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vol.4)トップの「想像」を「創造」に変えるNo.2の仕事とは


今回は大成薬品株式会社 取締役 魚井翔太さんに
取材/インタビューさせていただきました。
絶対的な信頼を得るナンバー2としての秘訣
その責任についてお話を聞かせていただきました。

魚井翔太

まず簡単に事業内容を教えてください


弊社は企業・法人向けの配置薬事業を展開しております。現在では3000拠点以上の企業へ配置薬を通して福利厚生のサポートを行い、働く人の健康にお役立ちしております。

大成薬品株式会社
大成薬品株式会社
大成薬品株式会社


この仕事を選んだきっかけ


医業支援を行う某大手企業に勤めていました。
7年前に現在の社長から急遽声をかけられ、喫茶店に呼ばれました。
「これから配置薬の会社を創ろう、一緒に立ち上げよう。俺の夢の実現には最強の右腕が必要やから」と声をかけられました。
その時に一番心に響いた言葉があったんです。
「これから起業する上で、この先どうなろうが、生活は俺が守る」と何も実績も無いのに目を輝かして約束してくれました(笑)


スタッフ)
約束はされましたが不安はなかったんですか?

不安は無かったですね、むしろ、その一言でこの人といれば「どんなことがあっても乗り越えれそうだな。一蓮托生、未来を共にできる」
他の企業の社長からもお話はありましたが、僕にとっては、どんなにいい条件を並べられるよりも、
その魂のこもった一言と姿勢に心震えました。
なので、即決で一緒にやろうと決めました。
不安というよりワクワクですね。

仕事へのこだわり、思い


社長は僕らが想像できないような、大きなビジョンを描いてくれたり、小さな火を付けてくれます。
その思い描いためちゃくちゃなideaをいかに現実のカタチに落とし込み、仕組みにするのか。そこに関しての役割は僕の仕事だと思っております。
トップには出来るだけ日々の業務などに目を向けさせず、常に一歩先を考える第二領域、価値ある時間を創れるか?それが出来なければ僕の存在価値は組織の中でないですよね。

組織が成長するために必要なこと


一人一人が自分の役割や仕事に責任を持つことだと思います。
トップにはトップの、ナンバー2にはナンバー2の新人には新人の。
ワンピースに例えるなら、会社というのは海賊船。
働く仲間は乗組員。そして船員はみんな違う役割を持っていますよね。
例えば配置薬の事業エリアを拡充させた時。そのことについて社長には細部まで説明しません。
なぜなら、その役割は僕と営業スタッフが遂行することだと覚悟を持っています。

若手スタッフと魚井翔太/事業エリア拡充時

事務の女性には最初は支持を出していましたが、次第に責任感を持ってくれるようになり、信頼するようにしました。今となってはその専門部分では僕が教わり、怒られることもあります(笑)


それぞれが自身の役割についてはトップという自覚を持った組織を目指したいです。

ナンバー2としての役割


よく経営者の本であるように、社長は「アクセル」ナンバー2は「ブレーキ」とありますよね。
だけど、僕はそうは思わないです。僕の考えでは、トップは「アクセル」ナンバー2は「ブースト」
なぜなら僕は、まず否定から入ることを止めているからです。
そもそもトップって僕らが頭では想像できないideaを、持ってくるもんですよね?
それを理解できない状況で「ブレーキ」をかけるなんて、ナンセンス。貴重なideaの目をつんでいます。
「ニコニコしながら、こんなプラン、アイデア思いついた」と話が来た時は「さすが、いいね」と承認します。
っていうか、そういってしまうようなワクワクするideaしか彼が持って来ないってのもありますけどね(笑)

スタッフ)
ナンバー2はブーストですか。いいですね。

そもそもトップの理解できないような話やプランに行動する前に悩んでいるようでは、起業時から僕はいないです(笑)
これは信頼の上に成立する関係かなと思います。

代表の魚井啓太氏と、トップを支える魚井翔太氏

魚井翔太の「原点」とは


先ほども話しましたが、「原点」となるエピソードは社長と喫茶店で会った時ですかね。それまでは、あまり仕事に対して起業したいとか、具体的なビジョンを持ってはいなかったけど、この時から夢と可能性が広がりました。
人生が180度変わった1日です。

創業時の2人

若者へのメッセージ


僕は特に大きな能力があった訳ではないです。
ただ1つ自信があることは、「この人だ」と決めたら、我武者羅に食らいついて、たとえその時能力がなくても、何とかして結果を出してきました。
途中で逃げ出す人も見てきましたが、僕は自分が決めた「信念」からは逃げない。
ただ1つ誇れる能力があります。
皆さんも、何かに挑戦する時は苦しみやつらいことも沢山あるかと思います。「この会社だ、この人だ。」と思った時には、我武者羅にもがいてください。後で振り返って見ると、自分の足跡となり必ず成長していると思います。

大成薬品株式会社 取締役 魚井翔太 氏

魚井翔太のプロフィール


大成薬品株式会社 取締役 魚井翔太(33)
1989年兵庫県神戸市出身。大学卒業後、大手医業支援会社に入社する。
多くの病院へ人材紹介や医療機器の提案を行ってきた。
その後、大成薬品株式会社を設立する。法人向けの医薬品販売を行い、3000拠点以上の企業の福利厚生をサポートする。働く人の健康に貢献。
現在では「より働きやすい社会実現」をテーマに映像制作会社の設立に関わるなど多方面で事業展開を行う。
トップが目指す「目指せ10社!10人の社長」の実現に向け活動する。

経営理念



取材・執筆/WonderRoots 島田 亮

WonderRoots島田 亮


Wonder Roots.
映像制作/企画・プロモーション・ギフト販売
地域ポータルサイト運営/神戸BooooN
web制作/KIGYOコンサルティング
PRESIDENT SUIT/経営者向けオーダースーツ提案

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