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下手な鉄砲も数撃ちゃ当たる

ツイッターに学んだのは、とにかく毎日つぶやき続けるのが大事だということだ。

ネットという虚空に放つ発言の「分母が増えれば増えるほど、その中の一言がたまたまバズる確率は高くなる。下手な鉄砲で良いから、とにかく数を撃つことだ。

ちなみに当方、過去に最もバズったのは猛暑の日につぶやいた、このツイート。

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いや、音楽家としては「こんな戯言よりも、ライヴやアルバムの告知を拡散してくれ!」なんて思うわけですけどね……。

そういう肩に力の入ったツイートはスルーされ、何気なく書いたこんなテキトーな一言の方が、なぜかウケて拡散されたりする。

結局、他人が何に賛同してくれるかなんて、まったく「読めない」のだ。だったら、とにかく数を撃ちまくって、偶然「当たる」のを待つしかない。

そして、これってツイッターに限らず今の時代の「表現」すべてに共通する話かもしれない、とも思うのだ。

YouTuberを見ていればわかるように、10年に1つの完璧な作品を発表するより、クオリティはそこそこでも次々に何かを投下する人の方が、存在感は大きくなる。心理学でいう「単純接触効果」(接触回数が多いだけで、その対象に好意を持つようになる現象)だ。

また、たまたま一度バズると今度は「バズっている」という理由だけで注目される。行列のラーメン屋に人が並んだり、大ヒット中と宣伝される映画に観客がつめかけるように。いわゆる「バンドワゴン効果」(大勢が支持するものほど支持されやすい)である。

もちろん、たとえば音楽だって売上枚数や人気で判断されるポピュラー音楽と、歴史をふまえた価値判断や芸術性が重要なアート系の音楽では、評価基準が全くちがう。時間をたっぷりかけて、完成度の高い1個の作品を延々と作り続けるのも、それはそれで素晴らしいことだ。

とはいえ、芸術家と言われるピカソやバッハだって、あれほど大量に様々な作品を生産していなかったら、果たして後世に残っただろうか?

そう考えると、凡人である我々は「まだまだ未完成だから……」「もっと磨き上げてから……」なんて迷ってるヒマがあったら、とっととアウトプットしちゃって、すぐにまた「次」を作った方がいい。とにかく数を増やすことだ。

あ……ハイ、作ります……。(自戒、自戒)



というわけで、数撃ち続けてます……よかったらダウンロードやサブスクで、聴いてみてください

(2019.3.26 より改稿)



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