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【ワンプラ】2024年8月期 第3四半期決算発表と決算説明会を開催しました

こんにちは、ワンダープラネット(東証グロース:4199)のIR担当です。
2024年7月16日(火)に2024年8月期 第3四半期決算を発表し、17日(水)に決算説明会を開催しました。その内容について、動画と書き起こし記事を公開しましたので、お知らせいたします。

決算短信
決算説明資料
決算説明会動画(YouTube)
決算説明会書き起こし記事

詳細情報は公開している各種資料よりご覧いただければと思いますが、今回発表した第3四半期決算のポイントについてご説明したいと思います。決算説明会では取締役CFOの佐藤から決算概要についてご説明させていただいております。



まずは、

新規タイトルについてご紹介させていただきます!
当社は3本の新規タイトル開発に取り組んでおりましたが、そのうち1本を「パンドランド」として2024年6月24日より国内サービス開始いたしました。

「パンドランド」はゲームフリークと共同開発となるモバイル向けカジュアル海洋冒険譚RPGで、サービス開始後、App Storeでは総合無料ゲームランキング最高1位、6月30日にはTodayタブに掲載され、Google Playでもゲームカテゴリ無料ランキング最高1位となりました。

また、ミニストップとのタイアップとして、既にゲーム内に夏限定定番スイーツ「ハロハロ」が登場しました。
今後もユーザーに楽しく快適にプレイいただけるアップデートやIPコラボ、タイアップなども予定しております。


ハイライトと決算概要

2024年8月期3Qは、減収の影響や開発投資が先行したことなどにより、営業利益は▲84百万円となりましたが、3Q累計では営業利益は47百万円と黒字維持の結果となりました。

2Qからの主な増減要因につきましては、売上高は新規タイトル開発にかかる開発売上高は堅調に推移した一方で、「クラフィ」は8.5周年記念キャンペーン等を実施して好調だった2Qからの反動で減収となりました。
営業利益は、新規開発タイトルの進捗に応じた開発費用が増加しておりますが、一部は継続的な費用抑制で吸収できており、3Qでは営業利益が赤字となりましたが3Q累計では営業黒字を維持しています。

3Qの会社全体のコストは新規タイトル開発の進捗に応じた開発費用が増加する中で、撤退プロジェクトの費用削減や継続的な費用抑制により、2Q比で62百万円減少し4億83百万円となりました。
4Qにつきましては、開発中タイトル2本は進捗に応じた開発費用の増加を見込んでおり、会社全体のコストは3Q比で増加を想定しておりますが、営業利益は黒字を想定し、通期においても営業黒字を想定しております。


今後の事業の取り組みについて

世界のゲーム市場の直近動向についてです。

2022年の各市場の市場規模は、日本のモバイルゲーム市場は1.2兆円、当社がシェア拡大を目指す市場の世界のモバイルゲーム市場は8.9兆円、世界ゲーム市場全体は23.8兆円となっています。

市場動向としてはインフレ加速による可処分所得の減少や巣ごもり需要からの反動で、2022年は成長後の調整局面に入っていますが、世界のゲームプレイヤー数は低下しておらず将来的に再び成長軌道に戻る予測がされております。

モバイルゲーム市場内のタイトル動向については、現在のタイトル動向では、開発費が数十億円以上のコアなAAAタイトルの台頭で開発費10億円前後の従来のミッドコアがヒット困難な市場環境に変化しており、広く捉えた「カジュアル」「AAA」への二極化がモバイルゲーム市場内でが進んでいると考えています。

この市場変化の中、アプリ内課金とアプリ内広告のハイブリッドマネタイズによる長期運営型カジュアルゲームの『ハイブリッドカジュアル』は、「カジュアル」内の新たな市場としてグローバルで今後の成長が想定されています。

ハイブリッドカジュアルとは、IAP(アプリ内課金)とIAA(アプリ内広告)のハイブリッドマネタイズモデルの長期運営型モバイルゲームのことで、その特徴としては次のような内容が挙げられます。

  • 長期運営型が前提

  • インゲームだけで遊べる要素に加え、アウトゲーム要素を合わせ持ったゲーム性

  • カジュアルゲームに比べプレイ時間が長い傾向

  • ユーザー継続率が高い傾向

  • 開発コストはミッドコアに比べ低い傾向

2022年のハイブリッドカジュアルの市場規模は約2,100億円で、世界のモバイルゲーム市場が成長後の調整局面に入る中でも、2022年には2020年に比べ約2倍の規模に成長しております。

この市場は、今後もグローバルでの拡大成長が期待される市場となっており、当社の強みも活かせるため、当社はその中で『ハイブリッドカジュアル』にフォーカスしていきたいと考えています。

ここで改めて、当社のこれまでの実績と今後目指すものについてご説明させていただきます。

当社は創業来、10年以上にわたって、モバイルゲームで「長期運営」「IP活用」「カジュアル性」「グローバル」「ハイブリッドマネタイズ」を特徴とする一貫したタイトル開発と運営を続けてきました。

当社が積み上げた強みやノウハウの実績、『カジュアル』『長期運営』『グローバル』『IP活用』は、現在、急拡大している世界ハイブリッドカジュアル領域においても重要なファクターであり、当社は過去から積み上げてきたこれらの実績を活用し、現在開発中の新規タイトルでも今後のシェア獲得を目指していきたいと考えております。

当社がシェア拡大を目指す『ハイブリッドカジュアル』の開発、運営体制については、

  • グローバル水準のハイブリッドカジュアルを実現するための独自開発プラットフォームを構築する『EDMO』

  • グローバルパブリッシング機能を含むゲーム内外のマーケティングを担う『グローバルマーケティング&クリエイティブ事業部』

  • グローバルユーザーや長期運営に適応したカジュアル性の高いモバイルゲーム開発・運営を行う『ユニバーサルゲーム事業部』

この3つの機能別専門性の高い各部署が全社横断で連携することで、グローバル水準のハイブリッドカジュアルを効率的に開発・運営することが可能になると考えております。

新規開発ラインについては、開発中であった新規タイトル3本のうち1本はリリースし、残り2本の協業先との有力IPタイトルの開発も進捗中で、2025年以降も年1本程度を目処とした新規リリースに取り組んでまいります。

現在開発中である2本の新規開発方針としましては、

  • 1つ目に「パンドランド」と同様に、幅広いユーザーを対象に長期運営を前提としたモバイルゲームの開発を目指す

  • 2つ目に、協業先との有力IPの認知度を活用の上で、それぞれ新たなゲーム体験の提供を目指す

この2つの方針で取り組んでまいります。

現在取り組んでいる新規開発における事業戦略方針についてご説明いたします。

共同事業である「パンドランド」や開発中の新規タイトルでは、開発費や運営費など当社が拠出する費用を抑制することを重視しており、そのトレードオフとして事業利益が緩やかな拡大となる座組を採用しております。
一般的な共同事業タイトルと比較して、リターンに時間はかかりますが、当社の強みである「長期運営力」を活かすことで、中長期では同等程度の累計収益機会を確保し、中長期的な収益の柱となるよう、引き続き努めてまいります。


2024年8月期 通期見通しについて

まず4Qの進捗につきましては、「クラフィ」9周年記念キャンペーンを主な要因として、「パンドランド」の費用先行や新規タイトル2本の開発費増加を考慮の上で、営業黒字を想定しております。

4Qの売上高については、「クラフィ」は実施中の9周年記念キャンペーンなどにより3Q比で増収となる一方で、前期比では「ジャンプチ」サービス終了の影響で減収を想定しております。
「パンドランド」は 6月24日にリリースし、今後もアップデートやIPコラボ、タイアップなどを予定しております。

4Qの営業利益については、「クラフィ」は3Q比で増益を想定し、「パンドランド」は新規リリースに伴う一部売上高を見込みますが、運営費など費用先行を想定しております。
開発中タイトル2本は、進捗に応じた開発費用の増加を見込み、会社全体のコストは3Q比で増加を想定しておりますが、営業利益は黒字を想定し、通期においても営業黒字を想定しております。

2024年8月期通期の業績見通しにつきましては、4Qを営業黒字と想定し、前期に引き続き通期でも営業黒字を想定しております。

各タイトルの今期の状況を整理いたしますと、
「クラフィ」は、KPIの緩やかな減衰を見込み、売上高は前期比減収を想定しているものの、運営体制の適正化により継続した利益貢献を想定しております。
「ジャンプチ」は、2Qの2023年12月にサービス終了を公表して以降、売上高、営業利益ともに業績への貢献はない状況となっております。
「パンドランド」は、4Qの2024年6月の新規リリースに伴い一部売上高を見込んでおりますが、現在の事業戦略方針の中でもご説明させていただきましたが、利益貢献は来期以降を想定しております。
その他に新規タイトル開発にかかる開発売上高などを想定しております。

また、2024年8月期の業績予想は非開示とする方針ですが、期間の経過等により、適正かつ合理的な業績予想を行うことが可能になり次第、業績予想を速やかに開示することといたします。

書き起こし記事では、そのほか決算説明会でご説明させていただいた内容や質疑応答内容もご覧いただけますのでぜひご確認ください。


今後のIR予定

次回の決算発表は、2024年8月期通期決算となり2024年10月を予定しております。スケジュールにつきましてはこちらで改めてお知らせさせていただく予定です。

引き続き、個人投資家の皆様に向けたIR説明会にも積極的に参加していきたいと考えております。現在、参加を予定しているイベントはこちらになります。

◾️ 8/10(土)13:20〜(受付開始:13:05)
神戸投資勉強会
スピーカー:取締役CFO佐藤

今回の神戸投資勉強会は、KLab様(証券コード3656)と合同参加となっております!
Peatixにて皆さまの参加エントリーを受付しておりますので、ぜひご参加いただければと思います!!


お問い合わせについて

IRに関するお問い合わせは下記ホームページからお問い合わせください。
Contact「IRに関するお問い合わせ」:https://wonderpla.net/contact/


【免責事項】
この投稿は当社のIR活動等についてお知らせすることのみを目的としており、投資勧誘を目的としたものではありません。投資に関するご決定はご自身の判断で行っていただきますようお願いいたします。
なお、投資判断に資する重要情報や新しい情報については、東証のガイドラインに則り、引き続き適時開示とHP掲載により行います。IR情報の発信は当社IRサイトよりご覧ください。