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Life Cinematic 2004-2010

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2004年から2010年にかけて書いていた映画エッセイをnoteにお引越し。 不定期更新。時間があるときにまとめて載せていきます。
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2020年8月の記事一覧

サザエさん症候群と表現のすすめ-小説家を見つけたら-

女友達から突然「今夜会えない?」とメールが来た。 今夜は仕事を抜けられないので「電話しよ…

田中優子
4年前
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雨の日曜日-青いパパイヤの香り-

二週間前はテニス。今週はBBQ。 雨のせいでお流れになった日曜日の約束。 秋の気配の呼び鈴に…

田中優子
4年前

ヒーローたる存在-炎のランナー-

アテネオリンピックももうすぐ終わる。 今回の日本は特に前半メダルラッシュで、ご多分に漏れ…

田中優子
4年前
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男友達の結婚-ベスト・フレンズ・ウエディング-

ジュリア・ロバーツ主演の「ベストフレンズウエディング」は、好きな映画の一つだ。 美人でク…

田中優子
4年前
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彼女がハタチだったときに-白仏-

恵比寿ガーデンプレイスにほど近いカフェでひとり、待ち合わせの時間まで本を読んでいた。 辻…

田中優子
4年前
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女の本質-オール・アバウト・マイ・マザー-

「女は偉大よ。女は寛大だもの。どんなものでも受け入れる」 「いいえ違うわ。女は愚かよ。孤…

田中優子
4年前
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偶然の中の必然、雨と花火-打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?-

初めて隅田川の花火大会に行った。 これまで、いつも混んでいるだろうと思って敬遠していたのだが、予想通りだった。 たった一晩で95万人が浅草に押しかけるらしい。 夕方5時過ぎには浅草に着いた。 花火が上がるまで、2時間ほど夕涼みがてら座って待った。 私は、子供の頃から花火が好きだ。 花火には、特別な思い出がある。 岩井俊二の試み的作品、「打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?」。 それは少女時代の本質だと思う。 それは、好奇心と、センチメントの本質だと思う。 そんな

私のいない世界-死ぬまでにしたい10のこと【Q】-

先月、友達と品川で食事をしたときに、彼女が「死ぬまでにしたい10のこと」を観たと言っていた…

田中優子
4年前
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それでも変わらないもの-ドラえもん のび太の宇宙小戦争-

世間の子どもたちは、夏休みだ。 当たり前のことだけれど、私も、あなたも子どもだった。 う…

田中優子
4年前
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韓流スターL様のこと-冬のソナタ-

さて、ヨン様である。 テレビをつければ、毎日のように話題になるペ・ヨンジュン。 あの、いや…

田中優子
4年前
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本当の眠気をおぼえるとき-エズミに捧ぐ 愛と汚辱のうちに-

今日は映画の話ではなく、小説の話。 人間の回復力というのはすばらしい。 週末の落ち込み方…

田中優子
4年前
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悩みの解決法-ロード・オブ・ザ・リング-

週末、少しショックなことがあって、久しぶりに凹んだ。 凹んだときには、そこからどうにか抜…

田中優子
4年前
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切なすぎる恋のはなし-初恋のきた道-

選挙特番でテレビのチャンネルは独占されている。 民主党が自民党に勝る議席数を獲得したらし…

田中優子
4年前
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スターバックス、朝の習慣-ユー・ガット・メール-

今週から赤坂のオフィスに戻った。 オフィスの入ったビルの1階にはスターバックスがある。 夏の朝は必ずアイスショートラテを頼む。 ジャズの日もあれば、ボサノヴァの日もある。レゲエの日もクラシックの日もある。 スターバックスの今朝の音楽を聴くのを、少し楽しみにしている。 スターバックスが初めて日本に出店したのは、1996年の銀座。 私が東京に初めて住むようになった次の年だ。 そういえば、大学の頃、渋谷の駅構内に見慣れないコーヒーショップができて、気になり始めたと思ったら、瞬く間