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ピュアと書いて自己中と読む


梅雨ですね。ジトジトした空気に気持ちもってかれてネチネチしたこと書いてるわけじゃないので、お暇ならさらっと読んでってください。笑


友人にものすごくピュアな子がいます。もう30過ぎてますけど、よくもまあそんなに世間にもまれずに生きてこれたもんだと常々感心しています。これぞまさに温室育ちだぁ。

ピュアって、よく言えば純粋、悪く言えば世間知らず。彼女をみてて思うのは本物のピュアは生きづらいってことです。

何をもってピュアとするかの定義のはなしになるんですが、私がピュアだなぁと感じる人に共通している思考回路、それは

人を疑わない

ということです。でしょうね、って感じですか?疑わないというより、疑うことを知らない。そしてそれって、究極の自己中だなって思うんです。

基本的にいつも人間関係に悩んでいる彼女。何をまあそんなに…と思いながら話を聞いているんですが、どんな内容であっても、いつも同じ結論に達します。

他人とのギブアンドテイクは基本的には成り立たないよ

私これしか言ってないないつも。うん。彼女の思考には「自分が誠意を持って真摯に接すれば相手も同じように返してくれる、返してくれて当然」というゆるぎないベースがあるんです。「当然」というとなんか押しつけがましいですけど、そういう意味で他人をものすごく信じているんですね。無意識に。この「信じている」っての、見方をかえればめっちゃ自己中じゃないですか…?自分の視点しかなくて、他者を認めなてい思考回路だと私は思います。30年間この感覚を維持できてるってすごいことだと思いませんか??親なり友達なり、相当彼女を守ってくれる環境で育ってきたんだろうなぁ。普通何度か挫折して(だいたい思春期)、そのなかで自分と他人は違うんだってことを学ぶ。そうやって他者を認めていくことである程度諦めがついて、自分も生きやすくなっていくもんじゃないでしょうかね。少なくとも私はそうやって生きてきました。

でも彼女はそれができない。だからいつも勝手に裏切られたような気持ちになって悩むんです。これを30年…想像しただけで生きづらいよな…てかもうちょい学…


うん。


他人とのギブアンドテイクは基本的には成り立たない


成り立たないからこそ、利害関係がないのに成り立っちゃう関係、家族や友達ってほんと有難いんだと思うんです。

まぁでもそんな彼女のこと、ちょっとイラつくけど愛おしくもあるのは事実で。それはやっぱり、彼女が毎回こりずに他人を信じ続けているからなのかなと思います。本人はすごい辛そうですけど、人間そんなに劇的に変わるもんじゃないので。私をこれからも上手に使ってガス抜きしつつ、ピュア道を邁進していってほしいと思っています。




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