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子育て支援が親を迷わせないために

子育ては永遠の課題

法律に位置付けられ、制度による子育て支援の歴史は比較的最近の話で、平成21年に児童福祉法に位置付けられました。もちろん、子育て支援という言葉の取り扱いについては、いろいろな考え方があると思います

今やメジャーになっている、「子育て支援」は法律に書かれてあるものと、それ以外の「こんなのあったらいいね」「こんなの知っていたらいいね」が錯綜しているなと思っています

子育てをしている人たちを応援したいと思っている人も多く、実に様々な子育て支援が提供され、溢れかえっているのが現状です

子育てをなんとかしたいという親の思い

子育てに限らないですが、情報が溢れかえっている中で子育てをしていると、やはり何かにすがりつきたくなります

その昔、インターネットなどがなかった時は、情報はなくて困ったもんです。子育てに関する情報がすぐに見つけられるといいなぁなんて、思ったものですが、今はありすぎて困ってしまうのです
どれが自分の子育てに合っているのか?必要なのかの取捨選択がとても難しい

どの情報に今の自分の困り感に当てはめるのが良いのか?となると、自分の感情で捉えることになるかもしれませんし、自分の軸というか「これでいいんだ」という根拠を持ちたくなります

そこで探し出し、見つけるのが、いわゆる子育てメソッド的な「〇〇法」とか「△△プログラム」とか、まぁいろんなネーミングで、いわゆる「子育てこんな風にやると楽になりますよ」的なものになるわけです

子育て中の人が自分の子育てを楽にしたい、良いものにしたい!という思いがあって探してしまうのは、仕方ないと思います

提供している側の人たちは、収益を得るための人もいるでしょうし、想いを届けたいと思っている人もいるでしょう
有料・無料などこれもまた様々なメニューがあり、親のニーズや子どもに対する思いや考え方によって、これもまた選ぶのが大変なわけです

子どもの基本的な発達から考える

子どもたちが育っている環境は、大きく変化しています
温暖化や少子化などで、外で思いっきり遊ぶのも難しくなり、同じマンションでも乳幼児が住んでいるのかさえもわからない場合もあります

洗濯物は外で干す家庭も減ってきて、大型冷蔵庫があれば毎日買い物に行く必要もありません
子育て支援センターが地域に設置されていて、目の届く範囲で安全に遊ぶこともできます

親は子どものために何を基本的な考えに据えるのが良いのか?のヒントは、
人間の子どもがどうやって発達していくのか?
身体的なところや心理的・精神的・情緒的にどのように発達していくのか?
体に備わっている感覚のメカニズムを理解することなど、まずはその部分から、根拠のある学びを重ねつつ、自分のこどもそのものにしっかりと目を向けていくと良いのではないかと思います

子育ては適切な知識で観察することが大事

目に見えてできることが増えると親はやっぱり嬉しいと思いますが、それだけではなく、子どもの本来の発達段階を踏まえて、目にみえる「できる」だけに一喜一憂しないことが大事だと思います

親の不安をあおって、子どもの様子をじっくり観察していく方が良いところがあっても、将来の不確定な不安や大人の視点だけで焦るだけではなく、今何が必要なのか?適切に考えて行動できるよう、支えていくのが子育て支援であり、子育て支援に携わる人たちに必要な知識や考え方なのではないかと思います


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