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FM PORT閉局でリスナーは何を思うのか?

2000年(平成12年)12月20日開局した新潟県民エフエム放送(愛称:FM PORT)は2020年(令和2年)6月30日で、19年間と6ヶ月と11日で閉局しました。

fmportサイト

開局前の試験放送を家で聴いて、新潟には既に民放FM局が有るのに、え、もう1局出来るの!新潟って凄いんだ!とびっくりした事を昨日のように思い出します。

ラジオ好きだった私は、会社に行く際と、帰る際にはラジオを付ければFM PORTでした。単にエフエム新潟が嫌いとか、BSN(新潟放送)が嫌いとかでなく、新しくできる放送局を応援する気持ちからでした。でも、一つ、一つの番組がリスナーに寄り添い、本気でナビゲーターの方が話しかけてくるのが良かったのかな?と思います。

あ、どこのページでも新潟市万代に有る局舎の写真が上がっていますが、私は、電波を送り続けた弥彦山にある送信所に注目してみました。
弥彦山は、標高634mで、東京のスカイツリーと同じ高さということで、少し前に注目を浴びました。

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弥彦山は、スカイラインという以前は有料道路だった道路が有り山頂駐車場まで車でも行けます。ここまで登る手段は他には、弥彦ロープウェイと下からの登山道も有ります。私は山頂駐車場に車を止めて上まで歩いて行く事にしました。

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駐車場からは、かなり急な道でした。雨はやんでいたのですが、下が濡れていたのでちょっと気をつけないと転びそうな道です。

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途中から紫陽花も見れて良いですね。(晴れればもっと良かったですが、あいにくの曇り空でした)左に見えるのは、パノラマタワーです。最近まで新潟市万代にあった、レインボータワーと同じ構造になっています。

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更に登って行きます。上り坂は辛いです。息がハーハーでした。

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一番最初に左の茂みの中に見えてくるのが、FM PORTの送信所です。今は電波は停波しています。最終的には撤去されるのでしょうか?わかりません。

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残念ながら、こちらからはFM PORTで有る表示等は確認できませんでした。右側の階段近くに白い表示板が貼ってあったのでズームレンズで狙って見ました。

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有りました!平成12年12月開局ですから竣工年月日:平成12年10月です。作ったのはNHKの関連会社のようですが、間違えなくFM PORTの送信所だと思います。長い間私たちに電波を送って頂き、感謝!感謝!です。

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更に登って行くとBSN新潟放送の送信所が有りました。こちらは、地上波デジタルのTV局もやっているので、ここからは地デジの電波とワイドFMでも送信しているラジオの電波が出ているのだと思います。

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更に登っているとNHKとエフエム新潟の共同の送信所が有ります。正面に見えるのはNHKの送信アンテナのようです。

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向かって左側にはエフエム新潟の送信アンテナが有りました。

これは主観ですが、民間の放送局はCMで成り立っています。どちらかと言えば、FM PORTはCMが少なかったかな?と今になってみる思います。じゃあ、我々のよなリスナーは何ができたのでしょうか?放送局が作った有料グッツを買う?企画した有料イベントに参加する?私は、経営の事はわかりませんが、やっぱり、少しでもそういった企画には参加するべきだったのだと反省しています。

番組に積極的にメールを送ったわけでも無いのに、何かポッカリ心に穴が空いてしまったのは、19年という歳月だと思います。私の中で、FM PORTの存在が空気のような当たり前になっていたのだと思います。今まで、ラジオ局、テレビ局が閉局するという事が無かったからかも知れません。民間会社でいえば、倒産、経営破綻は、有りますし、経験もしています。もう一つの現実は、会社で閉局の事を話しても、誰一人FM PORTの存在すら知らない事でした。これは大変ショックでした。ラジオは既に終わった存在なのでしょうか?私はそうは思いたく有りません。テレビは、見ながら何かをするのは難しいですが、ラジオはながら聴きができます。まだまだ存在意義が有ると思います。

最後になりましたが、FM PORTナビゲーターの皆さま、それを支えたスタッフの皆さま、おつかれさまでした。


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