普段は面白いのに漫才がつまらない。

僕の最近の悩みの一つ。

僕は人と話すのが好きで、
人と出会う為に、色々な居酒屋に行く。
お酒が入り、気持ちがフランクになった人々との会話は、
初対面でも本音を混ぜられ、様々な意見を得られる。

良く、捻くれた奴らに言われるのは、
「酔ってる人は何言っても笑ってんだから、そんな所でいくら人を笑わせても意味が無い」という。
似たような事も含めて、何度も言われたことがある。

僕はこれは違うと思う。
なぜか。

酔っ払いは、楽しい事を追求している、
楽しい空間を求めて人が集まり、普段とは違った思想を持った人と話し、
唯意義な時間を求めている、そこにお酒があるだけだ。
お酒は上下関係を緩和出来る。
勿論ゼロじゃないが、仕事では出来ない話しも、
上司のプライベートや、愚痴、異性の関係事などが聞ける。
部下もまたしかり。
気持ちが楽しむ事を中心に落ち着いているから。

おっと、脱線した。
何を言いたいかと言うと、
楽しくない話しをされた時には、顔や行動に正直に出るのも酔っ払いだ。

分からない話しをされたら、正直に「分からない」って言うし、
つまらない話をされれば「帰る」とハッキリ言われてしまうのだ。

そんなハードな舞台中々無いだろう。
そんな中、僕はその場では初対面の人からも、常連さんからも、
「面白い」「流石だね」と言われる。
1時間でも2時間でも、永遠に話続け、
時には1杯のご馳走、時には僕の伝票を他の方が済ませている事もある。
これは形に残る、「相手が満足した結果」だろう。
そんな中、「今度漫才も観たいな」と有難いお言葉をいただける事も。
というか必ず言われる。

僕は東洋館を勧める。

おまけでYouTubeを勧める。

YouTubeには、
ウーデンガーデンのチャンネルでは漫才はUPしないと決めている。
だが以前、某賞レースに出た時の映像が、
そのチャンネルでUPされている。
必ずそれを見付けられて、お客様達から言われる。
「あんまり笑えなかった」「面白くない」「最初の15秒くらいで止めた」
必ず意見を聞く。
参考の為に。
「相方さん緊張してるのが伝わる」「ムサシ君ぽくない」
「相方さんがずっときょどってる」「ボケが棒読み過ぎる」
などだ。

大体は相方の事を言われるので、僕はそれは言い返せるのだが、
ネタの事を指摘された時に、僕は何も言えなくなる。
相方が書いたネタだから。
相方が自信を持って卸したネタだから。
それは相方に言ってくれとしか言えない。

そして極めつけに僕が悪酔いし始めるのが、
「ムサシ君普段面白いのに漫才面白くないよね、漫談とかの方が良いんじゃない?」
正直に言っていいって言ったよ?
勿論言った。
でも、これだけはグサッと深く突き刺さる。

僕はウーデンガーデンも藤田さんにも絶対の信頼はある。
ウーデンガーデンなら売れるし、売らせたいと思える。
漫才がやりたいんだ。

一人喋りはどこでも出来るんだ。
でも、完成された漫才は藤田さんとしかできないんだ。
それを語り始めてから記憶が無くなる。。。w

でも、そういう事なんだよなぁ。
ってな。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?