投資日記、始める(3/3): ガチホからの大暴落(+30万→-50万)

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前回まで+120万から+30万まで一気に失ってしまった。
このときのトレードの結論は、XRPは暴落しても下落した価格の半分くらいは反発して回復するということ。底で狼狽売りをしてはいけないということ。それでも、狼狽して2回も売ってしまったこと。

これらの反省を生かして、⑨の60円でもう一度XRPを140万程買った。そして、すぐに暴落が始まった。このときの僕は「長い目で見れば上がるでしょう。Oみたいに長期投資だと腹をくくって放置しよう。」という気持ちで売らなかった。60...55円 この時点で10万がなくなる。トータル+20万、今まではこのラインは死守してきた。このラインを切ったら損だと思ってたので大損切りしてきたが、やはり所謂ガチホできない僕の精神を暴落が試しているのだ。ここが底値で反発するのだろう。と思って損を放置した。...50円 年内の利益がゼロになる。まだ落ちた価格が半分戻れば+15万になる。ものすごい反発がくるんだろう。今回は今までよりしんどいなぁ。...45円 -30万になる、非常につらい。が、精神が試されている...んだ。ロングだ、ロングホルダーなんだ、うぉん。...40円、なんだこれ、なんなんだ。...35円、-50万。勘弁してくれ。でも、我慢んんんっ。

ここで、ツイッターを見ているととんでもないツイートが飛び込んできた。(12月23日)

おい、おいおいおいおーい。SEC(アメリカ証券取引委員会)がリップル社を提訴したとのこと。提訴内容は僕なりに解釈すると「XRPはリップル社が任意に発行し、価格を自由に操作し、資金調達の手段として使っている。ってことは、これは証券であり、証券であるにもかかわらずSECに報告もしないでXRPホルダーをだましている。これによってリップル社とその経営者に莫大な賠償金を請求する。(この賠償金を払うとリップル社は潰れる)」とのこと。

は!?

いやいやいや、この暴落、そういうこと?単なるテクニカルによる一時的な調整ではなく、ファンダメンタルが損なわれた深刻な暴落?死ぬ!死ぬ!情報確認。Investment.comを確認、12月23日付でSEC提訴のニュースが出てる。このニュースで始まった暴落。Youtubeで仮想通貨クラスタの情報確認。「リップル社にひいき目にいっても救いようがない。リップル愛好家だけどショートしてます。」

うげぇぇぇぇ。

つらい。すでにこの暴落で-70万の損を被っている。信じたくない。でも、これ、上場廃止級のニュース。一応、Oにも連絡してみる。
僕「このニュース、やばくない?さすがに。」
O「いや、放置するけど。」
いやいやいや、心が強すぎでしょ。もう、僕は無理っす。売ります。大損ですが。

ということで、XRPを35円で売却した。生きてきて最大の大損だった。勝率100%のゲームだけで満足していれば、こんな損をすることもなかったで仮想通貨取引で大損しました。こんなひどい損だから、「精神状態が普通じゃなさそうだよ、ひどい顔しているよ、飲もうか?」と妻が気を使って心配してくれた。でも、辛いという感じではなかった。-70万という数字が、ただの数字としてしか認識できていなかった。普段の僕ならば、3000円失ったら、飲み会1回いけたのに、30万あったら、妻にクリスマスプレゼントいいもの買えたのに。。。という深刻な後悔をするのだが、損を損として認識できず、なにかまだ嘘のような現実を見つめられなかった。そして、やはりその後もXRPは回復することなく、ずるずると価格を下げていった。

今回の結論。仮想通貨は利確等の理由で瞬間的に暴落してもすぐに反発しても急騰する。しかし、ファンダメンタルに問題が生じた場合はその通りではなく、下落する。無根拠に資産を保持して、損切りをしないことは深刻な損につながる。損切りのルールを設定せずに無理に資産を保持することは避けるべき。「我慢」、「放置」、「ガチホ」は僕のルールブックからは除外した方がよさそうだ。2021年に向け、投資ルールを再設定することとなった。

今回の一連のXRPトレードをまとめる。3人のトレーダーが登場し、投資姿勢はそれぞれ異なる。プロの高橋ダンはテクニカルの観点から判断し、指標(MACD、2番底)が買いを示した確実なポイントで買い、相対的な価格が高くなった(RSIが75ポイントを超えた)時に暴落する前に売った。25円から45円の+70%を確実に仕留め、それ以上の欲は抑えた。友人Oは30円で買い、未だに保持している。そして、僕はOの10倍(実際はそれ以上)のトレードを繰り返し、年初原点から50万を損している。

結論として、今回の一連のトレードから学ぶことは、
①細かく何回もトレードを繰り返すことが重要なのではなく、確実なタイミングで入って、確実なタイミングで売ることが重要ということ。狼狽売りのようなタイミングが悪いトレードを繰り返すと、利益が一瞬でなくなってしまう。(コツコツドカン)
②トレード回数が増えると精神的にもしんどいということ。
③無根拠に損切りをしないのは、深刻な損につながる。
このように、自分の投資行動を自省し、よりよい投資につなげるための自己批判のための日記を始めることとした。この日記を記録として残すことで、同じ過ちを繰り返さず、成功体験が蓄積することを祈念する。いつか、数年後に読み返したときに、自分独自の経験が蓄積していった様子を客観的に振り返ることのできる記録になること、そして現実に相当の資産を形成していることを願う。



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