人のキャリアはどこから始まるのか?

自分のキャリアを考えたときに、それを形作るものはどこから始まっているのか?
それを考えるのは、自分のしている仕事は、本当に好きでやりがいを持ってやっている仕事かどうか、という問いにもつながるだろう。

では、私のキャリアはどこから始まっているのか?
私の場合、おそらくそれは小学生の時分にまで遡ることになるだろう。
もちろん、通っていた学校の歴史だの偏差値だのの問題ではない。
どのような場面において自分は喜びを感じていたのか。それを小学生の頃にまで遡って思い返すのである。

私は秘書という仕事柄、人前に立つことはほとんどない。
それは小学生の頃から変わらず、目立つことのない人生を歩んできた。
発表会で劇をやるといえば主役はいつも先生の目に留まるような目立つ子がやるもので、私はその他大勢が普通だった。
しかし、劇の主役はやらないが、大道具を担当するなら舞台後方に飾る巨大な背景画をほぼ一人で描きあげて驚かれたりした。
主役の人が必要そうな小物を常に準備していて「誰か〇〇持ってない??」って言われたらすぐに渡せるようにしていたのだ。

そうすると、それらは感謝される。感謝されれば嬉しいしやりがいを感じる。

つまり、自分のしたいことと、他人が必要とするものが一致していたのだ。

それは仕事をする上で非常に重要なことである。
それがビジネスになるかにはまた別の要素が必要なのだが、とにかく自分がやりがいを持って仕事をするのには非常に重要な要素なのである。

私は小学生の時分から、そうやって少しずつ自分の秘書というキャリアを積んできたのである。

自分のキャリアはどこから始まるのか?
考えてみると中々興味深い発見がある。
もしあなたが今、これは本当に私のしたい仕事なのだろうか?と考えることがあるのならば、是非自分のキャリアがどこから始まったのかを掘り下げてほしい。
小学生の頃と言わず、幼稚園、なんなら生まれた時にまで遡っていただいてもいい。
そうして、「やっぱりこれは自分の天職だ!」と思えたらまた頑張れるだろうし、「なんか違かった」と気づけたならば、さっさと転職すれば良い。
もちろんすぐに仕事を辞めることはできないかもしれないけど、うだうだ悩む時間は無くなるだろうからそれだけでも儲けもんだ、とでも思ってください。

時間は有限ですが、何かを始めるのに遅すぎるってことはないのだから。

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