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むかし書いた韓国コラム 乗り物編

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「むかし書いた韓国コラム」から乗り物に関するものをピックアップしてみました。
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#格安航空

むかし書いた韓国コラム #706

 乱立気味の韓国の格安航空(LCC)だがまた新たに1社が就航に向けた準備を本格化している。江原道襄陽を拠点とするフライ襄陽が来月中旬にも1号機を受領する。機種は韓国のLCCではおなじみのボーイングB737-800型で、最大189人の乗客が乗れる。コストがかかる新造機ではなく中古の機材だが、以前はヒラリー・クリントン氏が2016年の米大統領選挙期間中に使用していたものというのが興味深いところ。アラスカからハワイまで縦横無尽に飛び回った機材で、同社関係者は「米大統領候補の専用機と

むかし書いた韓国コラム #665

 アシアナ航空系の格安航空エアソウルが11日から運航を開始する。就航1週間前に発表することに驚いたが、ふと思いついて就航第1便に乗れないか画策してみた。しかし検索しても同社のサイトが見つからない。まだサイト構築が間に合っていないのか。どうやって予約ができるのだろうかと調べていたら、アシアナ航空のサイトと予約センターで予約ができるという。  さっそくアシアナ航空のサイトでチェックすると、エアソウルの金浦~済州便は全便がアシアナ航空との共同運航のようだ。金浦8時10分発の第1便

むかし書いた韓国コラム #628

 格安航空(LCC)が実はそれほど格安ではないらしい。魏聖坤議員が国土交通部から提出された資料を基に明らかにしたもので、格安航空の済州~釜山間の運賃は、繁忙期が大韓航空の93.9~96.4%水準で、週末が90.3~93.8%、平日が84.2~93.8%に達した。金浦~済州間でも繁忙期は大韓航空の88.8~91.5%水準だ。韓国にLCCが登場した2006年の場合、チェジュ航空は大韓航空の70%水準の運賃だった。10年ほどの間にLCCと大手の料金格差は縮まっている。  大手に比

むかし書いた韓国コラム #539

 格安航空のエア釜山が釜山から福岡への路線に就航した。この路線は大韓航空とアシアナ航空も就航しており、飛行時間50分の短距離国際線ながら需要は多いのだろう。50分の近距離線とは言え、空港アクセスとチェックインの時間を考えると、釜山市内から福岡市内までの所要時間は3時間を超えるだろう。  釜山港から博多港には高速艇が就航している。所要時間は2時間55分。金海空港と違い釜山港は釜山駅からタクシーで10分とアクセスは良好で、飛行機と違い気圧の変化もほとんどなく、大波でもない限り揺