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むかし書いた韓国コラム 乗り物編

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「むかし書いた韓国コラム」から乗り物に関するものをピックアップしてみました。
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2022年7月の記事一覧

むかし書いた韓国コラム #783

 EBSで放映中の子ども向け人気アニメ「ちびっ子バス・タヨ」がソウル市内のバスとして登場する。ソウル市が26日の「公共交通利用の日」に合わせ企画したもので、1カ月にわたり人気キャラクターを模したバスが市内で通常通りに営業する。  バスはアニメ同様に青、緑、黄、赤の4色が準備される。アニメ版とは路線番号が異なり、青は370番、緑は2016番、黄色は2211番、赤は9401番の路線に投入される。もともとソウル市内のバスをモチーフにしたキャラクターのため、車体前面に目や口のステッ

むかし書いた韓国コラム #777

KTXの世宗駅新設をめぐりいろいろと議論が起きている。停車駅が増えることが速度低下につながり高速鉄道の意味がなくなるというような話らしい。  KTX開業から12年。気がつけば駅も路線もかなり増えてきた。新駅を作るのも結構だが、個人的には東大邱から釜山まで直行するルートで新線を作り直してもらいたい。現在の新慶州・蔚山経由ルートは遠回りすぎる。高速鉄道計画当初は京釜間を1時間40分台で結ぶことが想定されていたのに、現状では2時間40分ほどかかる。だったら1駅増えるくらいはどうと

むかし書いた韓国コラム #754

 KTXに乗る際は基本的に特室に乗っている。その特室、20両編成の2~5号車に設定されている。編成の端のほうだ。ホームの階段はほとんどが編成中央部に位置するため、特室利用者は乗り降りの際に結構な距離を歩かされることになる。大した額ではないが、上客がないがしろにされている気がしないでもない。日本の新幹線はグリーン車が編成中央部に位置するため、ホームの階段は利用しやすい位置にある。新型のKTX山川は特室が10両編成の4両目に組み込まれ、編成中央寄りとなった。編成が短いこともあり、

むかし書いた韓国コラム #751

 SBSが国土交通部の資料を基に航空各社の遅延率を調査したところ、1日1便以上韓国発着便を運航する36社のうち、国際線で30分以上の出発遅延率が最も高いのは日本のピーチアビエーションだった。調査対象期間中1222便のうち48%の585便が30分以上遅れて出発した。一方、定時出発率では日本航空が97%で2位に入った。韓国系では大韓航空が3万7千便のうち1万2600便が遅延し、遅延率7位と最も成績が悪かった。  金浦発国内線の15分以上の遅延率ではジンエアーと大韓航空がそれぞれ

むかし書いた韓国コラム #744

 鉄道公社が主要駅の出発案内の電光掲示板改善に乗り出した。現在の掲示板は黒地に3色のLEDを使ったテキストベースのものだが、これをフルカラー表示のものにし視認性を向上させるという。現在は行き先、種別、列車番号、出発時間、乗り場などの表示にとどまっているが、新型のものは停車駅を表示するほか、列車種別も文字だけではなくKTXやSRTのロゴを用いてわかりやすくする。竜山駅に試験設置され、今月中に15駅に設置を拡大するという。  鉄道公社の資料を見ると確かにデザインが洗練され見やす

むかし書いた韓国コラム #706

 乱立気味の韓国の格安航空(LCC)だがまた新たに1社が就航に向けた準備を本格化している。江原道襄陽を拠点とするフライ襄陽が来月中旬にも1号機を受領する。機種は韓国のLCCではおなじみのボーイングB737-800型で、最大189人の乗客が乗れる。コストがかかる新造機ではなく中古の機材だが、以前はヒラリー・クリントン氏が2016年の米大統領選挙期間中に使用していたものというのが興味深いところ。アラスカからハワイまで縦横無尽に飛び回った機材で、同社関係者は「米大統領候補の専用機と

むかし書いた韓国コラム #700

 このところ韓国の新聞で、外国人観光客を狙ったぼったくりタクシーの取り締まりについての記事を見かけるようになった。明洞や東大門などでカモを狙っている大型タクシーだ。このタクシーは5年以上前から存在していた。  4年ほど前に、うっかりこのタクシーに乗ったことがある。在韓日本人数人で飲んでいたこともあり、あまり気にせず乗ってしまったのだが、メーターはぐんぐん上がり、違う道を走る有様。止めろと言っても聞かず、全員で示し合わせて信号待ちの隙に降りた。料金を踏み倒すのはまずいので1万

むかし書いた韓国コラム #696

 来月から京春線に準高速列車が運行される。ITX(インターシティトレインエキスプレス)と呼ばれる新型車両が導入され、時速180キロメートルで竜山~春川間を1時間台で結ぶ。8両編成の列車は中間に2階建て車両を連結しているのが特長だ。愛称はインターネットによる公募で「ITX青春」と決まった。若者のロマンと夢、大人の青春時代への憧憬や思い出などの意味を盛り込んだ。また京春線が清涼里と春川を結んでいることから、それぞれの頭文字(漢字は違うが)も意味しているという。沿線には大学生のMT