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テーマパークの習い事|ビジネスにマジックを!XIII Part2 「マジックを起こす現場編 最幸な非日常体験を楽しめるテーマパーク✨✨」

皆さん、おはようございます。

本日宜しくお願いします。今回もマジックを起こしている現場をご紹介させて頂き、皆さんの現場に活かせるヒントとなれば嬉しいです。

今日は、「マジックを起こす現場編 最幸な非日常体験を楽しめるテーマパーク✨✨」についてお話をしていきます。

私の出身業界のど真ん中のお話です。

私自身は、「テーマパーク流人財育成・V字回復人財開発トレーナー」として様々なテーマパーク、アミューズメント施設にも指導に入らせて頂いてきました。

どの現場でも共通して強く感じるのは、現場スタッフのみなさんが「もっとお客様に幸せになって頂きたい! 自分たちがお客様の想像を超えるような圧倒的な働きかけをすることで、思わず感嘆の声をあげるような体験をして頂きたい!!

と飽くなきチャレンジをして、前向きに取り組んでいる姿です。

「どうして、これほどまでに果敢に情熱的に取り組めるんですか?」ということをよくクライアントのお客様から質問を受けることが多々あります。。。

みなさん、はどうしてだと思いますか?

現場スタッフのみなさんの心の奥底には・・・・・・

もう一つ、こだわって取り組む為の原動力、、、

ある思いが共通して秘められているんです。

よくお客様や周りの人たちから、ほかのテーマパークやアミューズメント施設と比べられるけど、私たちは、それと同じようにはなれないし、そもそも、それとは全然違う・・・・・

つまり、どのテーマパークやアミューズメント施設においても、

「あそこではこうだったのに、ここでは違う!!」

というお客様の何気ない一言、小さなご要望がつきものです。

例えば、あるテーマパ―クの建造物は、本物さながらで、決して「裏側」を見せませんが、あるテーマパークの建物は裏側が丸見えです。

また、あるシネマコンプレックス施設の売店のウリは、「できたてのキャラメルポップコーン」ですが、別のシネマコンプレックス施設の売店には、キャラメルポップコーンがなく「塩バター味と醤油バター味のポップコーン」がウリになっています。

はたまた、あるアミューズメント施設の閉園時間は22時ですが、あるアミューズメント施設の閉園時間は18時だったりします。(コロナ渦前)

こうした各社が独自に決めているこだわりをもった点を比較して、お客様は悪気なく評価するものです。

それを知った現場のスタッフたちは・・・・・

どうにかして、他社と比べることなく、「私たちらしさ」とはなんなんだろう。。。

という「問い」を持つのです

私たちらしさを広くお客様に浸透させていきたい!というチャレンジを、

この問いが生まれることで、日々重ねているわけです。

そこでまず、私が取り組むのは、

「自社ならでは」

「うちの現場にしかない」

という「在り方=他社を圧倒する価値」を一緒に考えてみることです。

そもそもテーマパークやアミューズメント施設の基本コンセプトは何なのか?

それは、「日常生活では体験、経験ができないような、自社独自のテーマ性を表現した独特な世界の中で、期待をはるかに上回る非日常的な感動や感嘆の体験を、お客様に味わって頂くこと」です。

もちろん、自社独自のテーマ性はそれぞれで異なります。当然、テーマ性を表現する為のサービス内容や表現、立ち振る舞い、セリフ、そこで売られる商品展開もそれぞれ異なりますが、テーマパークやアミューズメント施設という業態として、根っこに流れているコンセプトは共通しているのです。

したがって、テーマパークやアミューズメント施設ごとの違いは、断じて優劣の差では決してなく、それは”テーマ性の違い”だけだと私は考えています。

つまり、それぞれのテーマ性こそが、テーマパークやアミューズメント施設の「在り方」であり、その在り方を軸に表現方法が違ってきているだけなのです。

そして、自社のテーマ性=在り方に沿って、それぞれが非日常の素晴らしい世界を創造しています。

お客様からすれば「あっちの施設と違う」と思うようなことでも、自社独自のテーマ性を表現し、お客様に自社のテーマパークやアミューズメント施設をフルに楽しんで頂く為、そして感動、感嘆して頂く為に、「意図的にしていること」

すべてに意味があるのです。

この基本的な軸から改めて各現場を眺めてみると、いっそう強く、現場スタッフたちのテーマ性に対する強いこだわりが垣間見えてきますし、熱意が伝わってきます。

最近、電鉄系の遊園地が再開発をし、昭和の時代の世界、テーマ性を駆使して再現したエリアがオープンしましたが、まさに、時代背景にこだわって、そこで働いている人も古き良き昭和のその時にいた時代の人をとても素晴らしく再現しています。

そして、そこにいくと昭和の世界へ引きずり込まれ、なんだか懐かしく、昭和の時代を体験したことの無い人もなんだか同じように懐かしい郷愁に触れるしかけがたくさんあるのです。

いかに「日常生活では体験、経験できないような自社独自のテーマ性を表現した世界の中で、期待をはるかに上回る非日常的な感動や感嘆の体験を、お客様に味わって頂く」ということが素晴らしく実現されているか、よくわかるのです。

こうした現場の随所に込められた意味と価値をスタッフたちは、敢えてお客様に語ったりはしません。

でも、しっかりと自分たちの「在り方」に立ち返った現場スタッフの言動や場づくり、そこから醸し出される雰囲気や、そのパークや施設内での様々な体験により、お客様はじわじわと、そこでしか得られない感動、感嘆を感じ取るようになっていくのです。

お客様に他の施設と比較されるごとに、自分達の「在り方」が見えづらくなる瞬間も多々あります。

しかし、その際に大切なことは、改めて私たちのサービスの在り方と、そこから生まれるサービスや商品の意味と価値を振り返り、自分のお客様への立ち振る舞い、姿勢、雰囲気、一挙手一投足に至るまで、再確認することです。

こうして「在り方」が改めて明確になると、現場スタッフたちの飽くことなき挑戦も、挑戦によって遂げられる変化も、さらに大きくなっていきます。

他のテーマパークや施設にはない独自の強みを活かしたイベント、施策が次々と開催され、お客様の間でも、「他と比較できない独自のコンテンツ」として認識されていきます。

それに伴ってお客様からの評価も大きく変わり、多くの皆様からグッドコメントを頂けるようになると、また一層現場スタッフの目が輝きだして、さらに自信あふれる態度でお客様と接するようになっていきます。

そのような現場での変革が続いた結果、どのテーマパークもアミューズメント施設も、自社過去最高益を出してきているのです。

もともと定まっていた「在り方」に明確に立ち返ったことで、それぞれが、それぞれにしかない独自の価値を見出し、お客様から選ばれる存在になっているのです。

みなさん、如何でしょうか。

自社に置き換えて、是非とも自社の「在り方=軸」を探求してみてくださいね。

次回もマジックを起こし続けている企業の現場をご紹介します。

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Twitter連動テーマパーククイズ❗️セカンドシーズン
Q: 
「場」が大きく影響するとはどういう意味でしょうか?

A:  
テーマパークの素晴らしいところの一つに「場」を創り出すのがうまいということ。皆さんも遊びに行った際にテーマパークに入った瞬間にいつもの日常とは違う雰囲気、感じ方をした方も多かったのではないでしょうか。これを人財育成にも応用できます。そこにふさわしい立ち振る舞いを当たり前にしてしまうと、それをしないほうが違和感を感じてしまうほどの場になるということです。例えば、笑顔。笑顔が得な人、不得意な人っていると思いますが、皆が何の疑問も感じないくらい当たり前に笑顔で節していると、いつも笑顔が恥ずかしくて出すのが苦手な人もその場の雰囲気に飲まれて、自然と笑顔になるということなのです。

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