはアンチョビのピュレが詰まっていました。
どこが食べれる部分なのか困惑していると、
丁寧に教えてくださいました。優しい。

4品目は、
北海道産福島沖桜鱒のミ・キュイ、シャンパン風味。
この桜鱒がトロトロでとっても美味しかったです。

5品目、
ブルターニュ産仔牛のロディ。トリュフヌイユ。
運ばれてきた時から香りが、ふわあっと。

お肉に合わせてオーダーした赤ワインは
フランス、ブルゴーニュ地方、Cote de Nuit にある
Gevery Chambertin 2014 の Pinot Noir です。

ため息が出るほど、ローズと甘い赤系のフルーツのいい香りで
エレガンスなワインでした。

色はルビー、ふちはガーネットがかかっていました。
いちごなどの赤系フルーツがお上品に、
けれどしっかりと感じられたのが特徴的でした。

6品目の
チーズ‘プティニュアージュ‘と
このピノ・ノワールが
驚くほどとても良く合っていました。

長野県産のチーズには蜂蜜とメープルヴィネガー風味のソースが
かかっていました。

7品目
高知県産小玉のスイカのガスパチョとフルーツトマト‘乙女の涙‘のジュレ。

赤ワインの余韻でこちらの味はどんなだったか忘れてしまいました。

ですがデザートへのお口の準備はバッチリです。



楽しみにしていたデザート。

ショコラの桜風味。3種の豆、桜とフランボワーズのコンフィチュール、
グラスオーレ入り、ピンクの飴飾り。

キラキラしていました。
お皿の上で花見大会開催です。

そして最後は
3種類の小菓子とマリーアントワネットティー。

最後にコーヒーなのか、紅茶なのか、砂糖なのか、
ミルクなのか、はたまたレモンなのか。
あの‘いつもの確認‘がなく、
デザートに合わせてすっと紅茶が用意され、
なんだかとても嬉しかったです。




電話で予約をしたときに、
「記念日かお祝い事ですか？」
とお店の方に聞かれ、
「いいえ。」
と答えましたが、
何かお祝い事、記念日には、たしかにここに来たくなる
その気持ちがよく理解できました。

そういえば、今回1番驚いたこと。
ワインリストの分厚さが
ハーマイオニーが図書館で読んでいた辞典の分厚さでした。
あのワインリストを渡されたら、
ワイン好きの方であれば必ずわくわくすると思います。

あのたくさんのワインリストの中からワインを選べてとっても幸せでした。

いつかまた、次はお祝いで訪れてみたいなあ。
お料理はもちろんのこと、サービス、雰囲気ともに素晴らしくて、
夢のような素敵な時間を過ごすことができました。
ディズニーランドの帰りのような気分だね、
と友人と話しながら自然と笑顔になってしまう帰り道でした。