天保10年2月25日(桑名日記 現代語訳)

夜明けより少し雨。昼前までぽつぽつ小雨だったが、昼過ぎから曇り、夕方に霞ふかく立ち込めた。

山本竹輔の父子が来た。今晩は鹿酒を振る舞った。16時くらいから来てくれるように言われたが、疲れて頭痛がしたので断った。
鐐之助が目を覚まして、茶の間へ「ちゃちゃは?」と言うから
「ちゃちゃは越後だよ」というと「ふうん」といって、昼過ぎまで眠った。

月代そってやるところへ、勇右ヱ門が建具を貰いに来る。2階からおろして、やった。
均平、早朝、礼にくる。隣家へも礼に回る。

鐐之助は雪を踏ませてやったところ、大喜び。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?