見出し画像

【教育】今の自分にできる語り

こんばんはー!20代の高校教師わやです。

年が明けて、学校が始まり、テストがあって、テストを返し、ようやく授業の方も始まってきましたー!3年生の授業が全部なくなったので、1年生2コマ、2年生4コマの計6コマしかありません("コマ"とは、1週間当たりの授業の回数だと思ってもらえればOKです)。

すごい楽ですね、数字だけ見ると。ところがこの数字に見えない部分で実はスーパー悩んでいました。

『学び合い』に本気になれない

これです。現在1年生では『学び合い』を進めていて、なんとなくはやってるかなー?ぐらいの感覚です。でも年末にかけて少しずつ”惰性”になってきていました。『学び合い』で大切なのは小手先のテクニックではなく、本気の願いだと言われますが、「本気」がなくなっていたのです

年が明けて始業式が始まる前、ぼくが授業をしているクラスの担任に呼び止められました。「年末の三者面談で気になることを聞いた」と。あーきたなーと素直に思いました。仕方ありません、ぼくが悪いです。で、聞いてみると、ぼくの授業に対して楽しんで取り組めている人もいるが、不満のある人がいる。不満のある人からは、当然改善が要求されます。主に2点で、

〇自分の答えがあっているかが不安だから説明が欲しい
〇他クラスが扱っているのに、このクラスでは扱っていない内容があるのが不公平

うーーーん。そうだよねえ。担任と色々話して、考えは理解できるが、もっと説明を増やせないのかと言われました。ですよね~。

でも、『学び合い』をやりながら、説明の時間をとるということは、1時間の中で半々!とかに分けるということです。『学び合い』では十分な活動時間の確保が大切で、それができないと効果は薄れてしまいます。一方で短い時間で足早に説明したとて、やはり効果は薄いでしょう。担任の先生には「それではどっちつかずになるのでできません、考えます!」と言い残して、自分の宿題にしていました。

で、こういう教師が本気になれていなくて、クラスを牽引する2割がついてこなくなるパターンの修復セオリーは、正直に謝って仕切り直そう、というものだったと思います(『学び合い』は多くの書籍でセオリーが語られています)。でも、、、

『学び合い』に本気になれない(2回目)

そもそもこんなんで教壇立っちゃダメだよ!ぐらいのレベルで今モチベーションが下がっているので、湧いてこないんです、気持ちが。じゃあ止めたらいいやんって話なんですが、『学び合い』だからこそ見れる景色というのも知っています。この社会を見据えた時に一斉講義と比較にならないレベルで有用なことも知っています。だから、止めたくない。。。そうわがままです。うーーーーん、でもまあ語らないとダメだな。

今モチベーションがありません!でも頑張ってね!なんて言えないので、色々悩んだ末に、「授業をみんなで作ろうね」っていう話をしました。

やはり子どもの「幸せ」を祈っている

まず、なんでこんなへんてこりんな授業をやっているのか改めて伝えました。みんなが幸せになるための力をつけてほしいと。でも、それによって慣れない授業を君らは受けて、大変だし、困ることもあったと思う。今回年末に、2つの意見をもらいました。こうやって授業に対して意見をもらえるのはすごく嬉しい、ぼくはこれに対して改善していく。でも君らも、ぼくの授業の目的を果たすために行動してほしい。こうやってお互いがフィードバックし合って授業がより良くなっていくのって良いね。これからも授業はみんなで作ろうね。

みたいな話です。変に肩ひじ張ってこれから気合い入れて頑張るぞ!と今のぼくには語れないので、そんなぼくでも偽りなく伝えられるメッセージを送れたかなあと思っています。

で、実際2つの意見に対して、とりあえずこう対応するよ、またまずかったら教えてね、と伝えて授業に入りました。最近の惰性の授業よりは目標達成に向けて頑張っていたと思います。

最近は教育方面はダメダメですが、今できる範囲でやることを許しているので、その中でできることはやったかなと思います。これからどうなるかは分かりませんが、ゆっくりやっていきます!

それでは今日はこの辺で!


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?