見出し画像

むかし書いた韓国コラム #628

 格安航空(LCC)が実はそれほど格安ではないらしい。魏聖坤議員が国土交通部から提出された資料を基に明らかにしたもので、格安航空の済州~釜山間の運賃は、繁忙期が大韓航空の93.9~96.4%水準で、週末が90.3~93.8%、平日が84.2~93.8%に達した。金浦~済州間でも繁忙期は大韓航空の88.8~91.5%水準だ。韓国にLCCが登場した2006年の場合、チェジュ航空は大韓航空の70%水準の運賃だった。10年ほどの間にLCCと大手の料金格差は縮まっている。

 大手に比べサービスを少なくしてコストを下げ、その分を運賃に還元するというのがLCCだが、大手より1割安いだけなら「格安」というよりは「ちょっとお得」くらいでしかない。サービス水準を考えるとむしろ大手より高いかもしれない。「格安」のイメージにとらわれてしまうと安物買いの銭失いになってしまうかもしれない。旅行の際は利用する航空会社をしっかりと吟味したい。

【解説】
 個人的にはLCCはあまり利用したくない。以前ソウルからバンコクまでLCCを利用したのだが、もともと韓国人はあまりお行儀が良くないなぁと思っていたのだけど、安いLCCを利用するような韓国人なんてレベルが低すぎて辟易とした。LCCのおかげでそういう連中と大手航空会社利用層の棲み分けができたという意味では、悪くないのかもしれないけれど。

(初出:The Daily Korea News 2017年4月11日号 note掲載に当たり解説を加筆しました。記事の内容は初出掲載当時のもので現在の状況とは異なる場合があります)

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?